世の中を笑いに昇華する 2004.6.19
2004年 06月 19日
今日の午前は家でゆっくりして、午後から会社に行きました。通常のウィークデイにきちんとしとけば出てこなくていいのですが。土曜出勤するとツレに言うと、「いつもしょうもないことばかり考えてるからよ!」と言われました。全くそのとおりです。しかし、私はその「しょうもないこと」を花開かせる楽しみをもっている男なので、これだけは仕方ありません。
そう言えば近頃、このコーナーも「冬のソナタ」と「窪塚洋介」に話が偏りすぎているような気がします。同僚からも言われました。
土曜出勤したおかげで月曜日に使う資料を2つ仕上げることができました。そして夜はテレビタイムです。土曜の夜は本当にテレビが楽しいものです。昔はドリフで楽しみましたし。
金曜の夜が「酒を飲む楽しみ」だとすれば、金曜の夜はまさに「テレビを見る楽しみ」ですね。
私が見るのは先ず10時からの「エンタの神様」です。これは新しいお笑いが常に発掘されていて目が離せません。
私の今一番の注目株は、今日は出てこなかったのですが「ヒロシ」です。
芸としては田舎から出てきた売れないホスト風の男「ヒロシ」が、日常の愚痴を切ないメロディに乗せてつぶやくだけのものですが、これがツボにはまります。
「自分で書いた字が読めません」とか「見たくもない老人のパンチラが気になります」とか「フローリングで体が疲れます」とか「太った男友達の胸を触って喜んでいたのは中学までです」とか「学芸会では土でした」とか「野菜が残っているのだからまだ下げないで下さい」とか哀愁や自虐のフレーズが切々と並べられます。
ただそれだけなのですが、ここにはあらゆる事象を見事に「笑い」に「昇華」させる素晴らしい表現力が見て取れます。日々ストレスにさらされている現代人の悩みや憂いを「笑い」のもとに相対化する。ここにウケる本質があるのでしょうか。
私もいい意味で世の中を笑って生きたいものです。
ちなみに今日のエンタでは「ギター侍」が出てきました。寝たはともかく「顔」が面白いです。これも立派な芸風でしょうね。
次にエンタが終わったら「冬のソナタ」です。今日はミニョンさんのストーカースタイルが笑えました。
(写真はギター侍・波田陽区)