文章が長すぎる 2004.5.14
2004年 05月 14日
いつも短く書こうと心がけてはいるのですが、知らずのうちに長くなるのです。
さて、今日の一日ですが、、、いつもの日常でした。
今朝は、家の近所の役所に直接向かって、一時間ほど話をした後、会社に戻りました。
せっかくだから他にも営業に行ってみようかとも思いましたが、、、ないのです。近くにまわるところが。
我が業界は、年々、環境が厳しくなっています。
私は大阪出身だからが、同業に会うと、つい「もうかってますか?」と聞いてしまうのですが、どこからも「ぼちぼちでんな」という言葉は返ってきません。
それでつい安心してしまうのですが、冷静に考えると全く喜べないんですよね。
新聞等によると、景気は現在、回復傾向にあると報道されています。
しかし多くの労働者はそのような実感を持っていないと思われます。
儲かっているのは自動車や家電など一部の大手製造業のみです。
つい最近までは「ケータイ、パソコン、MD」、今は「デジカメ、液晶、DVD」など新しい需要が絶えず生み出され、数字の上では景気回復しているかのようにも見えます。
繰り返しになりますが、多くは回復の実感などないと思われます。特に我々の業界は最悪です。
我々の業界と言うのは、公共事業に基づくものですので、仕事が潤沢にあるときは天国なのですが、ないときはあがくことさえできません。造注という考え方もあるのですが、クライアント(お役所)の方で「金がない」と言われたらそれまでです。今はまさにその状況なのです。
だが現在、儲かっている大手製造業も今の我々のように厳しい時期がありました。
バブルが崩壊して金融機関が麻痺していた当初はまさにその状況です。
当時、大手製造業は抜本的なリストラを繰り返し、それが功を奏して、今になってようやく笑うことができたのです。
一方、我が建設業界はバブル崩壊後、実は「失業対策特需」というものが到来し、金融機関や製造業が血を見る思いをしている時に、大笑いしていたのです。
当時、建設業界では、周りの景気がどうなろうと我々には決して影響しないという、言わば「浮沈神話」が実しやかに囁かれていたそうです。
だが見てのとおり「浮沈神話」は見事に幻想に終わってしまいました。
現在、建設業界では、かつて製造業がそうであったように、リストラが大手を振っています。
しかし、それでいいのでしょか。製造業ではリストラの間に体力を持ち直して、新しい需要の喚起に備えることができたのですが、我々は体力を持ち直しても需要がなければどうにもなりません。多少の需要は生まれても、「建設業三種の神器」のような大規模な需要は期待できないと思われます。
それでは、我々が生き残るためにはどうすればいいのでしょうか。
そのためには新しい「仕組み」が必要です。その仕組みを作るためには「前提」を変えることが必要です。その「仕組み」と「前提」についてはある程度見えているのですが、今それを展開すると、また「長すぎる」とお叱りをうけそうなので、別の機会に本HPのコンテンツで改めて取り上げたいと思います。
やはり長くなってしまいました。
今日は6時過ぎに会社を出てから飲みにも行かず、家でJAZZを聞きながらPCに向かっています。
「なんて寂しい」と思われそうですが、意外と充実しています。