人生を変える8日間 2008.5.20

 今日は8日間の加賀田研修の最終日。いつもの時間にいつもの電車に乗って会場に入ります。昨日からより社員向けの「特訓」のようになり、体育会的に延々とロープレを繰返します。先日、私の研修でも言ったのですが、何事も極める上で一番重要なのは、無意識にできるようになることです。その話が社員さんの腑に落ちたようです。つまり、

1.無意識的無能
2.意識的無能
3.意識的有能
4.無意識的有能


の段階を意識して、反復することが重要なのです。確かに世の中には「天才」と呼ばれる人がおり、このようなプロセスを経ることなく、4番目の「無意識的有能」に達している人はいます。例えばジャコ・パストリアスというジャズベーシストなどは、どんな楽器でも手にした瞬間から、かなりの腕前で演奏できたと言われています。しかし普通の人はそうはいきません。楽器で例えると、最初は楽器を持ったこともない人は、実際演奏できるかどうかもわかりません。これ一番目の「無意識的無能」です。そして楽器を触ってみると、演奏できないことがわかります。これが「意識的無能」。その後、教則本を読んだり、人から教えてもらったりして、何とか演奏らしきことができるようになります。これが「意識的有能」の段階。で、練習を繰返していくうちに上達します。そのうち、教則本など意識せずとも、自然と演奏できるようになる。これが最終段階の「無意識的有能」です。

 ただし、より卓越したパフォーマンスを得るためには、もう一度、意識的に練習することも必要です。そこで改めて2番目・3番目の段階に戻りながら、さらに無意識的な卓越性を習得する必要があります。この繰り返しが、いわゆる「極める」プロセスであり、「天才」に近づくための唯一の方法なのです。

 で、営業も同じこと。多くの営業マン、うまくいかない営業マンは2番目の「意識的無能」の段階にとどまっており、単に「できない」ことがわかっているだけ。そして営業はつらい、難しい、向いてない、ということだけがわかっているのです。加賀田式セールスってのは、単なる精神論ではない「営業の科学」であり、その方法論にしたがって反復練習するだけで、誰もが「営業のプロ」になれるものです。「営業のプロ」になれれば、「お金」と「人間関係」の悩みから永遠に解放されます。

 で、昨日は「営業のプロ」になるための反復練習を延々とやっていました。何度も何度も同じことを繰返すのですが、とても楽しいです。例えば「アプローチ」なんてのはスタイルが決まっていて、このやり方でアプローチすれば、飛込みであろうがなんであろうと、相手の心の中にスッと入っていけるのです。簡単。覚えることは僅かな「トーク」「話し方」「身振り」「表情」だけです。会ってから僅か1分。1分以内に「座る」ことが重要なんですが、その1分間で営業の成果が決まってしまいます。座ってしまえばこっちのもの。う~ん、、、簡単。ちなみにこの「アプローチ」は営業用ではありますが、ちょっとアレンジすれば日常生活でも使えます。この辺、、、私のセミナーでもやろうかな、と思います。初対面で会って、瞬時に仲良くなる練習を。ま、この辺りのことは今までのセミナーでもやっていたのでしょうが、これからはより「意識的」に組み立て、僅かの間に「人間関係」を築くための「魔法」をお伝えできればと思っています。もっとも、私のセミナーでは、おそらく他のどのセミナーよりも参加者同士が仲良くなりやすく、各地で私のセミナーがきっかけの「会」ができているようです。これなどは「人間関係」のスキルを知ったもの同士なので、ある意味、当然と言えましょう。「人間関係」のスキルを伝えておきながら、そこに「人間関係」ができてなければ、セミナーの効果が疑われるものですし。もちろん全員が全員ではありませんが、全体的にそういう雰囲気ができているということです。

