近頃、コーチングをしていると、その直後に不思議なメールをいただくことが増えてきました。メールいただける以上はいい内容のメールなんですが、簡単に言うと、とんでもないシンクロニシティがやってきたというのです。これまた守秘義務のため、詳しくは言えないのですが、突然仕事が舞い込んできたとか、彼氏ができたとか、突然忙しくなったとか、ある種の問題が解決に向かおうとしているとか、人知を超えた何かが働いているようなのです。これが私のコーチングのによるものかは因果関係がはっきりしないので何とも言えません。単なる偶然か、または何らかの関連性があるのか今のところはまだ確証がありませんが、事実として、そういうメールを頂くことが増えてきています。
ただ、ここ最近で私の中で変わったこととしては、相手の「潜在意識」と会話しようと意識し始めたことです。NLPというのは「潜在意識」の世界を意識的にプログラミングするテクニックなのですが、NLPを体験してからは、よりいっそう「潜在意識」の存在を意識するようになっています。最近、面白いことを言われました。私がコーチングをしている時と、普段とは別人のようらしいです。このブログの雰囲気ってのは、そのまま私のイメージに近いのですが(^^)、ブログをずっと読んでて実際の私に会う前にコーチングを受けると、すごくギャップがあると言われます。ツレからもコーチング中は別の人みたいだと言われています。こないだコーチングの後、同じ方から別件で突然電話があったとき、身構えていないので、素の私で対応してしまったようです。その後、ギャップがありますね、、、みたいなことを言われてしまいました(^^;
でも私的にはそれでいいと思っています。むしろその方が私にとっては望ましい姿なのです。コーチングの時は、普段とは違う脳の回路が必要となり、そのためには「形から」変える必要があると思っています。そのため、コーチングの電話がかかってきた瞬間、「変身」をして、瞬時に違う脳の回路を開くようになっているのかもしれません。ですのでコーチング時と普段とはギャップがあるというのは、私にとってはあるべき姿なのです。
イチローという選手はバッタボックスに立つと武士さながらの井出達です。何となく近寄りがたいイメージさえありますが、実際のイチロー選手はとってもおしゃべりで記者に対しても愛想がいいそうです。彼はそうやって「変身」してバッターボックスに立っているのでしょう。
てなわけで、私がコーチングをする時は、ちょっと違う雰囲気になるのですが、その瞬間に私が心がけているのがまさしく「潜在意識との会話」なのです。「潜在意識の世界」が100%現実であるというのは、精神世界や成功哲学などではよく知られています。なので「潜在意識」に望ましい状況をインプットすれば、そのまま願いが叶うというのが今や常識となっています。私に送ってこられる不思議なメールが、私のコーチングと関係あるのであれば、それは私が上手にクライアントさんの「潜在意識」に言葉を吹き込めたことが原因だと解釈できます。で、これは私なりの考えと、人から教えてもらったことも含めて、潜在意識にすっと入る言葉のかけ方ってのが、徐々に、経験的にも分かってきたような感じがしています。例えばどんなのかと言うと、、
1.とにかく私の方からしゃべり続けて、相手が錯乱した瞬間に、言葉を強くインプットする
2.身体や道具を使うワークによって、意識を他所に向けた瞬間に、言葉を強くインプットする
3.面白い話をして笑わせている隙に、言葉を強くインプットする
4.めっちゃ「ええ声」で話して、聞き惚れさせている瞬間に、言葉を強くインプットする
5.とにかく褒めちぎってムズムズしている瞬間に、言葉を強くインプットする
まだまだあるとは思いますが、こうなるともはやコーチングではなくなってしまいます(笑)。どこかでも言ったように、100人コーチングを始めて、いわゆる「コーチング向き」と言われるテーマを出される方は全体の1~2割程度しかありません。多くはお悩み相談であったり、漠然とした自分探しであったりします。最初はコーチング的に進めて行くのですが、途中から突然やめてしまって、一種の潜在意識ワークに入ることが最近よくあります。そうそう、上の1~5なんですが、これらの共通点ってのは、「思考のベールをはいだ」ところにあります。主に左脳がつかさどる「思考」ってのは、潜在意識に情報が入るのをブロックさせてしまいます。なので「思考」を停止させるには、錯乱させたり、身体を使わせたり、笑わせたり、惚れさせたり、ムズムズさせたりするのが良いようです。逆に怒らせる手も考えられますが、怒りってのは脳波がβ派になっているので、やっぱりリラックスしたり気分がいい状態であるα派のほうが、潜在意識にとっては心地好いと感じられます。ただし、こうやって「思考」が停止している時に、「ネガティブな情報」を入れてしまってはこれは犯罪と言ってもいいかもしれません。それが現実化してしまいますので。
私は最近、よくお風呂に入っています。湯船に浸かるという意味で、シャワーは毎日浴びていますが。お風呂に入っていると、心身ともにリラックスします。およそまどろんだ状態になったときに、用意していたポジティブなイメージや言葉を潜在意識に届くようにインプットしています。すると何だかとっても気持ちが良くなります。多分、それが現実となるのでしょう。寝る前は起きたばっかの時も有効だと言われています。でも、そういうリラックスしている時に、思わずネガティブなことを思ってしまったらどうしましょう。そういう時は五日市剛さん風に「キャンセル、キャンセル」としてしまえばいいのです。それもきちんと片手を上にあげて、「キャンセル、キャンセル」と左右に振る必要があります。できれば言葉も出した方がいいでしょう。これって何だか馬鹿馬鹿しく見えますが、実はとっても理にかなったやり方であります。意識ってのは身体に騙されるそうです。落ち込んでいる時は落ち込んでいるポーズをしてしまいますが、逆にハイテンションのポーズをすれば、意識は騙されて、本当にハイテンションになってしまうものです。同じように身体と言葉をつかってキャンセルすれば、意識は「あ、キャンセルなんやね」ところりと騙されてしまうのです。
