50代からのライフワーク 2007.3.26

 今日は久々に昼間からお酒を飲んできました。私の出た大学院の集まりであり、また、私の恩師が退官され、別の大学院へと移られるということでの、お祝いでもありました。私が大学院に進学したのは、非常にふざけた理由でした。大学4年の8月に急に就職活動を辞めてしまい、卒業後は旅に出ると決心した時、飲み会のある席で、世話になっていた地域の方から、「お前に放浪なんかさせたら、本当の放浪になって帰ってこなくなるから、何か立場を得てから行ってこい」と言われたのがきっかけでした。それで恩師から「大学院受けたら?帰ってきて勉強したくなかったら辞めたらいいじゃん」なんて、軽いノリで勧められて、それで行くことになったのでした。。。でもまあ、その選択は私にとっては正解でした。入学式の日に休学届けを出して、一月ほど土方して行き、帰ってくると案の定勉強がしたくなって、2年間は真面目に(?)勉強したと思います。その後、紆余曲折して今に至るわけですが、私の中では、アカデミックな環境で勉強した数年間ってのは、非常に尊い経験として残っています。

 今のような生活の上では「無駄な学歴」かもしれませんが、長期的に見れば非常に価値ある時期だったし、これからもそうであろうと思います。その時期にお世話になった恩師だったのですが、久方ぶりにお会いしました。他に集まってきた人もその関係の人であり、私以外のほぼすべての人が何らかの形で、勉強してきたことに関係のある道に進んでいます。そういう意味では、私は全然異なる領域に進んでいるのですが、そういうことを殊更に面白がる恩師であります。その恩師は元々は経済学史うや社会学史の専門(Mヴェーバーの研究者)であったのですが、その後、社会政策や地域計画、環境問題など具体的な領域にフィールドを広げ、生活密着型の研究者、実践者として活躍しています。昨年秋には、西日本新聞と九州国立博物館が主催した「九州宝御前物語」の監修にもあたり、いわゆる食や文化の方面にまで活動の領域を広げています。余談ですが、その恩師は年に何度かドイツにまで調査に出かけるのですが、最近、ヨーロッパでは「発達障害の原因は食事」という角度から真剣に研究が進められているのだとか。もちろん因果関係は立証できてないのですが、その辺りの話は日本でもしばしば論じられるところではあります。

 児童の発達障害に限らず、ウツや精神疾患、生活習慣病に至るまで、原因のほとんどが「食」にあるという話です。要するに口に入れるものが原因なのです。水道水なども水道管が鉛やアルミで出来ていたりすると、わずかではあれそれらが溶け出し、飲み続けると体内に蓄積され、様々な疾病につながるという仮説です。食品添加物も同様です。ジャンクフードやコンビニ食ばかり食べていると、心が貧しくなるとはよく言われますが、それは「心」の問題と言うより、むしろ「身体」の問題なのでしょう。心と身体はつながっていますので、身体が悪くなると心も荒んでくるのです。

 よく精神的な病を抱える人が、カウンセラーやセラピストのもとをたずねますが、実のところ、そうなったのは過去のトラウマや人間関係などではなく、何を食べて生きてきたか、が問題なのだと指摘する人もいます。ましてや前世や先祖のカルマでもありません。もちろんその可能性を否定するわけではありませんが、多くの場合、食や生活スタイルなど基本的、物理的なところに原因があると考えられるわけです。なのでカウンセリングを受ける前に、自らの生活スタイルを見直してみることが非常に重要だと考えられるわけです。もちろん先にカウンセリングを受けることによって、それが生活スタイルの見直しにつながり、症状が軽くなる場合もあるでしょう。いずれにせよ、心の問題を心だけでは解決できず、身体や物理的環境の面から改善する必要があるというわけです。私個人もその考え方には全面的に賛成します。もちろん因果関係を立証しろと言われてもできないのですが、一つの考え方、ポリシーとしては持っておきたいと思います。

 とは言うものの、今の世の中、完全に安全な食べ物だけを求めるには限界があります。費用の面でもしかりです。ただ、自分や子どもがどんなものを食べているのか、どんなものを食べるといいのか、など意識を向けることは重要だと考えます。つまり「情報」と「理解」です。そこからのスタートですね。それから重要なのは、やはりデトックス(解毒)です。つまりは肝臓と腎臓の強化です。そのための方法論も知っておく必要があるのでしょう。体調が悪い、異性にもてない、コミュニケーションが下手、お金がない、常にブルー、、、などの原因は多くの場合、食や生活習慣の問題に帰すると考えていいと思います。決して霊やカルマの問題だけではありません。それは最後の最後だと私は思うのです。

 話がかなり脱線してしまいましたが、今日、いろいろと話を聞いていて、やはり私もいつかはまたアカデミックな世界に入っていきたいな~とか思いました。一つのことを純粋に追求するのって、実はめちゃくちゃ面白いことなのです。今の私は、とにかく「稼ぐ」と言うのがメインです。正直、すべてが「稼ぐ」ためにベクトルが向いています。そのためには多くの人と接し、絶えず勉強をし、自分を高めていかなければなりません。それはそれでとても楽しいことです。しかし最終的にはそういったことを完全にクリアし、何も考えずに一つのことだけを追求していけるようになりたいと思っています。なので今日、50代で博士号を取ることをコミットメントしてきました。30代は実績づくりと経済的な成功、40代は人を成功させること、そして50代から本当の意味でのライフワークに進みたいと考えています。その一つとして博士号を取ることがとりあえずの目標です。なので50代から再び大学院の博士課程に進むと思われます。テーマは何かと聞かれても、まだまだ先の話なのでわかりません。哲学など抽象的な論文になるかもしれませんし、よりもっと現実的な問題提起を含む論文になるかもしれません。いずれにせよ、それを考えると結構ワクワクします。20年先のワクワクすることを思い描いていると、なぜだか今も楽しくなるものですね。そんな意味でも今日の飲み会は私にとって有意義でした。途中、話がかなり脱線しましたが、ま、そんなとこですね。ライフワークを描くことはとても有意義ですね。



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Commented by at 2007-03-26 23:51 x
こんにちは
私もあなたのように
人生を楽しんでいる一人です(笑)
そして同じように人を教え導くことを
ライフワークとしたいと思っております
今は足場を固めているところですが(笑)

やはり人の人生を左右する仕事ですし
言葉には責任がともないますので
それ相応の覚悟がなければいけませんね!

それでは、お互い人類の為にがんばりましょう!

あなたとあなたにご縁のある方々の人生が
素晴らしいものでありますように♪
Commented by #deep mountain at 2007-03-27 14:33 x
あれま! Qさんと同窓生になるやも知れませんね、大学院で!
Qさんが50代だったら、私は60代?はたまた70代?
大学では、私は孫と同窓生になるかも!?
Commented by katamich at 2007-03-28 15:51
■初さん!
コメント、ありがとうございます!
ほんと、言葉は大事ですよね。
お互いがんばりましょう!
Commented by katamich at 2007-03-28 15:52
■deep mountain さん!
お、同じ研究室で方を並べるのも一興ですね。
60や70なんてまだ若いでしょう!
by katamich | 2007-03-25 23:30 | ■人生哲学 | Comments(4)