独白 2007.12.8

 今日は土曜日。朝8時からコーチング。考えて見れば、2年前はまだ有料でコーチングをすることを考えてなかったんですね。経験もないし、資格もないし、趣味の一環として菩薩行的にさせて頂こう、、とか考えていました。ただ、周りを見てみると、経験はともかく、資格を持っているからと言って、有料のクライアントさんを持っている人って、あんまりいなかったんですよね。資格は関係ないとは言わないけど、絶対ではない。それよりも、私のコーチングに価値をつけてもいいと言う人がいれば素直に従うべきだ、と考えたのが、その数ヵ月後でした。それ以来、特別な場合を除いて、有料のクライアントさんも普通に持たせて頂けるようになりました。これから先も特別なことがない限りコーチングは続けていくと思いますし、むしろもっと拡大したいとも考えています。

 で、さらに有料のセミナーを開始しようなんてこと、例えば去年の今頃はほとんど頭になかったことです。それがいつの間にか、6月のジョイントセミナーを皮切りに、7月、8月、10月、11月と開催しており、さらに会場も東京、大阪、名古屋、福岡と主要都市を行脚させて頂きました。さらに今月は東京と札幌です。生まれて初めての北海道がセミナーというのは、とても感慨深い気がします。で、今日はちょっとだけ独白しますが、実は私って人が思っている以上に怖がりだし、傷つきやすいのかもしれません。実際、セミナーの案内を開始してから、どの位人が集まるだろうか、白けちゃったらどうしようか、対価に見合うセミナーができるだろうか、などいらぬ心配をいろいろしてしまいます。もちろん口に出すことはありませんが。先日、バリ島の新婚旅行から帰ってきて3日後に福岡でのセミナーをしましたが、正直って、バリ島から帰るのが嫌でした。帰ったらセミナーがあります。もちろんセミナーをすることが嫌なわけではないのですが、そこでネガティブなことをいろいろ考えてしまうのです。人数がいなかったらどうしよう、、、とか。で、正直言いますが、金曜日の朝に日本に帰ってきて、土曜日に福岡に戻りました。その翌朝日曜日、、、悪夢にうなされました。何かと言うと、福岡のセミナーが誰もいなくて、いないのに一生懸命やってて、一人で凹んでいる夢です。夢だとわかって安心したのですが、その気持ちを引きずりたくなったので、その日は行く予定のなかったNLPのセミナーに行きました。そして福岡セミナー当日、なぜか朝から喉が痛く、熱が38度以上出ていました。やっぱり、、、中止した方がいいのかな、中止しろという合図なのかな、、とちょっとだけ頭をよぎったのも事実です。資料も作ってなかったし、ここで参加者に「今日は体調不良につき延期します」ってメール送ったら随分楽になるだろうな~とか考えたりしました。

 ただ、その前日の日曜日に、アンソニーロビンズの新刊を読んだばかりで、ちょっとやる気になっていたのもあり、ここでこそNLPのスキルを使って、風邪を吹き飛ばして、元気にセミナーをやろう、、、と決めて、CCBの「ロマンティックが止まらない」をかけて、内藤大助選手のようにシャドウボクシングをやりました。そして防衛戦の12Rが終わってリング上を駆け回る動作をとりました。すると体調はともかく気力が満ちてきて、そのテンションのまま資料を作成し、そのテンションのままバスに乗り(強めの栄養ドリンクを飲み)、そのテンションのままセミナーを行った結果、とてもいい評価を頂けました。そして今度の月曜日には、そのセミナーの参加者の何人かと「あんでるせん」にも行きます。やっぱりセミナー、キャンセルしなくてよかったな~と今にして思います。

