すごい実行力はすごい 2008.3.1
2008年 03月 01日
で、来月には「新月」ですね。「目標・行動計画」の見直しの時期がそろそろやってくるのですが、2月を振り返ってみると、滝行を中心に動いていたこともあり、大きな進展こそなかったものの、確実に「圧縮」している実感を得ました。同時に「加速」も。100日ブログの「読書箱」も3分の1となりました。よくぞ毎日本を読んでレビューできるものだと、自分でも感心しますが、実は今の段階は過去に読んだものを読み直すのがほとんどですので、それらのストックがなくなった以降が本当の勝負でしょう。100日ブログを始めた方も同じ足取りですが、そろそろいろんな「変化」に気付き始めているようです。「気づき」が「奇跡」に突然変わる日も近そうですね。
ところで「読書箱」で今日は石田淳さんの「すごい実行力」という本を取り上げました。実はこれ、文庫だからと言ってバカにできません。これまであまり取り上げませんでしたが、もしかしたら私の中で5本の指に入るビジネス書だと思っています。なぜ今まであまり取り上げなかったか。すごすぎるから、と言うのが第一の理由です。こう言っては申し訳ないのですが、このブログでは以前と比べて情報開示を大っぴらにすることを控えるようになっています。それでも入ってくる情報量自体が増えているので、あまり変わらないと思うかもしれませんが、ブログで書く情報とセミナーなどでお話する情報とは分けるようにしています。これはもちろんセミナーの付加価値を上げることも目的ですが、人から聞いたオフレコ話などは基本的に書けません。で、そういうのが多い。ただ、直接であれば、こそっとお話することはあります。それが私のセミナーだったりその後の懇親会であったりミクシィ日記であったりするのですが、一方で、別に書くことを憚られるわけではないのですが、すごすぎてちょっと、、、と言う話もあります。その一つが今紹介した石田淳さんの「すごい実行力」です。
これは確か半年ほど前に読んだのですが、これにより大きな変化を感じた自分がいました。ところで人ってなんで悩むと思いますか?唐突な質問ですが、これってとても重要です。悩みがあるのが人生だとも言えますが、それを減らしていくプロセスこそが人生だとも言えます。結論から言うと、多くの悩みを持つ人の特徴は「今を生きていない」ということに尽きます。
ちょっと不思議な話ですが、実は人は「今を悩むこと」はできない仕組みになっています。例えば「お金がない」ことに悩んでいたとします。これは「お金がない」ことへの悩みではなく、お金がないことによってもたらされる「結果」に対する悩みなのです。もちろんその「結果」は想定上のものに過ぎず、つまり今の現実ではありません。極端な話、「今日食べるものがない」ことに悩んでいたとします。これも実は食べ物がないことではなく、それによってもたらされる「結果」に対して悩んでいるのです。それは飢えだったり、病気だったり、死だったり。実際、私もかつて自転車でヨーロッパを周っている時、辺鄙なところでテントを張り、お腹がペコペコなのに何も食べるものがない状態になったことがあります。しかし何の悩みも生じません。我慢すれば明日食べられるのだから。
「偏差値が上がらない」ことに対する悩みも、それによって大学に合格できないかもしれない、という「結果」に対する悩みです。逆に今、転んで骨がどうにかなったとします。痛いです。その時に「痛い」ことを悩むことはできません。どうにか痛さから逃れようとするばかりです。仮に悩みが生じたとすれば、それは「痛み」ではなく、骨が折れていないか、仕事に支障が来ないか、など予想上の「結果」に対する悩みなのです。
