「続ける」対「捨てる」と「加速」 2008.2.28
2008年 02月 28日
もう2月も終わりですね。今年も6分の1が終わることになります。近頃、本当に一日一日が短く感じます。そして貴重に感じます。この一か月は「行」がメインでしたが、これからは新たなメインに打ち込むことになります。それが何かは言うまでもありません。
そして3月はセミナー。去年の今頃は、、、まだセミナーなどはやってませんでした。6月にしようかという話があった程度。ほんと、去年の6月9日からスタートしました。それからセミナーは11回。人数にして延べ170名くらいの方の前で話したことになります。自分で言うのもなんですが、結構なスピードのように思います。そして3月は延べ200名を超えるでしょう。とにかく「加速」している気がします。今日もコーチングでクライアントさんとお話してたのですが、どうやら「加速」していると人と、そうでない人との違いがどんどん開いてきている気がしています。そして「加速」は伝播するようにも思えます。例えば私の周りはものすごく「加速」している人が多いのですが、そうでない人はそうでないみたいです。違いは何か。やっぱり「行動」の量だと思います。そして「行動」の積み重ね。例えば電車の中で寝ている人と、本を読んだり教材を聞いている人がいたとします。たったそれだけの違いですが、それが積み重なると、、、ものすごいことになることがわかるでしょう。とにかく何か一つのことを毎日する。やはりこれに尽きるのだと、本当に思うようになりました。そしてそれこそが「加速」の条件であるのだと。
しかしそれが難しい。実は2月1日からスタートした「読書箱」ですが、そろそろ自分の中でも減速気味を感じなくはないです。なるほど21日を過ぎて30日にかかろうとする、言わば一番の難所に差し掛かっているわけですね。減速気味というのを具体的に言うと、本当は早朝に更新するはずだったのが、なんとなく昼過ぎとか夕方になってしまうことが増えていること。また本の読み方も浅く、平坦になってきた気がします。しかしこれこそが、ある意味「予定調和」の出来事。最初から最後まで同じテンションを維持してできる人は稀です。必ずどこかでダレたり、嫌になったりするものです。こういう時に、何か新しいものが出てきたりすると、そっちに心が移ってしまう時期でもあります。しかし私は100日すると決めました。ここで「やめてもいいがな、人間だもの・・・」なんてフレーズ聞かされて、心が揺らぐ私ではありません。今までやると言ったら必ずやってきました。減速気味になろうとも、必ず続けます。しかも一番の難所である「21日~30日」の時期にかかっています。ある意味、減速気味になって当然の時期。これを乗り越えられたら、ひとつレベルアップするでしょう。これがわかっているのとそうでないのとではずいぶん違います。「人間だもの・・・」という甘い言葉に唆されてはなりません。別に「相田みつを」のことを悪く言うわけではありません。彼は彼で素晴らしい書道家であり、素晴らしい言葉を残してきました。しかし「人間だもの・・・」を採用していいのは、本当に「生死」にかかわる状況におかれてのみだと思っています。ある種の「逃げ道」が用意されてなければ、本当に心身を損ないかねないような。面倒臭くなって、人間だもの・・・、朝起きるのが辛くなって、人間だもの・・・、勉強続かなくなって、人間だもの・・・、、これでは相田さんも報われないですよね。
しかし、「やめたくなる時」ってのは、実は自分の「気分」だけの問題じゃない場合も多いように思います。例えば仕事がやたらと忙しくなった、体調を崩した、突然の来客があった、、、など。私の場合は花粉が飛んできた、ということになるのでしょうか。毎年のことではありますが、花粉が飛んでくると頭がぼんやりして何かをする意欲が減退します。ここで登場するのが「言い訳」です。仕事、体調、時間、お金、花粉、、、いかにも自分の「気分」以外のもので、仕方がないようにも思えます。しかしこれは「意識」の話。本質的な「潜在意識」の世界では、自らが引き寄せたことになります。また「潜在意識の現状維持メカニズム」と言うこともできます。とにかく「100日」続けると決めた、その3週間~30日目前後に、必ず「現状維持メカニズム」が生じます。軽いものなら、気分。ちょっと重いものなら、上にあげたような仕事、体調などです。
しかし何度も言うように、ここが正念場なんです。言うなれば「潜在意識との戦い」でしょうか。何があっても「やると決めたこと」を成し遂げてみるのです。するとそのうち「現状維持メカニズム」が根を上げて、「続ける」という情報をインストールします。つまりOSのバージョンアップですね。バージョンアップすれば、次回からまた「続ける」ことが楽になります。とにかく「続ける」と言うのは最強の成功法則だと実感します。もちろん何でもかんでも続けなければならないこともありません。捨てていい習慣だってありますし、トライ・アンド・エラーの結果として止めてみるのもいいと思います。
ただ、その止め方が問題です。特にそれが3週間~30日前後に訪れるのであれば、まさしく「潜在意識の現状維持メカニズム」の働きによるものなので、その瞬間こそが一つの踏ん張りどころであることを認識していいと思います。精神世界なのかどうかわかりませんが、「捨てる」ってのは、ひとつの大きなキーワードになっていると感じることがあります。物を捨てることから始まり、習慣、人間関係、想いなど、どんどん捨てて捨ててシンプルになることが、ひとつの正しいあり方のように。これはこれで間違ってないとは思いますが、ここでもやはり「捨て時」は重要でしょう。何か始めてみるのはいいもの、一時経つとすぐに「捨てる」ことで、結局、長く続かない。「捨てる」を美化することで、続かないことの素晴らしい言い訳ができてしまうのです。これでは何も身につかないでしょう。
私は「捨てる」ことを否定するわけではありません。とても重要な場合もあります。問題は「捨て時」です。それはいつなのか一概には言えませんが、目安としてはやはり「100日」が妥当ではと思います。とにかく「続ける」ならばまずは「100日」。何があっても100日だけは必ず続ける。100日続けてみて、そこで判断するのも一つの手でしょう。長い人生の中の100日間。決して無駄な損失ではないはずです。しかし何でも100日続けられたら、「100日続いた」という情報が潜在意識にはしっかりとインプットされますので、これはこれですごいリソースになるわけです。100日ブログをやってる方々も、そろそろ「現状維持メカニズム」がやってくると思いますが、負けずにとりあえず「100日」です。おそらく3分の1から半分は過ぎていると思います。それはそれで凄いことですから、自信を持って。
てなわけで「加速」の話でしたね。そして「加速」は伝播します。確かに一人ではなかなか「加速」は難しいかもしれませんが、「加速」している人たちと出会うことで、一つの発火点になることもあります。私のセミナーもその発火点の一つかもしれません。そしてなぜかセミナーにはリピーターさんが多いのですが、ある意味、「加速」の勢いをますます高めるために利用されるのもいいと思っています。3月末はそんな機会をご提供できればと思っています。
私もいろいろ頑張りたいと思います。とりあえず「読書箱」が一日滞ったので、今から更新します。ではでは。
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