 また、ここで初めて告白するかもしれませんが、これまで数回、セミナーをやって来ましたが、実のところ、非常に厳しい声を頂いたこともあります。確かに「よかった」と賞賛して頂ける声の方が大きいのですが、10の賞賛があっても、1の厳しい声の方をやっぱり気にしてしまうのです。そんなもんでしょう。ただ、私はその直後に、これが大きな学びになるのだと考え直し、厳しいことを言って頂いた方に心から感謝する自分がいました。もしも厳しい声が一つもなかったならば、いわゆる恐怖心を抱くこともないでしょうが、次はもっともっといいセミナーにしようという心も弱くなるのではと思います。そういう意味では、賞賛の声も厳しい声も同じように、とってもありがたいのです。

 ここで、これだけは言いたいです。私は会う人会う人、心が強いとか、ポジティブだとか言われますが、もしかしたら人一倍凹みやすいのかもしれません。凹みやすいからこそ、どうすれば心が強くなれるのか、ポジティブになれるのかを、必死で考え実践するのだと思います。その結果、人に相談するのもその時は楽になるかもしれませんが、最終的には自分次第なんだということに行き着きついたのです。だから、人からすれば、強くてポジティブに見えるかもしれませんが、それは人一倍凹みやすいことの裏返しなのかもしれません。だからこそ凹む人の気持ちはわかりますし、時にはよかれと突き放すこともあります。もちろんそんな慈悲的な心でなく、単に鬱陶しいから突き放すこともあります。でもこれだけは知ってていいと思います。それは何かと言うと、世の中に本当に強い人など、そんなにいないということを。どんな成功者だって、心のどこかには弱さを持っているでしょうし、コンプレックスやトラウマもあるでしょう。そして人の見えないところで床に手をついて泣いてることだってあるのです。問題はそうなった時、それをどのようにとらえるかの違いです。

 私もいろんな人や成功している人に会うことがありますが、話を聞いてみると、どの方もどこかでものすごく悩んでたり、落ち込んでたりしてるのですね。でもそれをどのように考え、どのような行動に移るかが、成功者とそうでない人との違いだと思います。

 話をセミナーに戻しますが、東京札幌セミナーまであと一週間です。正直、アナウンスした時は何をしようかほとんど決まっていませんでした。とりあえず札幌は初めてだから、これまでのネタを出せばいいかな、とか軽く考えていましたが、東京はリピーターさんも多いことだし、何か新しいこと、何か感動することをしなければ、と頭を悩ませていました。もう一つ告白します。10月に大阪と名古屋でセミナーをやりました。二つの会場を合わせて30名以上の方に集まって頂きました。が、正直言います。まだ誰にも言ったことはありませんが、大阪と名古屋のセミナーは「失敗」でした。終わった直後はそこまで思ってなかったのですが、日が経つにつれて、どんどん「あれは失敗だった」という思いが強くなるのです。なぜか。それはやはり準備にありました。大阪と名古屋のセミナーは、8月の東京セミナーをベースにしていました。なのでやるネタはすべて出来上がっていたのです。資料は8月のをちょこちょこっと変えただけでした。そして資料にはほとんど事前書き込みもせず、シミュレーションもせず、いきなり始めました。そして何となく終わりました。よかった、と言う声も頂きましたが、その一方、厳しい素直な声も頂きました。参加者の声は声として、とても嬉しいものです。ただ、私自身の中で、日が経つにつれ大阪名古屋セミナーのことを記憶から消したくなるのです。なぜ、あんなしょうもないワークをやったのか、参加者へのペーシング忘れて好き勝手しゃべったりしていたのか、行き当たりばったりで脈絡のない話を続けてしまったのか、いろんな反省が出てしまうのです。8月の東京はとってもいい声を頂きましたので、それに胡坐をかいて、準備をおろそかにしてしまったことの結果だと、今は素直に受け止められるようになりました。

