場数を踏む!! 2007.9.16
2007年 09月 16日
セミナーの始めに、毎回、一人ひとりが前に出て何かを話ます。内容は自由です。今の気分、先週の出来事、楽しかったこと、悲しかったこと、感動したこと、などなど、テーマは自由に前に出て話をします。何気ないようですが、これってすごいことです。実際、10時から5時過ぎまでのセミナーの間、受講生は何度も発言をします。最初は自由に、一つのワークをするごとに気づいたことなど、最後に今日の感想、などです。なので一日に5~6回以上は人前で話をすることになっています。全18回の日程で合計すると実に100回以上は話をすることになります。中にはプレゼンに特化したワークもありますので、とにかく話まくりなんです。よく考えて見ると、人生において100回人前で話す機会を持たない人って意外と少なくないのでは、と思います。もちろん学校の先生や経営者・管理職などは、100回では済まないと思いますが、全体的には必ずしも誰もが人前で話す機会に恵まれているわけではありません。ですので、しばしば言われるようにNLPを学ぶ3ヶ月ないし半年というのは、徹底した自己変革を遂げる期間とも言えます。思えば、私も去年の10月から学び始めましたが、ものすごいスピードで成長しているのも、実はNLPのおかげなのかもしれません。こんなこと言うと、NLPの宣伝みたいに聞こえるかもしれませんが、私自身、いろいろチャレンジしている中で、NLPの効果と言うのは決して小さくないと思っています。ただし、一つ言っておきたいのは、NLPを学んだからと言って、誰もが変われる、成長できるわけではありません。あくまで個々人の積極的な姿勢によります。
NLPと言うのは、過小評価されてる面と、過大評価されてる面の両方があると感じています。過小評価されてる面としては、歴史が浅く体系的にも深みがないとか、オカルトチックだとか、スキルやワークの手順がまどろっこしいとか、もはや資格商法に堕してしまっているとか、ま、的外れだと感じる部分も多いのですが、そのような評価も現実にあります。一方で過大評価されてる部分としては、NLPを学んだ「だけ」で、何でも目標が叶い、誰もが簡単にアウトスタンディングな人間になれる、という評価です。そのような過大評価を真に受けて、期待しながら受講してみたはいいのですが、どうも思うような自己変革が起こっていないと早期に判断して、来なくなってしまう人も少なくありません。ただ、我慢して最後まで受けたからといって、これもまた期待通りの成果が得られるかと言うと、必ずしもそうではありません。結局は、本人の姿勢がすべてだったりします。もちろん相性の問題もありますが、結局は本人の姿勢なのですね。
この点は、NLPに限らずなんでもそうなのですが、私が取り組んでいるNLPに関して言えば、積極的な姿勢で参加すれば、何らかの自己変革や成長は必ず起こると確信しています。最初の方は半信半疑で参加してみたものの、半分を過ぎるあたりから、もしかしたら面白いかも、すごいかも、、という評価に変わってきて、最初の10日間が終わった頃には何とも言えない充実感と感動を持たれる人も少なくありません。ま、人生の一時期にこのような時間を持つことは決して無駄ではないと思っています。もちろん代金との兼ね合いもありますが。
てなわけで、私自身もまずは受講生として、そして今は進行役として、皆さんと同じようにNLPを学んでいるわけですが、私も当然ながら発言の機会は多く与えられます。その中で早朝の一言というのは、受講生からとても楽しみにされていると聞きました。私は特に張り切って話す内容を決めてのぞむわけではありませんが、毎回、何かしらNLPに関連した小話をしようとは思っています。それが進行役としての一つの勤めであるとも感じていますので。そんなとこで、今日の話としては、昨日の「おばはん」の話を題材にNLPに関連するような話をしました。内容としては、昨日の日記に書いたように、ペーシングとディスペーシングの話が中心でしたが、話しながら思いついた小ネタなんかも披露したりします。ちなみにどんな小ネタかと言うと、、、
・ぽっちゃりした(太った)女性をリフレーミング(良いように解釈する)には、「深田恭子ちゃんのような」、または「長澤まさみちゃんのような」という修飾語をつけるのが良い
・女性が自分から年齢を言う時は、必ず「え、お若く見えますね~」というリアクションを取るべき
などなど。この例についてちょっと解説しますと、「~のような」というメタファー(直喩)はリフレーミングやVAK(資格聴覚触覚)に即したプレゼンにおいて非常に役に立ちます。どんなにぽっちゃりしていても、深田恭子や長澤まさみのような、と言われて嫌がる人はまずいないと思います。森三中のような、とか今いくよくるよのような、と言うのは、本人達には失礼ながら、リフレーミングには適していません。どうでもいいのですが「谷亮子(田村亮子)に似ている」というのは、非常に複雑で微妙なところですね。悪気を感じさせずに、相手をちょっとへこますのに適したメタファーだと私は思っていますが、どうでしょうか。同じスポーツ選手でも「高橋尚子のような」とか「福原愛ちゃんのような」と言うのは、必ずしも美形でないにしても、あまり嫌な印象は受けないのですが、「谷亮子のような」と言われると、マイナスの要素はほとんど見当たらないにも関わらず(柔道で世界一、オマケにプロ野球選手と結婚して一児をもうけてますし)、なんか素直に喜べなさがありますよね。なんでだろう。
