無意識のリソースを引き出す 2007.3.12

 今日からまた新しい一週間が始まりました。今は確定申告やらなんやらで時間がいくらあっても足りません。NPOの事務所にも行ってます。そして夜はコーチングやら事務作業やらをしています。気がつくと夜中の2時なんてことがざらです。とはいいながらも、今日もまた本を買ってしまいました。ジュンク堂でカゴに入れてレジに持っていくと、一万円に届きそうでした。先週もそれくらい本を買ったし、最近、月々の書籍代もバカになりません。図書館で借りればいいのですが、私の場合、線を引いたり、書き込んだりすることも多いので、そういうわけにもいきません。欲しいと思っていた本がブックオフやアマゾンマーケットプライスであったりすると、とりあえず即買なんですが、そうでない場合はどうしても新品を買って、書籍代がかさんでしまいます。ま、これも投資と思って、ケチらないことにします。昔から言うではないですか。家は借りて住め、本は買って読め、と。ちなみに今日買ったのは、NLP、コーチング、ブリーフセラピー、フリーランスの生き方、啓蒙書みたいな類の本です。全部実用書ですね。ま、これは経費、経費です。

 ところで、最近、平日は毎日コーチングをしているのですが、スキルとしてコーチングで重要なのは「傾聴」「承認」「質問」であることは、これまでも述べてきました。「承認」を核として、カウンセリングでは「傾聴」により重きが置かれ、コーチングでは「質問」に重きが置かれていると考えています。コーチングのコーチングたるべきは「質問」にあることは間違いないでしょう。ただ、その前提としての「傾聴」「承認」がなければ、「質問」も「尋問」になってしまうことがあります。「質問」が「質問」として正常に機能するためには「傾聴」と「承認」が重要であることは言うまでもありません。ただし、セッションによっては、質問らしい質問もしないときもあります。単純に今の状況を聞くだけで、何かしら気づきや解決を導くこともあるからです。ただ、それだけでは物足りないのも事実です。だからというわけではありませんが、私の「3ヶ月コーチング」では「今週のパワーアップクエスチョン」という宿題を提供しています。

 クエスチョンの数は必ず5つです。そのうち2つは「今日の気づき」と「来週までの行動」と決まっているのですが、あとの3つはその日のセッション内容を反映した質問をする、ときもあれば、わけわからない質問の場合もあります。ただ、私がこの質問シートを書くときは、基本的に「何も見ないで」書きます。カンニングペーパーなどは基本的にありません。以前、別の人にした質問が頭にあって、それをそのまますることはありますが、それでは文章表現は微妙に変わっているはずです。セッションの直後に用事があるときは、それを優先しますが、そうでないときは、すぐにセッションを振り返りながら、チャネリングの気分で質問を呼び起こします。で、その質問に答えることが、クライアントさんにとって新たな気づきとなることもあるようです。お答え頂いた内容に対しては、一応、フィードバックしてお返しします。意図がわからずした質問も、答えを見てからその意図がつながることもあります。

 この質問の話は以前もしてましたね。例えばこんな質問をしたりします。


・あなたが今、一番ワクワクすることは何ですか?
・あなたが今、捨てたいものは何ですか?
・あなたが他人に与えたいものは何ですか?
・目標を達成したら、誰に一番喜んでもらいたいですか?
・あなたがお城のお姫様なら、今、何を召使いに命令しますか?
・○○(クライアントさんの名前)という人物の魅力とは?
・長期間、無人島に行くとなったら、何を持って行きますか?
・叶姉妹的には恭子さんと美香さんではどちらに魅力を感じますか?その理由は?