 そう言えば、会社員時代のことを思い出しました。会社員時代、それこそ無数に企画書を書いて、営業やプレゼンに向かったのですが、いい結果を得たのは、決まって「新しい書き下ろし」でした。前の仕事はいろんな自治体相手にまちづくりの提案をするのですが、例えば「総合計画策定」という仕事があったとして、それと同じ仕事がA市でもB市でもあるのです。なので、極端な話、自治体名だけ変えて、同じ内容の企画書を出すことだって可能なのです。そこまででなくても、ある企画書をベースにして、それに新しいアイデアなどを付け加える、いわうる「発展型」の企画書も可能でした。ただ、私が取り組んだ範囲で言えば、名称変えでも発展型でもなく、まったく新たに一から書いた企画書こそがいい結果に結びついていたのです。前の会社では、私だけ専攻が違っていたのもあり、全社通して新しい仕事をすることが多かったですが、そのほとんどは、私のオリジナル企画書でした。「心」がそこにあるのです。単に名前を変えるだけでもなく、内容を付け加えただけでもなく、一から企画書を書くことで、そこに「心」が入るのです。ちなみに、そうやって書いた企画書の中で上司からダメ出しされたものが二つほどありました。ただ、その企画書には「心」がありました。ありきたりの指摘でダメ出しされることに抵抗があったのです。なので、その二つに関しては、意固地なまでに自分の企画書を通そうとして、最終的には「勝手にしろ!」と突き放されたことがあります。しかし、結果としてその二つとも採用されました。今考えると、企画書の「質」ではなく、その企画に対する「心」の勝ちだったんだな、と考えられます。

 これと同じように、私が10月の大阪名古屋セミナーが「失敗」だったと判断する理由がそこにあるのです。つまり「心」の入れ方がそれまでと比べて軽かったのです。確かに結婚式の準備などで忙しかったとは思いますが、曲がりなりにも私のセミナーを受けてみたいと、時間とお金をかけて集まってくれた人に対してです。こればかりは「私」の論理では済まされません。まさしく「一期一会」です。どんな状況であったとしても、そこに最善を尽くすことが、私のすべき最大であり唯一のことだったのです。そのことから、実はセミナーをするのが、やや怖くなっていた時期もあります。ただ、アナウンスしてしまえばやるしかありません。どこで気が変わるかわからないので、テンションを上げて一気にアナウンスします。そうすると引き下がれません。それが11月の福岡セミナーでした。バリ島から帰って、そして当日、資料もできていないままに、熱まで出してしまいました。喉も痛いです。やっぱり中止しようか、、、と何度も思いました。でも、結果的にやってよかったです。時間も体調も良くなかったのですが、そこに入れる意気込み、「心」は10月の大阪名古屋セミナーよりも入っていたように思います。こんなことを書くと、大阪名古屋セミナーに来て頂いた方に対して、とっても申し訳なく思うのですが、黙っていることはもっと申し訳ない話です。だからこそ告白しました。

 そして12月の東京札幌セミナーまであと一週間です。お蔭さまで東京は満員御礼。札幌も徐々に増えています。今までのセミナー、つまり6月のジョイントセミナー以来、私はどこかカッコつけてる部分がありました。カッコよく、スマートにセミナーをやろう、、、なんて考えがありました。しかし、今回の目標は、まさしく「カッコよさ」「スマートさ」を捨てることにあります。私って、そもそもカッコイイのが似合わない男です。スマートさとかけ離れた男です。それが何を勘違いしてか、最も自分に似つかわしくないあり方を求めていました。ここ最近、私の「加賀田熱」はすごいと思います。ある意味、これまでの中で最高。「内藤大助」よりも「亀田兄弟」よりも「ドラえもん」よりも「はだしのゲン」よりも「養老町の星幸ちゃん」よりも激しいと思います。実際、「加賀田式」はスマートさの欠片もありません。しかし、今の私の最も必要なのはこれだったのです。ブログやミクシィでもめちゃくちゃうるさく書いていますが、実生活はもっとうるさいです。今日もツレから何度も言われました。無意識のうちに加賀田晃のモノマネをしてしまっているのです。それこそ声から、イントネーションから、ネタから、表情からすべてを。「加賀田の『加』って言ったら罰金100円、『加賀田』って言ったら罰金1,000円、モノマネしたらもっと罰金」などと言われる始末。ただ、それもあと一週間。もちろん今度のセミナーは私のセミナーであり、加賀田式の再現ではありません。私ならではのネタがほとんどです。しかし、そのパッションだけは、加賀田式を大いに取り入れようとしています。そんなこともあり、今日の夜、ミクシィ日記にこんな記事を書きました。


