旅先の食い物 2008.3.7

 朝から2件のコーチング。最近、花粉が猛威を奮っているようです。幸い外に出ないで済ますこともできるので、さほど酷くはないですが、月末の東京はどんなんかな~と思ってしまいます。福岡は来週には収束するようですが、東京は少し遅いので、セミナーに支障がなければいいのに、、と思う今日この頃です。ま、始まってしまえば、忘れて大丈夫だと思いますが。
 
 今日は新月を前にして大きなことが一つ進みました。ついに!という感じです。私はやると言ったら必ずやる。今年の最大の目標、、、そう、出版です。昨日、もったいぶってましたが、それこそが私にとっての「未知の領域」です。もちろん出版のメリットは大きいのですが、それなりに厄介なこともあるでしょう。どんなことにもプラスとマイナスがあります。私はこの半年ほど、そのマイナス面を見ていたのかもしれません。なぜなら「未知の領域」だから。でも、それはそれでベストのタイミングで来ているようには思います。いよいよ動き出しました。詳細は追って連絡しますが、相手あることなので、ブログでは書きにくくなるかも。。。それはともかく、ワクワクしてきました。

 ところで、最近、自分で本を書くのと同じように、本を読む量も増えてきました。今日も2冊ほど読んだのですが、両方とも「旅もの」でした。「読書箱」の本を優先させなきゃいけないのですが、つい、好きな本を読んでしまいます。よく考えると、私が一番好きなジャンルの本は「旅行記」かもしれません。それに「食べ物」系が入ると文句なし。今日読んだのはまた下川裕治さんですが「アフガニスタン 砂漠と炎熱と戦乱と人びと」と言う本。共同通信社の支援でタリバン政権崩落半年後にアフガンを一周するルポです。笑っちゃいけないのでしょうが、読んでて笑えます。大変だな~と。50度の炎天下、舗装のない道をピストンのように揺られながら突き進みます。ゆっくり行けばいいものを、日が暮れると山賊に狙われるから、そう言うわけにもいかないと。途中、手持ちの水もすっかり無くなって、「今なら100ドルでも買うよ」なんて話しながら、「俺の金銭感覚の上限は100ドルなんか~!」とかノリ突っ込みしてたりして。そう言いながらも、事態は深刻で、ほとんど脱水症状だったそうです。おまけに同行したカメラマンは下痢も重なっていて、もうちょっとで本当にやばい状況になるところです。ようやく水場を見つけて、水分補給するんですが、何とその水は「羊のフン」の臭いがするとか。「肝炎」の二文字が浮かぶのですが、そうも言ってられず、がぶ飲み。切羽詰まったらこうなるんでしょうね。ちなみに運転手はガソリンを飲もうとするんですが、口に含んですぐに吐き出し、「これはやめといた方がいい」とか。当たり前だっての。他人が深刻な状況を「大丈夫だ」とわかって上で読むのは、何とも笑えてしまいます。しかし、結果論として、羊のフン臭い水を飲んで助かったのですが、そうでなければ、この本を読むこともできなかったのでしょう。紙一重なのが伝わります。ちなみに下川氏は最後は「アメーバ赤痢」にかかってしまいます。

 で、アフガンではどんなものを食べていたかと言うと、ナンに羊の煮込み、ケバブ(羊の焼いたの)、玉ねぎの輪切り、ヨーグルト、、くらいのもので、それ以外はほとんどなしとか。たまにはそう言うのも食べてみたくはなりますが、さすがに毎日、しかも過酷な状況下では辛いだろうな~と思います。先日、テレビで「インド人は毎日カレーを食べているのか?」という調査があり、「隣の晩御飯」のヨネスケと大食いのギャル曽根がインドに行ってました。するとやはりほとんど毎日カレーなんだそうで。これは行った経験から確かにそうだと言えます。私が初めてインドに行ったのは1994年。実はその2年後に「猿岩石」が放映されて、日本人の学生が大挙してインドに行くようなったこともあり、あやしい日本食や中華料理の店も出始めたのですが、1994年はそんなのもほとんどありませんでした。中華料理屋に入っても、マサラ味でインド料理となんら変わらんものだったりして。一週間もするとスパイスの匂いさえも嫌になって、バナナとチャイしか受け付けなくなるのです。ただ、その時は暑さと体調(下痢)にやられてたので、食欲もなかったのでしょうが。

