天狗とセルフイメージ 2007.1.15
2007年 01月 15日
今日も何名かお試しも含めてコーチングをさせて頂きました。最近、なぜかわからないのですが、うまくいってる感じです。クライアントの方も、コーチングを受け始めてから、なぜか急展開(いい意味で)が起こっているなどの報告を受けます。そしてコーチングの料金は1月から値上げしたのですが、これまたなぜかわからないのですが、申し込みが増えています。値段を上げると申し込みが増える・・・。中学のときに習った「需要供給曲線」によると、価格を下げると需要が増えることが経済原則であるのに、時として逆のこともあるようです。そこに経済原理では図れない面白い謎があります。それを解く鍵がここにあります。神田昌典さんの「あなたの悩みが世界を救う!
「何も価格を高くすることは、販売者にとってメリットがあるだけではない。顧客の満足をも引き上げる。なぜなら価格を高くすることは、それはあなたの格を高くすることであり、同時に、その格を保たなければならないという義務が生じる。だからこそあなたは、懸命に商品を販売し、懸命にサービスを提供し始める。」
なるほど、その通りですね。これは「100円のリンゴを一万円で売る方法」という話の中で言われるのですが、本来は不可能だと思うこの命題も、「イチロー」がリンゴを売れば、一万円でも売れていくだろうということです。今なら新庄剛志の方がいいかもですね。「引退記念りんごshinjo限定100個」なんて売り出しすれば、完売でしょう。新庄がねじり鉢巻して直売すれば確実ですよね。「オレ様からリンゴを変える客は、なんてラッキーなんだ。しかもたった一万円だぜ(本文引用)」と言った瞬間、リンゴは売れていくのだとか。これをセルフイメージと言い、通常それは価格によって表されるのです。そういう意味で、私がコーチング料金を上げた途端に申し込みが増えたことも納得できるわけです。
もちろんこれは程度問題ではあります。実力がないのに、相場の2倍なんて価格をつけても、売れるはずはありません。あくまで実力(品質)とセルフイメージのバランスが重要となります。ただ、セルフイメージの引き上げは実力の向上にもつながります。セルフイメージが低いままでは、実力の停滞はおろか、クライアントに対しても失礼だと感じるわけです。特にコーチングって言うのは競争ではありません。セルフイメージがすべてと言ってもいいでしょう。世の中、神田昌典さんのコンサルティングならいくらでも払う人がいるでしょうが、もしも、神田さんが極端に低い価格を設定すればどうなるでしょう。おそらく怪しがられて顧客は減っていくことでしょう。
ただ、世の中、特に日本という国ではセルフイメージを高めることは天狗(傲慢)だと思われる傾向も無きにしも非ずでしょう。謙虚を美徳とする国民性だけに、あまりおおっぴらにセルフイメージを高めても、非難される可能性があります。そんな葛藤についても神田昌典さんは素晴らしいアドバイスをしてくれます。神田さんの「仕事のヒント」というメルマガからですが、、、
キーワード:
ハリウッド映画のヒーローは、決して反省しない。
失敗しても、傲慢を貫き通したまま自分を磨く。
解説:
謙虚が美徳とされている。
しかし、実力のある人が謙虚であるからこそ人を惹きつけるのであって、
はじめから謙虚なだけでは誰も振り向かない。
世の中に自分を売り出していくときには、傲慢なほうが受け入れられる。
しかし、傲慢なままでは、一時は持ち上げられても地に落とされる。
大切なのは、傲慢から謙虚になるタイミングを感じ取る柔軟性だ。
と言うことです。世の中には4種類の人種がいるのかもしれません。「①有力×謙虚」「②有力×傲慢」「③無力×謙虚」「④無力×傲慢」、と。一番いいのは言うまでもなく①であり、こういう人が「本物」と言われるのでしょう。でも最初は誰もが「無力」です。つまり③か④です。神田さんはまず④であれと言います。確かに③というのは惨めです。実力もないのに「本物」の真似をして謙虚さを装おうなんて、私の美学にも反します。それでもやはり世の中は「謙虚」を求めるものです。その方が「安心」だからなんでしょうか。私はむやみやたらと謙虚さを求める人とは付き合いたくありません。そして私も人に謙虚を求めるようなことはしたくありません。もちろん実力もないのに傲慢なだけの人は論外です。それでも傲慢に見合う努力や行動をしている人とは大いに付き合いたいものです。そういう人は「有力」になる可能性が高いからです。
神田さんも言うように、大切なのはその後、つまり実力が備わった後に「傲慢」から「謙虚」になるタイミングなのでしょう。でもそれはあくまで、実力がついてからの話です。世の中には「こっちゃ~こいオバケ」がたくさんいます。人が頑張っている姿を見ては「無理しないでね」とか「とても心配です」とか「いつもハラハラして見ています」とか「頑張らなくてもいいじゃん、人間だもの」とか、さも良い人ぶった言い方をします。私はその時、「こっちゃ~こいオバケ」だと思って、かわすことにしています。「こっちゃ~こいオバケ」の群集は得てして謙虚です。そしてその群集の中にいると、何とも心地がいいものです。ぬるい温泉のようです。傲慢になるとは、まさしくその温泉から出て、雪降る真冬に肌をさらすことだと思っています。その時、「こっちゃ~こいオバケ」は「そんな寒いとこにいないで、こっちにおいで~、風邪ひくよ~」と手招きをします。でも私はその手を振り切ります。傲慢に徹してでも実力をつけたいからです。
