同僚と飲むのもよい 2004.6.28
2004年 06月 28日
今日は久々に朝礼がありました。やっぱり会社の状況は厳しいですね。
それでなぜか企画書に通ったということで、なぜか私に意見を求められました。
「どうすれば仕事が取れるのか」、と。
あまりに漠然とした質問だったので、「わかりません」と返答したのですが、実は自分なりの答えはありました。
せっかくなのでこの場で公開します。それは、「客先(クライアント)の立場になる」と言うことです。
具体的にいうと、客先は業者の提案の「あらさがし」はしません。どうすればわが町がよくなるかという「前向き」な提案にしか目がいきません。それは逆の立場になればよく分かることです。
例えば、自社の経営改善をするための提案を他社に求めた場合、自社の劣悪な経営状況、すさんだ財務状況、乏しい社員構成、などを書き連ねても「それはわかっている」と見なされます。逆に心証が悪くなるかもしれません。ましてや、言葉遣いがどうだの、矢印の位置がどうだの、そんな細かいことなんか全く目に入りません。
むしろ、「御社にはこんな長所(ポテンシャル)がある」とか「こうすれば来年からボーナスが5倍になる」といった提案の方がよく読むはずです。
しかしながら、社内で町に対する企画書を見せると、「もっと相手の危機感をあおれ」とか「この言葉遣いはなんだ」とか「企画書の構成が悪い」など、ネガティブなことやどうでもいいことばかり指摘されます。客先、そして企画書の長所にはなかなか目がいきません。
堀紘一という経営コンサルタントの本に書いてあったのですが、「一日に2人は部下を褒めた方がよい。そうすると自分がいかに社員のことを理解していないのか、自分が勉強不足なのかを知る。しかし、部下の悪いところばかりを指摘していると、何となく仕事した気にはなるが、自分や部下にとってよいこと、成長することは何もない」、と。
全くその通りだと思います。短所を是正することでは平均点には達するかもしれませんが、他より抜きん出ることはできません。やっぱり長所を伸展させる方がよいのだと思います。それは会社の同僚、クライアントに対しても同じです。
つまりは、クライアントの立場に立つということは、クライアントにとって都合のよい話をする(自分の知らない発見を語る)ことだと思います。
そしてそのことを熱く語ることで仕事はうまくいくような気がします。それをこれから「実験的」に実践してみたいと思います。
そんなことを、今日は久々に同僚と飲みながら話していました。最近は同僚と飲むことなどめっきり減っていました。別に避けていたわけではないのですが、それよりも社外に飲む人がたくさんいたので、財布の状況もあり、ちょっと控えていたのです。しかし、たまには同僚と飲むのもよいかもしれません。なんせ、同じ会社で同じ目標を持つ同士です。これからもたまには飲んで情報交換したいと思います。
気持ちよく家に帰りました。しかし、毎週月曜日の楽しみ「あいのり」の時間に遅れてしまいました。今日はオレのファン「ハカセ」が恋する「ユカ」に告白する日です。かろうじてそのシーンは見ることができました。素直に感動しました。ハカセを見るのも来週で最後だと思うとちょっと寂しいですね。
(写真は「あいのり」に出てくる「ハカセ」のアップ)