2円 2004.6.15
2004年 06月 15日
今日のところは提出した時、担当者に簡単に内容を説明するのですが、一人で行ったので、独壇場で楽しく説明できました。
偏差値30か70の企画書ですが、担当者的には結構うけがよかったように思います。月曜日にプレゼンです。
さて、今日のタイトルについてです。
夕方、会社に帰ってからダイエーまで買物に行ったのですが、そこである日用品を買おうとしました。1,344円でした。財布を見ると千円札が何枚かと、小銭がジャラジャラしていました。
ここは千円札1枚と小銭できっちり払いたいものです。小銭を数えると、何と342円。2円足りないのです。
普通ならここでもう1枚千円札を出すところでしょう。しかし、今日は何となく横着心が出てしまい、「2円まけてくれません」という言葉が出てしまったのです。
この時、レジの人はどうするでしょうか。普通の個人商店ならすぐにまけてくれることでしょう。しかし、大型店では難しいものでしょうね。行動としては、
①まけない
②自分の財布から2円出して、まけてあげる
ここにレジの人の「公」と「私」の境界感が出てきます。実際、レジの人もかなり迷ったようです。これが200円くらいになると、すぐに①を選択するのでしょうが、2円だと微妙です。私は商品を買う買わないよりも、レジの人の行動に興味を持って見てしまいました。
結果は①でした。個人的な感情では「2円くらい・・・」と思うのですが、よく考えると、その店はきちんと社員をマネージメントしている証でもあるのです。そういう意味では「いい店」なのかもしれません。
ここで私は、「公」と「私」の境界性には文化が出るものだと感じました。
アジアなんかだと1,344円の売上のためならすぐにまけてくれるものです。大阪でもその傾向があります。
福岡(と言うよりダイエー文化?)では「公」の部分がきっちりしているのでしょうか。
「公」と「私」の境界という切り口で日常を見ると面白い気がします。
(写真は大阪弁をしゃべるインド人サトシ―カルカッタの路上―まけてくれるけどトータルではぼっている)