こう書くととっても楽そうに見えますよね。風呂入ってるだけで願望実現。しかもネガティブなこと思ったらキャンセル。でも実は潜在意識はそんなに単純ではありません。実際には単純なんですが、ある性質を知る必要があるのです。今まで、多くの人が潜在意識ワークなどやってきたと思います。でも、ほとんどの人が願望実現しなくって、キレたりしてませんか。潜在意識の内容が100%現実になるなんてウソだったの?、毎日、アファーメーションしてるのに、潜在意識に入っているのか自信が持てない、もう疲れた、などなど。でもこの疑問に対して、非常に納得いく回答がありましたので、ご紹介しますね。
それは石井裕之さんの本に書いてありました。石井さんはコールドリーディングとか現代催眠の分野で著書も多いので、ご存知の方も多いと思います。私もよく読んでいます。その本の中に「潜在意識の特性」として非常に重要なことが書かれてありました。一生懸命にインプットしてるのになぜ現実にならないのかに対する回答です。それは潜在意識には「現状維持メカニズム」があるからです。ホメオスタシス(恒常性)という人もいます。例えば貧乏な人に「お金持ちになる」というイメージをインプットしたとしましょう。潜在意識が「貧乏」となっているのに、急に「お金持ち」という情報が入ってきたらどうなるでしょうか。潜在意識には善悪の判断がありませんので、何とかして元の「貧乏」に戻ろうとします。健康な人の身体に病原菌が入ってきたら、白血球やらなんやらの働きで何とかして健康体に戻ろうとします。それが現状維持メカニズムでありホメオスタシスなんです。潜在意識も同じなんだそうです。ただし潜在意識には善悪の判断ができないだけなのです。
ではどうしたら、願望実現できるのでしょうか。お風呂や寝る前のイメージング、願望をひたすら紙に書く、念仏のように願望を唱え続ける、、、多少は効果あるかもしれませんが、潜在意識に現状維持メカニズムがある以上、今の自分とかけ離れているものであれば、あまり期待できないかもしれません。答えはこれです。
1.最初踏ん張る
2.コツコツ続ける
な~んだ、と思いましたか。結局これなんですよね。「1.最初踏ん張る」ってのは、車を発進する時と同じ要領です。最初はローでうんと踏ん張ります。そして徐々にギアを上げていき、ある程度からスムーズに走る事ができるのです。金儲けで言うと、そのスムーズな状態こそが稼いでいる状態となります。今、稼いでない人はうんと踏ん張ってギアをローに入れなければなりません。いきなりハイに入れるから失敗するのです。でも最初は馬力がいりますよね。でも、最初だけ踏ん張りどころなのです。でもローですので、そんなに高い設定でなくてもいいのです。朝起きで言えば、いつもよりも15分早く起きるだけです。それを続ける事ができれば30分、一時間にしていけばいいのです。今、20万円稼いでいる人は、22万円稼げるようにすればいいのです。それが維持できれば、30万、50万、100万とすればいいのです。最初から100万円なんて言ってるから実現しないのです。
もう一つの「2.コツコツ続ける」ですが、潜在意識の現状維持メカニズムに対抗するにはこれしかないのです。最初「1」のレベル人は何とか「2」になるよう踏ん張り、それがスムーズになれば次は「3」です。そうやって何とか「10」のレベルを維持できれば、現維持メカニズムも「10」のレベルで働くことになります。そうなると「1」に戻すことの方が難しくなります。それをわれわれは「習慣」とよんでいます。今、私は毎日ブログを書いていますが、多くの人は毎日書くことは難しいと思います。でも今の私にとっては一日たりとも休むことの方が難しいのです。
潜在意識の活用だなんだと言って、やっぱり楽して実現するものではないのです。もとい。楽なんですが、楽になるまでに先ほどの「踏ん張り」と「続ける」ことが必要なんです。私のコーチングの話に戻りますが、ある種のスキルによって確実に潜在意識にインプットすることは出来るかもしれません。しかし、一般の人がいきなり「月収1000万円」なんて望んでもそれは無理だということです。でも50万円くらいなら何とかなるかもしれません。そのためにあなたのできることはなんですか。そしてそれを確実にすることで、いつかは50万円になっているのです。その後は100万円でも1000万円でも目指すといいと思います。私がコーチングは3ヶ月を基本としているのはそういう理由があります。一回で何らかの(良い)催眠をかけて、モチベーションが上がったとしても、それが習慣になるにはやっぱり3ヶ月はかかるのです。だってせっかく入った情報も現状維持メカニズムではじき出されてしまうのですから。。。
でも「現状維持メカニズム」の仕組みを知っただけでも、大きな前進だと思います。もう無駄なアファーメーションもしなくて済みます。無駄なイメージングもしなくて済みます。メカニズムに逆らわない無駄でないアファーメーションやらイメージングをすればいいのですから。この「現状維持メカニズム」は私のこれからコーチングにも大いに役立ちそうです。この原則を知っていれば、コーチングにおいてもかなり結果がだせそうです。いや、出せます。そんなわけで、毎日、必要な情報がどんどん入ってくるのは、私の潜在意識がOKしてるからなんだな~ととっても感謝しているのであります。
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