何とか山登りノルマ達成! 2008.1.30
2008年 01月 30日
すいません、、、感情移入し過ぎちゃいました。。。そもそもこのマニュアルの宣伝ページみたら、「おいおい!」と思うようなことがたくさん書かれています。例えば、「よく失恋を乗り越えるためには、新しい恋が一番だと聞きますが、果たして本当にそうなのでしょうか?」「今、あなたを笑顔にできるものは、新しい恋ではなく、失った恋人ともう一度やり直すことだけではないでしょうか?」「一般的に 復縁 は難しいと言われていますが、実は決してそうではありません。」「というのも、全く知らない人に恋をするのではなく、一度愛した者同士なのですから、一から恋愛を始めるよりも、可能性は高いのです。」なんかどうですか。たとえばこれ。
「失った恋人ともう一度やり直すことだけではないでしょうか?」
もしこれを当事者が読んだら、「そうそう!」と同調するかもしれません。これを普通の言い方に直すとこうなります。
「失った恋人ともう一度やり直すことも笑顔を取り戻す方法の一つだと考えます」
と。良心的な人はこう書くでしょう。この文章には問題箇所が2点。それは「だけ」という「限定」と「でしょうか?」という「同意要求」です。失恋してズタボロの人は、俄かに世界はそこ「だけ」になっています。そこで「だけ」と限定されたら、見事に波長が合ってしまい、フックを見舞われた感じになります。そこで「でしょうか?」と言われたら「イエス」としか言えなくなります。これでダウンです。本人に「イエス」と言わせること、、、これはセールスの常套手段であり、「イエス」と言ってしまった手前、それを覆すには多大なエネルギーが必要になります。その後の文章を読んでいって、最後にカード決済に持っていかれるのですが、ここでカードを切らないことは最初に自分で発した「イエス」と矛盾することになります。人には「一貫性の法則」というのがあり、無意識的に矛盾を避けようとします。セールスマニュアルの中に、石井裕之氏などの本によく紹介されているのに「イエセット法」というのがありますが、他愛のない質問で何度も「イエス」と言わせて、最後にクロージングで「イエス」と言わせる方法ですね。人はずっと「イエス」と言い続けたら、それだけでも「イエスの一貫性」ができるわけです。これ読んで「Qって恐ろしい、、、こいつに近づくと何売りつけられるかわからんぞ・・」と思う人もいるかもしれませんが、ノウハウをこんなに丁寧に書いているのは、逆に私の商売ベタを表しているのかもしれません。それはともかく、普通に読めばこの文章は明らかに変なことに気づくのですが、失恋中の人は普通ではないので、気づきません。
そもそも「笑顔を取り戻すこと」が「新しい恋」でなく「よりもどすことだけ」なはずはありません。もう一度言いますが「だけ」なはずは絶対にありません。でも失恋中の人の心は「だけ」なので、その一言で見事にペーシングが成立してしまうのです。
「一般的に 復縁 は難しいと言われていますが、実は決してそうではありません」
についても、「復縁は難しい」ということで、まずペーシングして、「実は」と畳み掛けて真実味のある謎かけをします。最後にこれ。
「というのも、全く知らない人に恋をするのではなく、一度愛した者同士なのですから、一から恋愛を始めるよりも、可能性は高いのです。」
もう理屈でもなんでもありません。これら一連をまとめるとこう。
「失恋を乗り越えるには、新しい恋に進むのでなく、よりを戻す以外にありません。一般的にはよりを戻すのは難しいと言われていますが、実はそうではないのです。なぜなら一度愛した者同士なのだから、一から恋をするよりも(恋愛に発展する)可能性は高いのです。」
となります。これを冷静に読むと、誰でも変なことには気づきますよね。特に最後の一文。これをあえて極論すれば、人はたった一人の人としか恋愛できないということになります。一度愛し合った以上、別の恋愛の可能性は低い、ということになるのですから。しかし実際はそうではありません。多くの人は「疲れた恋愛」よりも「新しい恋愛」の方がはるかに魅力を感じます。私なりにこの文章を訂正すると、
「失恋を乗り越えるには、より戻すことも選択肢の一つですが、一般的には新しい恋によってすべてが解決するケースの方が多いのです。さらに、よりを戻すことに比べて、新しく恋愛をすることの方が、選択肢が多い分、遥かに可能性が高いといえます。また、気持ちの上でも、そのほうがお互い前向きになれるのではないでしょうか?一度は愛した相手かもしれませんが、新たに一からを恋愛を始めることを前向きに考えるのも、人生により多くの実りをもたらす可能性が高いと言えます。」
と。それにしても「一度愛した者同士なのですから、一から恋愛を始めるよりも、可能性は高いのです」の一文は傑作です。誤解を恐れずに言うと、冷めてしまった恋愛よりも、新しい恋愛、そして新しい人とのセックスの方が、はるかに魅力的だと考えられます。少なくとも男は。もちろん「現在進行形の恋愛」と「新しい未知の恋愛」を比べると、多くは前者の方が大切だと考えるでしょう。それでも結婚してしまうと「現在進行形の気持ち」を維持するには、多くの場合、ちょっとした工夫が必要にもなります。一般論として。だからこそ、仲のいい夫婦は、一緒に旅行に行ったり、二人で外食したり、、、ま、いろいろ工夫をするわけです。夜の部も含めて。にもかかわらず、このマニュアルはなぜ「冷めた過去の恋愛の方が可能性が高い」と書けるのでしょうか。現実を無視して、被害者心理に付け込んでいるに過ぎません。
すいません、、、復縁マニュアルの話ばかりして。。。もうこの辺で終わりにしたいと思います。真面目に書いているように思われるでしょうが、私がギャグのつもりで書いていることは、、、お分かりいただけますよね。。。
