オレとオマエ 2004.6.12

今日は「春日まちづくり塾」の日。12月から始まって今回がラストの企画。来月は卒業式となります。
前回からグループで作業した「笑いのまちづくり」は今回で仕上げる必要があります。2時間もの時間を与えられましたが時間ないには間に合わず、結局、終了後に残ってようやく仕上げることができました。次回はなんと市長や市会議員の前でプレゼンとなります。

その後、会社に行き仕事の企画書。「仕事の企画書」はどうも進まないのですが、「仕事でない企画書」は楽しく、ぐいぐい進みます。ベストは「楽しいことが仕事になる」ことですが、早くそこに到達したいものです。

その後、夜は大学の友人と久々の再会で飲みに行きました。小さな同窓会というわけです。大学時代というのは、正直、人生でもっとも気楽な時期です。

話は少しそれます。「ドラえもん」という漫画のある話で、のび太が従兄弟の大学生お兄さんにおはぎを届けるのですが、それを寝そべって食べる従兄弟を注意すると、「かたいこと言うなよ」と返答されるシーンがあります。そこでのび太がポツリ、「気楽でいいよな」と。

私が「気楽」「固いこと」という言葉を初めて知ったのがこの話であり、私の中では、「気楽」「固いことなし」「大学生」はセットになっています。

その話に象徴されるように、大学生とは世の中で最も気楽な存在なのです。

話を戻します。昔の友人・知人と「久しぶりに会う」時には常に緊張が走るものです。その緊張の背景には、「姿が変わった(太った、痩せた、はげた等)」、「お互いの比較(仕事、結婚、経済等)」などがあると考えられます。しかし、ほとんどの場合、その「緊張」は瞬時に解けほぐれます。

なぜ「緊張」がほぐれるのか。それは4年間もの大切な気楽時間をともに過ごした仲間であり、お互いを誰よりもよく知っていたため、現在の「仕事」「経済」「立場」「容姿」など外的な要素は瞬時に消え去るためです。つまり、4年間で「本当のオレとオマエ」を知るようになったため、久しい期間が何年であろうと、瞬時に「オレとオマエ」の関係に戻れるものなのです。

今回に関しても「今何をしている」という話は最初の10分で終了してしまい、あとはほとんどが当時の思い出話など「オレとオマエ・トーク」でした。

こういう関係は本当に大切なものです。もしも会ってから10分以上「緊張」が続くようであれば、基本的にそこには「オレとオマエ」関係はなく、余分なストレスを与え合う関係であると言えます。社会に出ると、大部分が「緊張」の関係におかれます。しかし、今回のような「気楽なオレとオマエ」関係でいられる時間は本当に貴重なものです。

思えば、私の生活には「緊張」と「気楽」がうまい具合に調和しています。私はそのような「緊張」と「気楽」のアウフヘーベンによって、楽しく前向きな人生が構築されると考えています。

ちょっと長々と書いてしまいましたが、私の言いたいことは「緊張と気楽の関係のバランスをうまく取ることが楽しい毎日の秘訣」だということです。

とりあえず、今回、最大限の「気楽」をプレゼントしてくれた、我が同窓にはあつく感謝申し上げたいと思います。

(写真は実写のび太)
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by katamich | 2004-06-12 01:39 | ■日一日 | Comments(0)