一番好きな仕事 2004.5.10

私の仕事というのは、分類上は「建設コンサルタント」になるようです。
これは村上龍の「13歳のハローワーク」にも載っていないマイナーな業種です。

仕事内容は、国、県、市町村に対する政策立案の支援、行政課題の解決に向けた助言等を行います。
例えば、マスタープランと呼ばれる自治体の総合的な政策指針づくり、都市計画法に基づいた計画なまちづくり、住むという視点に立った住宅政策、それから、観光振興、まち興しのためのアイデア提供、高齢者や障害者に住みよい福祉のまちづくり、男女共同参画を実現するための計画・条例づくりなど、など、本当に多岐に渡っています。
一見するとロマン溢れる仕事のようですが、その実、単なる役所の下請け仕事に終始したり、マニュアルに基づいた単調作業が続いたり、議員さんや大学の先生の言うことに絶対服従になったりなど、楽しくないことも決して少なくありません。

一方、仕事の作業内容としては、「会う」「読む」「書く」「聞く」「話す」「見る」「考える」「計算する」、さらに「歩く」「走る」「動かす」「飛び込む」など考えられる仕事行為のほとんどを網羅しているようで、私のような飽きっぽい人間には、かえっていいのかも知れません。

そこでふと考えました。このような仕事行為の中で私は何が一番好きなのだろうか、と。
「会う」は好きだな、「読む」もまあ好きだな、「書く」も結構好きだな、「聞く」は苦手かな、「話す」はうん好きだな、「見る」は対象によるな、「考える」は大好きだな、「計算する」は嫌いかな、「歩く」は好きだな、「走る」は疲れるな、「飛び込む」は背泳ぎしかできない、じゃなくて、飛び込みで営業するのはペースに乗れば好きだな、、、など。

いきなり結論付けますが、「自分で(好き勝手に)考えたことを人前で話する」のが一番好きな仕事のようです。

そして今日はその一番好きな仕事がありました。それは「プロポーザルコンペ」と呼ばれ、ある仕事のテーマに関して、各社が企画書を作成し、それをクライアント(主に役所の上役)の前で発表(プレゼン)するというものです。

最終的には企画やプレゼン及び質問に対する回答の内容などを総合的に判断し、最も勝っている業者を選定し、契約に至ることになります。

私がメインで取り組んだものでも、これまで何度か当選したことがあり、その時は「やってて本当によかった」と思うほど嬉しいものです。

と、言いながらも、今回は企画書の作成はしたものの、プレゼンではあまり活躍の場がなかったように思います。相手からの質問が難しかったのもあり、大半を上司が受け答えしました。

結果は、当選の場合、明日連絡が来るようです。
さて、この仕事ですが、私は「とれる」と思っています。
この大口がどうなるかは、明日には分かります。(こんなこと言っていいのかな・・・)
by katamich | 2004-05-10 00:03 | ■ビジネス・事業 | Comments(0)