 それ考えると、日本とか韓国とか中国とか東南アジアは実に食が豊かだと思います。何といってもレパートリーが多い。もちろん外人からすると、日本食はすべて「醤油の味」で片付けられてしまい、その意味ではインド人はインド人で「インドは色のレパートリーが豊富だ」と言うかもしれません。いわゆるスパイスが日本の醤油のようなものとして。それでも絶対比較として東・東南アジアはなんて食が豊かなんだ~と思います。私はアフリカは行ったことないですが、あそこはさらにレパートリーが少ないそうですね。もちろんアフリカと言ってもいろいろありますが、行った人によるとアフリカが一番食べ物が辛かったと言います。口に合わないのもその理由だと思いますが。その点、中東などは、レパートリーが少ないものの、割合、口に合うものも多いですしね。私が行った中で一番レパートリーが少なかった国はシリアだと思いますが、そこはファラフェルというサンドイッチの一種と鶏の丸焼きしかありませんでした。もちろんバザールには食材が豊富なので、家庭料理はいろいろ充実してるんでしょうが。ただ、ファラフェルも鶏の丸焼きもとても美味しかったので、あまり辛くはありません。

 私がこれまで食べた中でベスト5とワースト5を選ぶとなるとどうなるでしょう。ちょっと考えてみようと思います。まずベスト5から。順番は関係なく、日本食も除きます。


・屋台のお粥

 アイルランドを自転車で一周した後、マレーシアに寄ったのですが、その時に食べた中華街のお粥は感動しました。アイルランドでは節約して貧しいものしか食べてなかったし、一か月近く、米を食べてなかったのもあるでしょう。安くて温かくて、、こんなうまいものがこの世にあるだろうか、、と感動しました。ちなみにアイルランドではやはりギネスビールが美味しく、B&Bの朝食も楽しみの一つでした。


・高級なインド料理

 インドで食べるインド料理は正直「まずい」のが多いのですが、それは二つの点でそう感じるのでしょう。一つは低カーストの安い店ばかりで食べてて、それだけ材料やスパイスも乏しく、調理法も簡単すぎるので。実際、まずしい家庭ではカレーと言っても2種類くらいしかスパイスを使わないそうです。一方、高級料理店は材料も凝ってますし、スパイスも10種類以上使います。しかもきちんと修行した料理人が作ってますので、不味いはずがありません。外国人はカーストに関係なく、どこでも食べられるので、どうせ行くからには上から下まで味わいたいものです。
 
 で、もう一つの理由は、インド料理ではなく、インド人の作る中華や日本食について。当然ですが、本場をしないインド人達が作るので、材料を混ぜ合わせただけのような、料理とは言いにくいものがでてくるからです。ま、これも経験によって、上手になっていくのでしょうか。ネパールのポカラという村に「アニールモモ」という日本食屋があるのですが、ここのかつ丼は絶品でした。米はちょっと違うのですが、卵のとじ方とか味付けとかは何の遜色もありません。オーナーは日本に行ったことがないはずですが、旅行者から教えてもらって上達したんでしょうね。


・ラオスのすき焼き

 ラオスって意外と飯が美味いです。日本食の味に近いと言えるかもしれません。タイやベトナムも美味しいのでしょうが、激辛だったりパクチ(私は好き)が必ず入っていたりなど、人によっては抵抗を感じることもあるでしょうが、ラオスはおそらく保守的な味覚を持つ日本人(例えば私のツレ)でも美味しいと思います。タイには「タイスキ(タイのすき焼き)」ってのがあり、同様にラオスには「ラオスキ」があります。これは美味かったです。


・韓国のなべ料理

 韓国は辛いのがOKなら、何でも美味しいですね。焼き肉とかもいいのですが、やっぱりここは鍋で行きたいですね。トウガラシで真っ赤な鍋をふうふう言いながら食べるのです。新陳代謝が促進されて美容にもよさそうです。


