いわゆる未来予想図 2008.3.20

 今日って祭日だったんですね。朝、7時半過ぎてもツレが普通に寝てるので、「もう7時半やで!」と起こそうとしたところで、気がつきました。私にとっては何も変わらない一日でしたが、今日は「春分の日」。いよいよ春ですね。そしてセミナーは明後日。福岡は雨が降ったせいか、花粉があまり飛んでないようで、今日は神社に行くのに外に出ても花粉症は出てきませんでした。鍼灸も効いてるのかな。明日、もう一度行こうと思います。

 ところで、今月から「神社」へのウォーキングを始めましたが、もうすでに習慣と言うか、癖になってきたようです。これって自分に必要なことだからかな、とか思っています。長く続かないことって、実は自分にとって不必要だから、という考えもできますよね。そう言う意味では「継続は力なり」ってのは嘘で、「力になるものが継続できる」が正しいのかもしれません。ですので、どうしても続けたくない!と言うものは、無理して続ける必要もないと思います。

 ただ、肝心なのは、その時その時の一時的な「感情」のみで続ける止めるを左右しないことです。何かの目的があって「続ける」ことを決めたのであれば、とりあえずは「期限」を決めてでも続けてみることが重要です。なぜなら、これは何か特別のことなら続けられる、と言うこと以前に、「続ける」という行為、習慣、それ自体が身につかなくなるからです。これってものすごいOSです。要は基礎的部分。何をやっても続く人もいれば、何をやっても長続きしない人がいます。これは行為の基礎的部分であり、何々だから続けられる、とか何々だから無理というレベルものじゃないんです。それは上っ面のことであって、ベースとなる部分、つまり「続ける」というOSがきちんとしてなければ、大抵のことは難しいのでは、と思っています。

 ですので、何でもいいので、続けられそうなことを期限を決めて、きちんと続けてみるだけで、OSとなる部分はかなりバージョンアップされるのですね。と言うわけで、2月から始めた「100日ブログ」ですが、今日で49日目を迎えました。正直言って、これは時間があるからできるのであって、我ながら結構労を要する作業でした。一度読んだものもありましたが、ほとんどが一から読んでそれをレビューすること。それも毎日。決して楽ではありません。しかし、100日は続けると決めたのだから、とにかく無理やりにでも読んで書き続けました。とりわけ、この数日はヘビーな本を残していましたし。

 最初の50日はあらかじめ決めた50冊がありました。ですので、その50冊を読まなければ進まないのです。最初の方は軽いものから読んでいったのですが、この一週間ほどは読むだけでも大変なものを残してしまっていました。でも、一応、斜め読みながらも全体の内容をつかめる範囲で読んで、レビューしました。特にこの3日は大変。詳しくは「読書箱」ですが、何を読んだかと言うと、

・ローレンス・トーブ「3つの原理」
・赤城夫婦「マリッジ・プレミアム」
・松井孝典「宇宙人としての生き方」

でした。これらを3日で一気に読んでみたのですが、面白いことに大きな共通点がありました。それは「新しい時代を予見している」ということです。それぞれについて詳しくは、「読書箱」を読んでもらえばわかると思いますが、まず「3つの原理」から。これはローレンス・トーブという在日経験もある在野の研究者が、表題通り「3つの原理」から歴史のビッグピクチャを解明するという内容です。その「3つの原理」とは、社会階層(カースト)、性(セックス)、年齢(エイジ)です。

 結論から言うと、今、まさしく時代が変わろうとしている過渡期であり、カーストによると「労働者の時代(シュードラ)」から、一巡して新しい「宗教・精神の時代(バラモン)」が到来しつつあります。セックスによると、女性原理から男性原理の時代を経て、今、まさしく「両性の時代」を迎えようとしています。エイジについては、現在は歴史年齢(社会の成熟度)は19歳であり、今、まさしく「成人(成熟)」を迎えようとしています。それぞれの「原理」が次のパラダイムへと変化を遂げるまさにその瞬間であり、しかも3つが重なり合っている貴重な瞬間だと言えます。その変化を一言で言えば「精神の時代の到来」であり、人類は「超人類」化すると予想されています。

