未来予想と将来不安 2008.3.16
2008年 03月 16日
夜はツレが打ち上げに行ったので、私は一人でご飯を食べます。何か作ろうとも思ったのですが、手抜きして近くでうどんを食べました。家に帰ると、読書をしたり、英語の勉強をしたり、そしてテレビを見ました。今日見て面白かったのは、爆笑問題が司会をしている「近未来×予想テレビ ジキル&ハイド」という番組です。先週から見始めたのですが、結構面白いです。先週は将来的に懸念される水不足と食糧危機の問題と先端のロボット工学の話が取り上げられていました。で、今日は「2011年にえらいことが起こるかもしれない」という話でした。
それは何かと言うと、2011年に太陽黒点の爆発により「太陽フレア」という巨大なエネルギーが放射され、それによって太陽系の惑星、特に地球の人工衛星にダイレクトな影響が生じる、と言う話でした。「太陽黒点」がなぜ黒いかと言うと、その部分だけ他の表面と比べて温度が低いからであり、その下にはこれから噴出しようというエネルギーが蓄えられており、その反動で巨大なエネルギーが放出されるのだとか。これまでも何度か観測されていて、実際に人工衛星が燃えて墜落、なんてこともあったそうです。で、2011年には非常に大きな太陽フレアが生じて、地球の周りの3,000基の人工衛星が次々と墜落、なんて可能性もあるとか。そうなると電気や通信、その他の生活に関する機能が一斉にストップしてしまい、世の中は大パニックになる恐れがあるそうです。そして地球の磁場の狂いから、日本でもオーロラが観察されたりなどの異常現象が起こるそうで、現に数年前の太陽フレアの放出時には東京でもオーロラが見られたそうです。オーロラってとてもロマンティックな印象がありますが、それ自体は強力な電磁波で出来ており、直接的には有害なものだとか。ですので、日本でオーロラが生じると、これまた様々な障害が起こる可能性があるそうです。
その番組見て、、、もしかしたら「うわ~アセンションの前触れだ!」なんて思う人もいるかもしれません。しかしもちろん、太陽フレア自体を防ぐことはできないのですが、それへの対応はすでに考えられていて、懸念されるような最悪の事態にはならないだろう、とのことでした。先週は地下水が農業用水として大量に使用されていることから、数年後には水不足・食糧不足が生じるであろうという話がありましたが、これについても一応は解決策があるようです(海水の淡水化など)。
何が言いたいかと言うと、実際には「本当の最悪の事態」が予想される場合は、テレビなどでは放映しない、ということです。もちろん書籍にもインターネットにも出てきません。ですので、放映された時点で、少なくともその内容に関することについては「安心」だと思っていいです。また、昔から地球の資源がなくなるなど言われていますが、考えてみれば、私が幼いころ、石油はあと30年で無くなる、と言われていました。しかし、そろそろ30年経とうとしているのですが、未だに無くなる気配はありません。もちろん中東の石油はそろそろ無くなるだろうと言われていますが、アメリカ合衆国は腐るほど石油を持っています。また、石油代替エネルギーというのも、既に実用段階にはあるのですが、それを広めてしまうと石油の価値がなくなる、つまり産油国にとってのメリットがなくなるがゆえに、代替エネルギーを政治的に阻止しているわけです。
今、石油が高騰していますが、これも希少だから高騰しているのではなく、石油の高騰曲線を鑑みた投機筋が先物買いしているのと、ドル安であることから、これも投機筋がドルから石油や金などの現物資本に乗り換えているからに過ぎません。その辺が石油に興味をなくしたら、原油価格などストンと落ちます。ですので、実際には石油自体の価値は変わってないし、そもそも無きゃ無いでなんとかなるのです。また、資源枯渇問題は原発を正当化するためのプロパガンダという説もあるし、また、地球温暖化は全くのデタラメという論者もいます。私には何が正しいのかわかりません。
ただ、一つ考えられるのは、原油高騰も資源枯渇も地球温暖化も、メディアで騒がれている裏には、何か政治的経済的意図がある、ということです。それを知ったところで、一個人に何ができるわけでもありませんが、少なくともマスコミが叫んでいることにいちいち同調して、一緒になって騒ぐようなことはしたくないな、と思います。もちろん「フォトンベルト」や「アセンション」も同様です。これは確かオーストラリアのある主婦だったか大学生だったかが、冗談半分で言いだしたことが、何かの拍子で広がったに過ぎません。その主婦がチャネラーだ、という解釈をする人もいるでしょうが。とにかく2012年になっても、精神世界で言われるような大それた現象は起きない、と言うのが私の「予言」です。でも今年から世界規模でいろんなことが変化していくことは、間違いないとは思いますが。ただ、これまで変化しなかった時期などはないので、はたして特別なことか、という注意は必要でしょうが。とにかく今後もテレビやメディアで、地球温暖化や異常気象、超常現象等に関する報道や番組がなされるとは思いますが、一応、放送されているという時点で、その問題は大よそ解決済みだと考えてもいいでしょう。騒ぐに値しないことです。
その後、夜にたまたま見てた番組に目がとまったのですが、何かと言うと、若者の間で「貯金」が流行っている、という話でした。とにかく節約に節約を重ねて、貯金の残高が増えていくことに快感を覚えているようなのです。それ自体は別に悪いことでもないのでしょうが、違和感を感じたのが、それが20代前半の若者である、ということです。インタビューによると、既に老後のためとか、社会不安に備えてということで、20代で1000万円貯めるのが目標だ、などと言っていました。私に言わせると、、、何ともったいない!と思いました。テレビに出ていた人は手取り17万円の中から10万円を貯金に充てているそうですが、仮にその半分の5万だけでも「自己投資」に充てればどれだけ効果的だろうか、と思いました。20代で1000万円貯めるよりも、20代で年収1000万円以上にする方が、はるかに老後や社会不安に対応できると思うのですが。
もちろんお金を貯めること自体はいいことです。確かに貯金があれば生活や心にもゆとりができます。しかしたとえ貯金残高が増えようとも、何かの拍子で大量の出費が生じたりなどもあるので、絶対の「安心」を担保するわけではありません。それよりもいかなる状況下におかれても稼げる自分になる方が、よほど安心です。例えば営業スキルなどを十分に身につければ、文無しになろうが、連帯保証人で借金を抱えようが、すぐに取り戻せます。ひたすら貯金に励むだけだと、それこそ断れない連帯保証人になって、貯金がすべてなくなってしまったら、もう、それで終わりです。人生に絶望することでしょう。しかし、自分がいくらでも稼げる状況になれば、人生のやり直しはいくらでもききます。そうなるためには、やはり20代、30代をいかに過ごすかが重要です。ひたすら貯金することで、確かに節約や貯金のスキルは上がるでしょうが、ちょっと人生寂しくないかい、、、と思った次第です。私なら稼いだお金は多少は貯金しながらも、いくらかは自己投資に充てて、さらに稼げる人間になろうと努力します。そして稼いだお金で「自由」を手に入れます。経済的にも時間的にも精神的にも自由な状況をです。
そんなわけで、今日はテレビを見て、いろいろと感じた日でありました。