 
 なんかわけのわからない質問もあります。その意図はリンク先の記事を読んでもらえばいいのですが、最近した質問でいうと、、、


・一億円を一ヶ月で使い切ってください。何に使いますか?
・一兆円があれば何をしますか?
・余命3ヶ月と宣告されました。最後にどんな生き様を残しますか?
・メンターを3人あげて、その人たちからアドバイスをもらってください。
・口角をあげてください。何が見えますか?
・この世に生を受けて、一番、「感謝」していることは何ですか?
・もしもあなたが男(または女)であったら、どんな生き方がしてみたいですか?
・あなた自身を2分間で紹介してください。その際のキーワードを3つ以上を教えてください。
・あなたが今一番欲しい「結果」は何ですか?それを達成するためのリソース(資源)はなんですか?もし妨げているものがあるとすれば、それは何ですか?
・今日から新しい習慣を身につけるとすれば、何をしますか?
・今、あなたの「守護霊」に相談したいことは何ですか?
・ドラえもんの道具の中から欲しいものを3つ選んでください。その理由も教えてください。
・収入をあげるための方法論を100通り書いてください。
・あなたの「心のカバン」の中にいつも入っているものは何ですか?



などなど。まともな質問もあれば、わけわからん質問もあるかもしれません。しかし、この「わけわからん」ってのがミソなのです。実はそんな質問に答えるだけで、「無意識のリソース」が取り出せることがあるからです。例えば「ドラえもんの道具」なんてのは、あまりにも遊び過ぎてるように感じますが、クライアントさんが何とかそれに答えると、その瞬間、「私こんなのが欲しいんだ~」なんて気づくこともありますし、同時に「自分でもそれは作り出せる」ことがわかったりします。例えば「タイムマシン」と答えたとしたら、自由な時間が欲しいのであるし、また、自由な時間自体は創意工夫で生み出すことができます。

 「心のカバン」なんて言い方をすることがありますが、これは要するに何を思っているか、です。でもあえて比喩的表現をすることで、取り出しにくい心の中がわかったりします。本人も気づかないようなことです。「守護霊」もそう。「叶姉妹」もそうです。

 こういうのを私は「メタファーの魔法」と呼んでいます。言いにくいこと、考えにくいことを「メタファー(比喩)」にすることで、出しやすくなるわけです。現代催眠の第一人者のミルトン・エリクソンもよくメタファーをつかった質問をします。また、どうとでも取れる曖昧な質問をして、その曖昧さゆえに、クライアント側は勝手に明確化してしまいます。その明確化こそが無意識のリソースだったりするわけです。

 私はコーチングのときに自然な会話を心がけています。いわゆる「なぞなぞ」のようになっては、セッションがスイングしません。時にはフリートーク(雑談)のようになることもあれば、ガチガチのワークになることもあります。それとセットとして「パワークエスチョン」ってのを実施しています。これは私のオリジナルです。その人、その都度の、いわばオーダーメードですので、世界に一つしかありません。もちろん個々の質問は同じようなのがあっても、その組み合わせは2つとありません。さらにその質問への返答、私からのフィードバックを入れると、本当に世界に一つだけの「心の地図」が出来上がるのです。「潜在意識の集大成」とも言えるかもしれません。そしてもっと面白いことが後に起こります。あるクライアントさんから聞きましたが、「あの質問シートをもう一度読み直してみると・・・その通りのことが起こっていた。。。」なんてこともあるのです。私はその時、潜在意識に偉大さを実感します。私自身も何気なく書いた「メタアウトカム(結果を導く)」のワークの内容が、3ヵ月後にすべて実現していた、、、なんて経験もあります。

 そんなわけで、私のレギュラーコーチングに関しては「パワークエスチョン」がセットとなっており、人によっては非常に面白いパフォーマンスが得られることもあります。一方、「お試しコーチング」については、どちらかと言うと、提案型になる傾向があります。一回のコーチングでは潜在意識レベルまで届きにくい部分があるので、「答えはあなた自身の中にある」的な前提に縛られず、こちらからリソースを与え、それに対する返答という形を取るほうが効率的だからです。もちろん提案しない場合もあります。それはクライアント側のリソースが豊富な場合です。その時は多いにしゃべってもらって、時々、質問するという感じになります。でもまあ、お試しの場合、8割がたは提案型になるようです。

 今日は何となくコーチングの紹介みたいになってしまいました。とまあ、今日はそんなところで。。。


今日も読んでいただき、ありがとうございました♪
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by katamich | 2007-03-12 08:04 | ■NLP・コーチング | Comments(0)