それはともかく、やっぱりより戻すことよりも、新しい恋愛を考える方が、はるかに建設的だと思います。あれ、また、話戻ってる? 実は私は今まで、付き合って自分からフッた経験が一度もないので正確には言えないかもしれませんが、一度、恋愛感情がなくなってしまった相手から言い寄られるのは、一言で言って、、、ウザイ、、と思います。ま、逆はあるので、私も随分ウザがられたこととは思います。で、ウザイと思われている以上、その溝はますます広がる一方。復縁を言い寄れば言い寄るほど、ウザイは複利で加速します。「こんなに愛してるのに~!」なんて言えば言うほど、ウザイのです。経験ある人いますよね。そこでマニュアルに走る人もいるでしょう。
もし私が、失恋中の人から、とにかく何らかのアドバイスを求められたら、どう言うでしょうか。毎朝、「おはよう、今日もお仕事頑張ってね(^ー^v)」と忘れずメールするように、とは言いません。昔の会話を思い出して、彼の欲しかったものをプレゼントすることを目標にするように、とは言いません。「これ以上無視したら、私どうなるかわからないわよ・・」と夜中にメールするように、とは言いません。「ついでに寄っただけなの、ごめんね」と言いながら、会社に手作り弁当を持っていって手渡しなさい、とは言いません。「私と付き合うか、私以外の誰とも付き合わないか、どっちかはっきりして!」なんてダブルバインド的質問をしろ、とは言いません。「○○は私のものなの」と一日100回アファメーションしろ、とは言いません。今までの二人の愛のポートレートを思い出の曲をバックにしてパソコンで作成して送れ、とは言いません。
私なら、、、月並みですが、新たに好きな男(女)を探しなさい、としか言えません。「そんなの、、彼しか愛せない・・・」と思ったとしても、そこでさっきのマニュアルの言葉が役に立つのです。多少アレンジしますが。それは、
「一般的に復縁 は難しいと言われていますが、実は決してそうではありません。というのも、全く知らない人に恋をするのではなく、一度愛した者同士なのですから、一から恋愛を始めるよりも、可能性は高いのです。」
↓改め↓
「今は新しい恋のことを考えるのは難しいかもしれませんが、実は決してそうではありません。というのも、全く恋愛経験がないわけではなく、一度は恋愛の素晴らしさを体験しているのですから、一からの恋愛のワクワク感を知っているだけ、可能性は高いのです。」
と。これは付き合ってて失恋した人限定ですが。で、もしこのQ式マニュアルによって、新しい恋を見つけたらどうなるでしょう。ふった相手は、「よかったね。幸せにね。」と言うかもしれませんが、逆に「あれ、オレのことはもういいの」とか、さらには「なんか勿体無いことしちゃったかな」と思うこともありえます。これもわかりますよね。知人の話ですが、ある男から告白されて、ふった直後にも関わらず、その男が自分よりも可愛い女の子と付き合ってるのを見て、「むき~!」とかなってまして。「こないだ私に告白したばかりなのに、根も葉も乾かないうちに、別の女の子と付き合ったりして・・。あれはなんだったの!」とか、なぜかキレて口撃してたりして。何でお前がキレんねん!と言ったことがあります。
でもまあ、こんな気持ちもわかります。そもそも、新しい恋をすると、気持ちが前向きになって、表情も性格も明るくなりますよね。つまり魅力的になるということです。ウザイから脱出。するともしかしたら、別れた相手から何らかのアクションがあったりして、さらにはよりが戻ることだって考えられるのです。で、その時、新しい恋愛に夢中であれば、そんな男を逆にきってみるのもいいでしょう。また、復活してもそれはそれでいいでしょう。選択肢が多いのはいいことですから。しかし、ここでちょっと問題があります。それは、そんなに簡単に新しい男(女)が見つかるものか、という問題です。ここで潜在意識の性質を利用します。それな何かと言うと、潜在意識は騙されやすい、という性質。つまり「Fake(騙す)」のも一つの手です。
もし新しい恋愛をして、新しい恋人ができたら、私はどんな風に振舞うだろうか、と考えてみて、とりあえず期間限定でもいいので、そのように振舞ってみるのです。表情明るく、口角上げて、よく笑い、もりもり食べて飲んで、おしゃれして、セクシー下着つけて、家出るとき「ルン。。」とか言ったりして。それで自分の内面を変えてみるのです。自分を騙してもいいです。ウザがられるよりよっぽどマシでしょ。
実はこれこそが「復縁マニュアル」の本質なのかもしれません。これで復縁でなく、新しい恋が芽生えたらそれはそれでハッピーではないですか。とにかくも、人の「執着」や「純真さ」を換金するような、しかもそれをスパムでばら撒くような商売には、私個人的には、やっぱり許せん気持ちでいます。ちょっと「復縁マニュアル」の話が続きすぎましたが、お蔭さまでそれなりの面白い「ギャグ」が書けたので、スパム送った人には感謝します。
というわけで、前向きはこれくらいにして、そろそろ今日の本題に入ります。今日は今月3回目の山登りに行き、無事にノルマ達成しました。来月も頑張るぞ~。以上。ありがとうございました。
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ウザがられるよりよっぽどマシでしょ」の段落が特に好きです!
わたしが恋のキューピットだったら、こんな健気に
前向きに努力している人を見たら、即効矢を放つことでしょう(笑)
それにしてもまた「セクシー下着」に反応してしまいました。
勢いあまって「恋愛・結婚のセオリー? 2007.11.28 」を
読み返してしまった・・・
何度読んでも面白いです(笑)
一度は○○の素晴らしさを体験しているからそのわくわく感を知ってる分可能性は高い、というフレーズは自分の経験を○○に入れることでいろいろ応用ができそうです。(嬉)
そうですね。