私はしばしば雑談に入ると、クライアントに約束することがあります。近い将来、「わたし、あの石田さんから直接コーチングを受けていたことがあるんですよ~」と言わせることです。私も自信をもってお金をとってコーチングをしています。当然、クライアントの成功を一番に考えて切磋琢磨するのですが、同時に私も成功しなければ意味がありません。そのためには公言通り「年内に月収100万円確保」を達成しなければなりません。お金を取っている以上、私は私だけの私ではありません。クライアントにとっての私でもあるのです。「こっちゃ~こいオバケ」がどんなに手招きしようと、そこがどんなに心地好さそうでも、振り切らなければならないのです。
私は今、21日滝行の真っ只中です。私が「滝行」をする意味は、私に降りかかる様々な「念」を浄化すること、何があっても動じない精神的な強さを身につけること、そして行き過ぎた天狗にならないよう、自らを戒めることです。冬の滝は命がけという説もあります。私がいつも行っている不入道はそこまで危険でもないのですが、場所によっては(例えば菅生の滝)、足を滑らせて気絶してそのまま凍死することもあるわけです。私が天狗になりまくったら、おそらく容赦なく、足を滑らせるでしょう。凍死まで行かなくても、怪我をすることくらいはあるかもしれません。
近頃は暖冬と言うこともあり、昨年ほど、滝の水も冷たくありません。でも毎日、滝の前に行くと恐怖を感じます。滝はいつも一定です。すべての人に対して平等です。金持ちであろうが普通の人であろうが、男であろうが女であろうが、大人であろうが子どもであろうが、すべてに対して平等です。でも私の「心」が間違っていたら、容赦なく責めを負うかもしれません。いや、滝は人を責めたりしません。私の「心」が責めを甘んじてしまうのです。恐怖を捨てるには、想いを捨てる必要があります。自らの「我」を投げ捨て、無心で滝を受け入れるしかありません。滝に入ると自らの「我」が起き上がり、苦しみで表情が歪みます。でも無心で祝詞やお経、真言を唱えていると、不思議と滝の優しさに触れるようになります。最後に印を組んで、一瞬の瞑想に入ります。「今日もお滝を頂きました。ありがとうございます」、と感謝します。不思議なことです。滝の中で感じる「感謝」は曇りがないような気がします。今日も生かされていることへの感謝。
私はこれからも「傲慢」になります。「傲慢」とは言葉は良くありませんが、「こっちゃ~こいオバケ」を振り切ることです。「傲慢」になることは私を信頼してくれる人、私に託してくれる人、私に好意をもって接してくれる人に対する義務であると思っています。しかし、行き過ぎた「傲慢」になった時には私は容赦なく責めをお受けしたいと思います。私にとっての「滝」とはまさしく「心の鏡」なのかもしれません。21日行も残り半分です。感謝の気持ちを忘れずに、残りの滝を頂きたいと思います。
本日も読んで頂きありがとうございました
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【21日滝行日誌 10日目 晴れ 7℃】
今日もいい天気、春っぽい雰囲気だった。いかん、どうしよう。滝行が全然苦しくない。滝の前に行くと、「今日も気持ちいいんだろうな~」と思ってしまう。ま、いかんことはないけど。でも、出た後は身体が真っ赤になって、表面から湯気が出ている。体温は熱い。絶対風邪ひかんと思う。滝は最強の健康対策だろう。健康のために滝に打たれる人もあんまりいないだろうけど。花粉症が治ってくれればいいのだが。

こういう話を聞くとなぜか「よっしゃ~」、、っとB型の血が騒ぎます!

ダウンタウンのまっちゃんは人気がうなぎ上りのころに「人気があるからって天狗な態度をとりやがって」とよく言われたそうです。でも、彼が言うには「人気があるから天狗なんやない。売れてない昔からオレは天狗やったんや。文句あっか」と喝破したとのこと。
というわけで、というかどういうわけなのかよく分かりませんが(笑)、人から「けっ!」って言われるぐらいの方がいいですよね。これからも応援してますよ!


Qさんは、絶対絶対、成功します。
Qさんが成功することで、たくさんの方が、より善い方向に導かれる、そんな成功者になってください。
気付けない方々にとってさえも、光になっていただきたく思います。


私の誕生日の日に、コーチングをしていただき、その日のブログのタイトルが天狗、とは・・・。
私の地元には強力なパワーを持った神様が祭られている神社があります。それが天狗様です。なんだかシンクロですね。
おなじB型同士ですね♪
そう、捕まらないようにしなきゃですね。