タイムドメインの脅威！ 2007.3.19

　昨日の演奏会後の打ち上げでは結構飲んだようです。うちの楽団はすぐに破目を外すところが、、、いいところです。何となく家に帰って、そのまま歯を磨いて寝てしまいました。4時頃トイレで起きたのですが、まだちょっと酒が残っているようでしたので、すごくいい水を飲んで、再び寝ました。そして5時半起床。目覚ましは当然、「キャプテン」の「君は何かができる」です。朝から元気がでます。そしてすごくいい水のおかげで二日酔いもなくなっていました。6時からコーチングです。今日は4名の方とコーチングでした。私自身もとっても学びがあるものです。

　ところで、今日、素敵なものが家に届きました「タイムドメイン」というスピーカーです。前々から「いい」とは聞いていましたが、なぜか今まで買いそびれていました。一年ほど前にコンポが壊れて、最近は安いCDラジカセで音楽を聴いていたのですが、そのラジカセさえもが壊れてしまったので、この機会に思い切って買いました。ネット上でも評判がいいです。普通、オーディオと言うと何百万、何千万も出して、凝りまくる人がいますが、それらマニアの人でさえ、タイムドメインの音にはしびれたそうです。そんなすごい音と評判なんですが、接続方法などはバカにしてるのかと思うほど簡単。ヘッドホン・スピーカーの出力端子に差し込むだけ。それも特別なアンプでもなく、CDウォークマンとかMP３でもいいそうです。で、とりあえずPCにつないで、HDに入っているｍｐ３を聞くことにしました。


　驚愕でした。


　理論上の細かいことは知りませんが、ちょっと素晴らしすぎでした。お蔭様で、今日は時の経つのをすっかり忘れ、今まで何度も聴いたCDを取り出して片っ端から聴いてみました。ジャズ、ボサノバ、クラシック、ヒーリングを聴いてみました。途中、コーチングなども入ったのですが、オーディオ教材も聴かずにひたすらCDを聴いていました。細かいレビューは避けます。ちょっと表現力に限界を感じます。この音の前では。もちろんもっとすごいスピーカも世の中にはあるのでしょうが、費用対効果という面では、これだけのものはちょっとないのでは、と思います。昔オーディオマニアの人と親しかったことあり、いろいろと聴かせてくれたのですが、確かに初めて聞いた時はすごく感激したのですが、数百万円かけてバージョンアップした時のと違いがあまりわかりませんでした。私としてはいろんなレコードをいい音で聴く方いいのですが、その人はオーディオにばかり金をかけて、肝心のレコードにはほとんど無頓着でした。少ないレコードをいろんなシステムで聴くのが好きのようです。オーディオマニアってそんなものでしょうかね。

　私はオーディオにはさほど凝ってなく、とにかくいろんなCDやレコードを何度も聴く派なので、いいシステムが一つあれば満足です。その点、タイムドメインはその要求を見事に満たしてくれました。聞いたところ、大編成のオーケストラよりは、一つ一つの楽器が独立している小編成の方がよさそうです。となると、スモールコンボかソロのジャズが最高です。「タイムドメイン」のすごいところは、CDではほとんどわからないピアノの「音色」までもはっきりと聞き分けられることです。サックスなんかは、奏者によって全然音が違うので、有名な人のはすぐに聞き分けられます。例えばソニー・ロリンズとジョン・コルトレーンでは「音」を聞いたただけですぐにわかります。スタン・ゲッツになるとなおさらです。アルトでは、チャーリー・パーカーとポール・デスモンドの音はどんな素人でもはっきりと聞き分けられるでしょう。でもピアノは基本的に叩くだけなので、生で聴かないと音の違いはわかりにくいものです。でもタイムドメインはそれを可能にしています。生では聴いたことがない、キース・ジャレットとミシェル・ペトルチアーニの音がいかに傑出しているかわかります。生で聞いたことがあるケニー･バロンよりもいい音だと感じます。もちろんケニー・バロンもいいピアニストではありますが。

　でも私が一番感激したのがギターの音です。まず、ジョアン・ジルベルトの「声とギター」で泣き、ジョー・パスの「ヴァーチョーゾ」でのけぞり、パット・メセニー＆チャーリー・ヘイデンの「ミズーリの空高く」で完全にノックアウトされました。私の買った「タイムドメインmini」はギターやベースなど弾く系の弦楽器と相性がいいみたいです。もちろん真っ先に聴いたソニー・ロリンズの「サキソフォンコロッサス」も最高でした。死ぬほど聴いてアドリブもほとんど歌える「モリタート」でもいろんな発見がありました。これから先、ジャズを聴く楽しみが増えました。CDで4~500枚はあるので、片っ端から聴いて、当分、楽しめそうです。ちなみにもしも無人島に5枚だけCDを持って行っていいと言われたら、、、次のを選ぶでしょう。1枚や3枚は到底選べません。

・パット・メセニー＆チャーリー・ヘイデン「ミズーリの空高く」
・ミシェル・ペトルチアーニ＆エディ・ルイス「ディオ・イン・パリ」
・ソニー・ロリンズ「サキソフォン・コロッサス」
・キース・ジャレット「ケルン・コンサート」
・マイルス・デイヴィス「リラクシン」

　もうあと5枚選んでいいと言われたら、、、

・スタン・ゲッツ＆ケニー・バロン「ピープルタイム」
・ジョアン・ジルベルト「声とギター」
・カーメン・マクレー「グレート・アメリカン・ソング・ブック」
・レッド・ガーランド「アト・ザ・プレリュード」
・エリック・ドルフィー「ラスト・デイト」

かなあ。うう～、ビル・エヴァンズもデクスター・ゴードンもバーニー・ケッセルもはいっとらん。。。こういうのは苦しいなあ。


　で、「タイムドメイン」ですが、楽天のショップでは結構売られているようで、値段にもバラツキがあります。ちょっと紹介しときますね。


・タイムドメインlight　（14,500円～）　：ここが一番安いようです。タイムドメインminiの姉妹版ですね。

・タイムドメインmini　（17,700円～）　：私が買ったやつ。定価は18,900円なんですけどね。

・タイムドメインYoshii9　（299,000円～）　：いつかは欲しいですね。定価は315,000円みたいです。
　

　ちなみにこちらはカルトなページです。「タイムドメイン」でオーブが発生したそうです。。。



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