 赤城夫婦の「マリッジ・プレミアム」は、「幸せな結婚」は「成功」のための条件であるという視点で書かれているのですが、これまでの「夫婦間」と言うのは、我をも忘れるほど相手に熱中しているから、お互い攻撃しあうか、どこかで妥協点なり理解をしようと努力するか、と言うのが多かったように思うのですが、最終的な理想段階、つまり「共鳴夫婦」という新しい夫婦間パラダイムを示しています。これからの世の中は、旧来以前の「男女間(家父長的)」がいい意味で「あいまい」になり、性は違えども、お互いが「男性的な部分」と「女性的な部分」を持ち合わせ、それらを理解し、統合する社会が来ると予見しています。そう言う時代に必要となるのが、まさしく「共鳴夫婦」と言うわけです。

 この考え方は「3つの原理」における「両性の時代(二つの性の弁証法的発展形態)」という将来予想と重なる部分が大いにあります。また、もう一冊の「宇宙人としての生き方」でも、著者ならではの将来像が示されています。その本の主張は「宇宙人」として地球人(人間)を見ると言うことですが、自然科学畑の研究者だからか、将来像に対してやや冷徹な見解も見え隠れし、私個人はあまり共鳴しませんでした。簡単に言うと、今の人間は問題だとして、その理由は「文明をもった」からだと言います。そこで文明をもつ「人間圏」の拡大が、地球システムとの不調和を起こし、宇宙から地球を俯瞰した場合、もはや耐えられない状況に来ていると、やや悲観的な見方をします。極論かもしれませんが、著者の有名な主張に「おばあさん仮説」というものがあります。これは生殖能力を失ってもなお生延び、さらに出産や育児の「知恵」を授けてスムーズに再生産を促すことで、不調和な人口増加が起こってしまったとする見解です。これはややもすると、「姥捨て山」や「間引き」を正当化するものであり、本書でもそれを否定する記述は見られません。

 しかし、現に人口が増大し、環境破壊だけでなく食糧不足の問題も顕在化しつつある中、確かに「人間中心」としての考え方は見直す必要があるかもしれません。そこで新しい「共同幻想」を持つことが大切であり、まさしく「宇宙」から「地球(人)」を見ると言う、観点が必要になってくるかもしれません。そう言う意味で、前の二冊(「3つの原理」「マリッジ・プレミアム」)とは趣向は異なりますが、新時代を想起している点では、何かしら通じるところがあると見たものです。

 ともあれ、偶然にも3冊続けて「未来予想」に関する内容が出てきたのですが、いずれも「今・現在」が「新しい時代」に向けての転換点であるという主張は共通しています。そして我々は今まさしく、そういう「時代の過渡期」に生きている、と考えることもできるわけです。実際、未来がどうなるか、と言うことを私が予想するには、ちょっと説得力が弱いとは思いますが、おそらくは「精神の時代」と呼ばれるパラダイムへと移行することは、なんとなくのレベルで予想できます。ただそれはオカルトな意味ではなく、何度も主張しているように、「精神世界の科学化」であり「科学の精神化」であると考えています。つまりこれまで「目に見えない」と思われていたことが(オカルト的なのも含めて)、すべて「科学」で説明できるようになり、それがゆえに、今までは「目に見えない世界」への関心を示さなかった人たちも一斉に目を向けるようになるのではと思っています。

 実際、どうなるかはなってみないとわかりませんが、いろんな人が論じる「未来予想」に耳を傾けることは、新しい時代への準備として、決して無駄なことではないと思っています。私もいつかは説得力のある「未来予想」ができればな~と考えています。堅い話になりましたが、今日はこの辺で。ありがとうございました。

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by katamich | 2008-03-20 23:20 | ■時事問題 | Comments(0)