 で、「加賀田式」の話に戻しますが、「加賀田式」はまさしく「営業の科学」。これを知って一ヶ月間反復練習をするだけで、誰もが「営業のプロ」になれるのです。そして今日は最終日。社員さんの「出来上がり」を加賀田先生がチェックします。午前中はこれまでの復習。そして午後から数名の社員さんをチェックします。アプローチから商品説明、クロージングまで。その結果、、、加賀田先生がうなる。合格だ、と。「うわ~感じええな~、売れるよ、言うことなし」、と感心します。おそらく最初はそうではなかったはず。しかしこの8日間で加賀田先生も認める「営業マン」に変身したのです。すごい。まさしく「営業の科学」です。あとはこのまま現場で数字を上げるだけです。私は今のところは飛び込みはやっていませんが、私だって負けてないです。この8日間でかなりパワーアップしたと思います。おそらく不動産なんか一千万であろうと一億であろうと売れるでしょう。仮に一千万円の物件が売れれば営業マンに支払われるフィーは60万円。一億円の物件なら600万円です。先日も言ったと思いますが、一千万円の物件と一億円の物件では、おそらく一億円の物件の方が売るのは簡単でしょう。なぜなら一億円の物件を買う人は、それなりにお金を持っていますし、おそらく細かいローンなどを組むこともないでしょうから。その物件がいいものだと思えば、営業マンは「口一つ」で600万円が瞬時に懐に入ってきます。そしてその物件がいいと思うのはお客さんではなく、営業マン。つまり営業マンが「いい」と信じることができれば、何が何でも売れてしまうのです。一般サラリーマンの年収が一日で入ってくる。これが「営業」の世界なんです。私はほんと、すごい「魔法」を手にしたものです。もう私に売れないものはない。

 で、この「魔法」を手にしてパワーアップした私の姿を見ることができるのが、5月22日(木)のこの番組です。

インターネットTV『鳥居祐一と愉快な仲間たち<賢者の交遊録>』

 夜の8時スタート。私のセミナー以外で「動くQ」が見られるのは、この番組が初めてだと思います。是非、ご覧になってくださいね。私も凄く楽しみです。

 で、また話を戻しますが、今日は感動の最終日でした。私はあくまでオブザーバーという立場でしたが、社員さんと一緒になって学び、練習します。加賀田先生が数名の社員さんの出来を見て合格を出したあと、少しだけ残った技術について学びます。そして最後は、一人ひとり、前に出て8日間の感想とこれから目標について語ります。いいテンションです。なんだか感無量になります。実は加賀田先生は7時45分の飛行機で大阪を発つことになっていましたが、最後の締めくくりの時間がないということで、その飛行機をキャンセルして、別の便を取り直して我々に付き合ってくれました。それこそ最後の最後まで。すべての研修が終わり、この8日間のノートにサインをもらいます。そのサインには「一発必中」と書かれています。加賀田晃は現役時代、飛び込み営業の世界でほぼ100%成約という実績を残しています。100%は極端にしても、90%、いや99%は飛び込みで成約しているのです。これは事実です。しかし加賀田先生は「100%」を狙ったことは一度もないと言います。狙っているのは目の前の客に売ること。常に一人ひとり、一つ一つ。それを確実に積み上げていった結果、振り返ってみると100%だったと言うに過ぎません。

 我々に残した言葉は「100%を狙うな!大事なのは目の前のお客さんだ!」ということ。目の前のお客さんに全力を尽くす。これが「一発必中」の意味です。これは人生についてもいえるでしょう。先のことなど考えずに、とにかく「今」に全力を尽くす。「今」に全力を尽くせない人間が、未来をよくすることなどできません。人生を最高にすることなどできません。今。一発必中。これが人生を創るのです。

 空港に向かうタクシーがビルの下に到着しました。加賀田先生を社員全員でお送りします。そして加賀田先生は最後の最後まで我々を激励します。印象的だった一言。

ブッチギレよ~!!

 とにかく「一発必中」でぶっちぎる。マッハの勢いで最高の人生を走る。決めました。私も今以上にぶっちぎろうと思います。人生を変える8日間。ありがとうございました。ぶっちぎります!!

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by katamich | 2008-05-20 23:43 | ■営業の神様 | Comments(0)