笑いのまちづくり 2004.5.8
2004年 05月 08日
今日は全7回のうちの6回目で、午前9時から12時までの開催でした。
まちづくり塾には春日市を中心とした一般住民30名程が参加しています。
塾の前半ではまちづくりや住民参加の手法を学び、後半では実際のまちづくりを塾生で企画していきます。
今回は6回目ですので、後半にあたる実際のまちづくり計画の2回目になります。
前回は30名の塾生が宿題としてそれぞれ提案を持ちより、一人ひとりショート・プレゼンテーションした後、人気投票や類似提案の統合などを行い、3つまでの絞込みを行いました。
前回、私は遅刻して、さらに宿題を忘れて参加しましたので、バタバタと即興で提案しなければなりませんでした。
とは言うものの、まちづくりの仕事をしている以上、仕事ではできない面白い提案をしたいと思い、最近漠然と考えていたことを今回の提案のテーマにしました。
そのテーマとは「笑い」です。笑いはただ楽しいだけでなく、人の健康増進にも役立ち、さらに笑いの周りには独特の明るいエネルギーが充満しています。そして、これをまちづくりに役立てられないだろうかと考えたのです。
その時のプレゼンでは「毛色が違う、なんか面白そう」という雰囲気が伝わってか、結構な支持を得ることができました。しかし、最終的には他の提案と手を組んだ方がよいという意見になり、統合の上での生き残りを果たしました。
そして今回です。事務局の方で検討された結果、企画の選定がちょっと強引だったなどの理由で、「笑い」の提案を含め、6つの提案で再びプレゼンが行われることになりました。
その結果、「笑いのまちづくり」は独立した企画として敗者復活を果たしてしまったのです!
メンバーはまちづくりの専門の方も含め、7名で、それぞれ独特なキャラクターが集まりました。
しかし、「笑いのまちづくり」はテーマや目的、その効果などは分かりやすいのですが、実際の企画となるとあまりにも漠然としており、メンバーは正直不安のようでした。だがそれもこの企画の魅力にうつったようです。
五里霧中の中、企画づくりが始まりました。すると、皆さん、面白い感性の持ち主だけに、話をしているうちに段々と形になり始めたではないですか!!
最終的にタイトルは「笑いのバカぢから」に決まり、具体的にやることまでが1つ2つと出てきました。素晴らしいことです。
最後に再びプレゼンテーションと質疑応答をもって今回は終了しました。
次回はそれぞれの企画の仕上げとなり、まちづくり塾も終了となります。
「笑いのまちづくり」は最近漠然と考えていたものが、今回の機会に恵まれ、何となく形になりそうです。
詳細については、できれば春日市地域づくり課の許可を得て、「かたみち切符」の「未来的提案」で紹介したいと考えています。
ちなみにですが、「笑いのまちづくり」にはモチーフがあります。以下にその参考文献を紹介します。
☆村上和雄著『生命のバカ力(いのちのばかぢから)』(講談社プラスアルファ新書)
村上氏は遺伝子研究の世界的権威です。この本には「笑い」が人間の免疫力を向上させ、糖尿病患者の血糖値を下げたなどの事例が紹介されています。
全体を通して、非常にエネルギーを感じる、意欲が湧く本ですので、ご一読を薦めます。
将来の希望としては、村上氏監修のもとで実際に「笑いのまちづくり」をいろんなところで推進できたらな~、と思っています。