・アメリカのバーベキュー

 アジアだけでなく欧米も。本当はお金を出せばフランスやドイツにも美味しいものがたくさんあるのでしょうが、私の貧乏旅行の経験から、ホームステイ先で食べたバーベキューが忘れられないですね。肉の塊を豪快に切って、炭火で焼き、バーベキューソースで食べるのです。ソースはちょっと甘めなんですが、ビールとかには妙に合います。そしてアメリカの肉ってのは、さほど脂っこくなく、身がしまってて美味しく感じます。赤身の味と言えましょうか。ちなみに他に感動したのは、3日ほどパンと果物しか食べてなくって、いわゆる「グルタミン」の味を渇望し始めた時、玉ねぎでひき肉だけの具のハンバーガーが最高でした。あれは確かドイツだったと思いますが、自転車を止めてスーパーに入るとき、店の前で焼かれてたのです。パンはフランスパン。あまりの美味さに奮発してもう一個食べました。


 そして次にまずいものベスト5は、、、

・北京のしゃぶしゃぶ

 一応、私が食べた個人的な範囲ということで、一般的な意見ではないことを踏まえておきます。大学の卒業旅行で北京に行ったのですが、ホテルに着いて、初めて外で食べた時、何気なく入ったお店が不味かった。。。羊のしゃぶしゃぶなんですが、ヘドロのようなゴマダレにパクチをたくさん投入して、脂っぽい肉を湯にくぐらせて食べるのです。他のメンバーもほとんど食が進んでいませんでした。中華料理は期待してただけに、あれは衝撃でした。


・カンボジアの屋台のスープ

 別にカンボジア料理が不味いわけではないのですが、たまたま食べた屋台の魚スープ。妙な香辛料に腐ったような魚の味がミックスされたような。さすがの私もあれは厳しかったです。


・バラナシのカレー

 バラナシはインドの中でも最もインドらしい街と言われています。そして旅行者の間では、最も飯の不味い街とも言われていました。確かにバラナシで美味しいものを食べた記憶がありません。観光客が多いので、最近は日本食も多いのですが、ある店で食べたカツ丼は最悪でした。カツと言っても、鶏のから揚げですが、ボリュームばかり多くて、大味の極み。さすがの私も残しました。そしてカレーも、、、なぜか不味いのが多いのです。実はバラナシには名物があります。「バングラッシー」と言うのですが、平たく言えば「大麻入りラッシー」のこと。キまっちゃうと、味覚が敏感になって、何でも美味しく感じるそうですが、バラナシは飯が不味いから、そんなのが名物になったのでは、、と勘繰ってしまいます。ちなみに私も何度か飲みましたが、キまっている時に食べるチョコレート(キットカット)、チャイはあれはもう、、、夢のような味でした。「100年後のおかし(byのび太)」並みだと思います。


・ルーマニアの駅の朝食

 考えてみると、不味いものの記憶があまりないです。強いて言えば、ということで書いていますが、ルーマニアのブカレストの駅の朝食、、これも珍しく残しました。パサパサのパンに薄いコーヒー。味のないハムだったと思いますが、嫌がらせかと思うほど、不味かったですね。アジアなどでは、ああいう公共的な施設(駅やパーキング)の店は美味いことが多いのですが、その辺は社会主義の名残があるのでしょうか。


・アイルランドのフィッシュアンドチップス

 アイルランドは好きな国の一つです。B&Bの朝食やパブのビールは最高です。で、これはアイルランドに限ったことではないと思いますが、フィッシュアンドチップスはどうなんでしょう。日本で食べたのは美味しいのですが、本場のはどうしてあんなに量ばかり多くて、脂っぽくて、胸やけを誘うものなのでしょうか。オーストラリアやニュージーランドにもあるようですが、基本的に日本人には不味いもののようです。洗練されてない食べ物の代表のように思います。

 てなわけで、流れで「食べ物」の話になってしまいましたが、今日はこの辺で。ではでは。

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Commented by 幸せまん at 2008-03-09 11:03 x
食ですね!!! 食は感情、人生をダイレクトにあらわします!!

その人のアートといっても過言ではありません!!

私は断食を始め、その人の体、食べ方から・・・有る程度・・・何かを感じるような喜もしてきました!!

といっても、まだまだ未知の扉の前にたっているだけです。

Qさんの様々な食の経験は、きっと想像以上の宝になると思います。
Commented by katamich at 2008-03-10 18:52
■幸せまんさん!
私も定期的な断食の習慣を持ちたいと最近思い始めています。
次のステージですね。
食べない喜びの話も興味津津ですし!
by katamich | 2008-03-07 23:02 | ■食 | Comments(2)