【セミナー参加者の皆様へのお願い♪】

12月15日の東京セミナー、16日の札幌セミナーでは、両会場において「神」が降臨するみたいです。

ですので、参加者の皆様には、「神」の降臨を快く迎えて頂けるようなご姿勢でお願いできればと思っています。

、、と言うのは、冗談のような本当の話。今度のセミナーは私にとっての「Giant Steps」となります。ある意味、進退をかけると言っても過言ではありません。今までのセミナーでは、もちろん懸命にやっていたものの、どこかカッコつけのような自己満足的な部分もゼロではありませんでした。しかし、今度のはそれらを一切捨てます。カッコつけてもお互いプラスはありません。ある意味私の表面に巣食っている靄みたいなものをすべてキレイに取り去りたいと思っています。

となると、とりあえず参加者の皆様にお願いしたいことは一つ。それは「斜に構えないこと」です。「これは○○の○○のスキルに似てるな」「○○のパクリか」「この点は○○に劣るな」「ここはなかなかやるな」など、評論家みたいな姿勢を一切なくし、純粋な気持ちでセミナーに接して頂ければと思います。これは私のセミナーであり、それ以上でも以下でもありません。ただし、「加賀田式」が入るのは認めます。それでも私は加賀田ではなく石田久二(Q)です。

なんだか偉そうなこと言っちゃってゴメンなさい。実はそれだけ今回のセミナーには力を入れてるのです。寝ている時もセミナーやってます。そしてこれまで以上のエネルギーを放出します。それに波長を合わせていただくと、会場は核融合するでしょう。

そして文字通り「神」が降臨すると思われます。みんなで「神」の姿を見たいと思いませんか?

当日はどうぞよろしくお願いします。



 これ、冗談っぽく書いていますが、結構、本心だったりします。今回のセミナーのテーマは「2007年の有終の美を飾り、2008年を最高の一年にするためのコンディショニング」となりますが、その中で「ブロックを外す」というのもあります。実際、お申し込み頂いている方の中にも自らのブロックを外したい、と言われる方がいらっしゃいます。しかし、ある意味、一番、ブロックを外したがっているのは私自身かもしれません。そして私を含めて参加者全員が何かのブロックを外すことができたら、、、本当に「核融合」がおき「神」が降臨するかもしれません。と言うのは冗談にしても、ものすごいエネルギーが溢れ、相乗効果でますますブロックが外れるかもしれません。そんなわけで、今日は、人知れず悩んでいたことの独白も含め、今度のセミナーへの熱い思いを表現させてもらいました。ありがとうございました。

まじで、ありがとうございます♪
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Commented by まゆ子 at 2007-12-09 14:01 x
読んで「じ~ん」としました。
素晴らしいセミナーになりそうですね。
Commented by kei at 2007-12-09 17:03 x
神様歓迎Welcomeでお迎えしますね~(^^)P
既に完成されたと自身で思ってる方より、成長し続けている方に
コーチングしていただき成長できる私はツイてます♪
Commented by とおりすがり at 2007-12-09 21:31 x
あえてこのようなことを書くQさんの勇気に感銘しました。
きっと、いいセミナーになるでしょう。
Commented by katamich at 2007-12-11 10:08
■まゆ子さん!
ありがとうございます!
がんばりま~す!
Commented by katamich at 2007-12-11 10:09
■keiさん!
当日はどうぞよろしくお願いします!
お互い切磋琢磨して、いい人生を創って行きましょうね!!
Commented by katamich at 2007-12-11 10:09
■とおりすがりさん!
ありがとうございます!頑張ります!
by katamich | 2007-12-08 23:09 | ■人生哲学 | Comments(6)