ま、それはともかく、「~のような」というフレーズは人をその気にさせるのにもとっても役に立ちます。カールライスターという名クラリネット奏者がいるのですが、あるレビューにライスターの音色をして「カスタードのような甘くなめらかな」と表現されていました。うまいな~と思います。クラリネットに全然興味がなくともこのレビューを読むとライスターの音を聴きたくなる人は少なくないと思います。NLPで言えば、いわゆる「触覚系(K)」の人はこれで反応するでしょう。ちょっと違うかもしれませんが、学生の頃、友人とインドに行ったのですが、インド行きが近くなるにつれて、突然、その友人は行かない、と言い出したのです。そこで私は「インドの星こんなんやで~!」と言ってOリングを作って見せました。つまりこれだけデカイ星がインドでは見れる、という確かめもしてないことを言ったのです。すると、その友人は行くことになりました。なんと友人は星座盤まで持ってきてました。よほど「こんなんやで~!」というのが効いたのでしょうか。ですのでNLP的に言えば、その友人は「視覚系(V)」ですね。ちなみにその友人は帰国後、赤痢が発覚して2週間隔離されました。オマケに実家が食べ物屋だったのですが、保健所の手が入り、それが原因かどうか知りませんが、間もなく店をたたむことになりました。。。もしかして、俺のせい??あ、こんなこと言うと、来年の「Qさんと行くインドツアー」の参加者が減りそうだ、、けど、ま、いいです。これで行かない人は、行かない運命にあったということで。。。
あと、もう一つ、「女性が自分で年齢を言う時」という話ですが、一般的には女性に年齢を聞くのは男性に比べてちょっと失礼という傾向があります。それにも関わらず、時として、自分から年齢を言う女性がいます。この場合、自分で年齢よりも若く見えているという自信があるから言うのであり、その時、「え!若く見えますね~!」という返事を期待しているのがほとんどです。昨日の「おばはん」もそうでした。「私、もう54歳になりますが」と言った直後、少しだけ間が空いたのですが、この瞬間に「若いですね~」を言うべきなのです。私はすでにラポールを失っていたので、言うタイミングを外しましたが、ツレも同じく言いませんでした。何だかんだと言って、ツレは「おばはん」とラポールが築けてなかったのですね。もう一度言いますが、女性が自分から年齢を言う時は、その直後に必ず「若いですね~」と言わなければなりません。言えばラポールが強化されますが、言わなければ、無意識的にラポールは薄れていくものです。もちろん男性が自分で年齢を言う場合も同じですが、女性の場合は特にそうだということです。いつもの私ならば、相手の女性が自分で年齢を言った時は、目をむいて「え!めちゃくちゃ若く見えますね~!信じられない!お肌とかつるつるじゃないですか~!」と大げさにリアクションします。これで相手は手の平、、、ふふふ、、、と言うのは冗談ですが(笑)。
余談になりましたが、今日はそんな話を5~10分程度でしました。毎回、いろんなネタを披露しているので、受講生からはとても楽しみにされているようです。で、今日もセミナーが終わり、私は終了後、別のセミナーに移ります。今度はNLPのことを知りたいか、受講しようか迷っている人に対する体験セミナーというやつです。これはサポートではなく、私が講師という形でお話しします。これは全国展開しているある専門学校からの依頼で行います。時間はミニワークもあわせて一時間しかありません。受講生は9名。45分間、しゃべって、15分で簡単なワークをしました。かなりの熱弁を奮い、受講生からも「めちゃくちゃ面白かった」と感想を頂きました。おかげさまで迷っておられる方はすぐに申し込まれ、何となく冷やかしで来られた方も興味が増したようで、専門学校の職員の方といろいろ話し込んでおられました。とりあえずは、今回の体験ワークも成功ということです。
まずはNLPとは何ぞやという話から始めるのですが、途中、小ネタも挟みます。うなずきや笑い声が起こると私も安心します。その中で、突然、思いついたこととして、こんな話をしました。(私のように)話が上手くなるには、2つの方法があります、と。一つは、話の上手い人の真似(モデリング)をすること。私もやりました。もう一つは、、、(間をあけて)、、、場数を踏むことです、と。確かに小手先のテクニックはたくさんありますし、私も実践しているのですが、本当に上達しようと思うのならば、場数を踏む以外にはないのです。これは人前で話すことこ限りません。どんな道でもそうです。確かに学習や理解は大切かもしれませんが、それ以上に、場数を踏まずして上達はありえません。営業にしても、いかに本を読んだりセミナーに参加したとしても、実際に見込み客と話をすることなしに営業成績は上がりません。極端に言えば、本やセミナーに行かずとも、ひたすら見込み客と会い続けるだけでも、営業成績は確実に上がります。その上がり方の幅を大きくするために、本やセミナーを活用するのであって、基本は何より「場数」です。もし、場数を踏まずして上達する方法があれば教えてほしいものです。もちろんそれを私に聞かれても困ります。時々、「石田さんは、どうしてそんなに話が上手なんですか?」と聞かれることがありますが、「何度も話してるから」以外に答えようがありません。もちろんスキルやテクニックはありますので、それが「場」に立つための手伝いにはなるかもしれませんが、結局、上達するためにはひたすら「場数」を踏むしかないのです。これだけは断言できます。
とにかく、場数、場数、場数です。場数、場数って言ってたら、バカバカに聞こえてきましたが、それでもいいのです。バカになったつもりで、一つのことにひたすらチャレンジし続ければ、気が付いたらいつの間にか、すごいところに立っている、、ということになるのです。私もこれからもどんどん場数を踏んで行きたいと思います。ありがとうございました。
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