人を好きになったとします。しかし思いを伝えることはできません。悩みます。これも「ふられたらどうしよう」という「結果」に対する悩みにすぎません。ではそこで告白したとします。予想通りふられました。ここで諦めるか、どうにかして振り向かせようか努力することになりますが、以前の告白前の悩みはなくなっています。しかしここで新たな悩みが生じることもあります。どうしても振り向いてもらえないことに対する悩み。「振り向いてもらえない」というのは「認めてもらっていない」ということで、ここで自分は「無価値な存在」ではないかと、勝手に自分で決めて悩んでいるに過ぎません。そして「無価値」だとすれば、この先も何をやってもダメではないかと「結果」について悩むのです。しかしここで新しい素敵な恋人ができれば、それまでの悩みはすべてなくなります。
これが「悩み」の本質です。つまり人は「今を悩む」ことはできない構造になっているのです。言い換えると、「悩み」というのはすべて「未来」についてなのです。「過去」を後悔という形で悩むこともできますが、その「過去」がもたらす「未来」の「結果」に対して悩んでいるのです。
ということは「未来」のことを考えなければ「悩み」は根本からなくなります。それが「行動」というものです。「すごい実行力」の話に戻りますが、ここで言っているのは「結果」を重視するのではなく「行動」にフォーカスせよ、ということです。例えば英語検定試験で目標の点数があったとします。そのためにはどうすればいいかを考えます。すると一日でするべき「行動」が見えてきます。あとはその「行動」にフォーカスすればいいだけ。ただ、その「行動」が正しくない場合もあります。その時は「修正」すればいいだけです。またはモデルとなる人の「行動」を真似してみるのもいいでしょう。話を聞いたり、本読んだり、セミナーに出てみるのもいいでしょう。そして「行動」を続けて行って、もし目標とする点数に届かなかった場合は。「行動」を修正して、次回に臨めばいいだけです。点数に到達しなかったらどうしよう、、、と悩むばかりで何もしないよりは100倍ましです。
で、「すごい実行力」、筆者の言う「行動マネージメント」によると、いかにして「行動」を続けられるか、ということにフォーカスします。その方法の一つが、「行動測定」をすること。一日にすべき項目を一覧にして、寝る前ややった直後に丸を付けます。で、丸を付けることに今日はフォーカスします。一日が終わって丸の数が昨日よりも多ければ、昨日よりも進歩したと言うこと。さらに毎日の丸の数を折れ線グラフにしてみるのもいいでしょう。自らの行動パターンが一目瞭然となり、文字通り、行動をマネージメントできます。そして「行動」自体が増えていくとどうでしょう。当然ながら「結果」もそれに見合ったものとしてついてきます。
よく人は「悩んでいる暇があったら動きなさいよ!」みたいなセリフを聞くことがあると思いますが、これは実はものすごく正しい言い方なんです。そして「動けないから悩んでるのよ!」というのもまた正しいです。「動けないから悩んでいる」のであれば、「動いたら悩みがなくなる」ことを認めているわけですから。だったら動いたらいい。動けないなら、動き方を知ればいい。そのきっかけとして「すごい実行力」は何かの役に立つかもしれません。
そんなわけでして、久々に「すごい実行力」を読み直して、私自身もいろいろと気づきがありました。とにかく毎日、毎日、行動の積み重ね。「一本のわらがラクダを倒す」という話がありますよね。わらを積んだラクダが、最初は平気でしょうが、どんどんわらを積み重ねていくにつれて、どこかの一点で重さに耐えられなくなる瞬間があります。まさしく「わら一本」でラクダが倒れる瞬間です。例えはよくないかもしれませんが、行動も同じこと。「行動」という「わら」を積み重ねていくことで、いつかラクダが倒れるほどの重さに達することがあります。それを私は「変化」とか「奇跡」と言っています。これが変化を起こす、奇跡を体験するメカニズムと言えましょう。
ということで、私も今日、そして今この瞬間にフォーカスして、「わら」を積み重ねていきたいと改めて思いました。あの目標に向かって頑張ります。雲の上に出るのはもうすぐです。
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あいかわらず、すごいエネルギーですね。
花粉症なんて信じられない。
どーいたしまして!お互い頑張りましょう。