感情極限値にアクセスする 2006.7.16
2006年 07月 16日
何度も言うように、人間は「感情」の生き物だと思っています。「理性」との対比では「感情:理性=9:1」の割合で「感情」の生き物だと思っています。どんなに理性的だと言われる人でも、「感情」を上回る「理性」的な人はいないと考えています。例えば何かを買う理由についても「欲しい」というのは感情ですし、仮に「将来役に立ちそう」と考えて購入したものでも、「将来が楽しみ」とか「将来が心配」だからのように、「感情」が先行するのは間違いないようです。これも何度も言うように、「行動」の動機の90%は「感情」が原因となっています。コーチングではクライアントの「行動」の源となる「感情」をいち早く察知し、それにアクセスすることで、その後の行動のモチベーションを高めていきます。その時々において、最も行動の原動力となる点を、昨日の日記では「感情極限値」と仮に名づけてみました。
それでコーチングをするときは、さりげなく意識的にアクセスすることも、たまには必要だと思うのですが、それはそうと私自身の「感情極限値」は何なのか!という話になりますよね。要するにどうあれば最もワクワクするか、なんです。私ももちろん、日々の目標について数値目標を掲げたりして、行動しているのですが、数値目標ってのはあくまで「数値」であって、行動の指標にはなりますがモチベーションに直接は結びつかないものです。やっぱり具体的なイメージを持つことで初めて心が動くというものです。で、私の場合はどうかと言うと、どうやら「お店」を持ちたいみたいなんですよね。言い換えると「自分の城」を持ちたいみたいなんです。「35歳でセミリタイヤする」という目標は、考えてみるととっても観念的です。「35歳」に意味づけすることも、期限を明確にする上で決して無意味なことではありませんが、感情的に設定された期限ではありませんよね。「お店」の話なんですが、最近、ネットショップを作ってみて感じたことは、やっぱりめちゃくちゃ面白いということです(笑)。お問い合わせへの返信や、実際に注文が入った時などはとっても「快感」が走ってしまいます。モノが売れることよりも「私のところからモノを買ってくれる人がいらっしゃる」ということに、とてつもなく満足感を得てしまうのです。それって最高の「承認」であるし、「自己重要感」が最大化される瞬間でもあります。それを自己顕示欲と言えば、否定はできませんが、人間っていうのは「自己重要感」を満たすために生きているという「人間本能」みたいなものがありますので、それは素直に認めるつもりです。
では、今はオンライン上でのショップしか持っていませんが、将来的にはリアルなお店を持てればどんなに楽しいだろう、とワクワクしてしまいます。セミリタイアという定義も決して働かないという意味ではなく、お金や時間に対して「不安」のない生活だとすると、自分のお店を持って好きなように経営するのもセミリタイアと言えるのかもしれません。要するに「生活」のために働くのではなく「人生」のために働くという意味です。英語では「LIVE」なんですが、日本語にすると「生活」と「人生」で意味が全然違っています。面白いものですね。じゃあ、35歳までにリアルなお店を出すとすれば何をすればいいのか。一つは「勉強」、もう一つは「資金作り」です。これらは既にやっています。もちろん充分ではありませんが、何もやっていないという状況ではなく、ビジョンを持ってやっています。それでは「どんな」お店を持ちたいのでしょうか?
それについては「構想」はあり、とにかく来店する人が元気になるようなお店を考えていますが、具体的にはまだ明かせない状況です。明かせないには理由があります。要するに期が熟していないからです。願望実現方法において「願望は人に話さない方がいい」というセオリーがあるようですが、私自身は逆に「話せる状況が来れば話した方がいい」と考えています。「願望を話す・話さない」論争については、私なりの決着が着いていますので、簡単に述べてみたいと思います。
なぜ「話さない方がいい」のかと言うと、「実現くん」のブログによると、「願望を人に話すと、その人の反応が気になってしまい、そこにエネルギーを浪費してしまって、創造に向かうべきエネルギーが削がれるから」と説明されていますが、私はもっと単純に考えています。つまり人に話すと「否定する奴が出てくる」からだと思います。例えば私が今から「ジャニーズに応募してアイドルになる」と言うと、ほとんどの人が「否定」するでしょう。本気だと思われないでしょう(もちろん例え話です)。逆に「40歳までにお坊さんになる」と言うと、私をある程度知る人は「本当になりそうだ」と思うでしょう。「本を書く」と言っても、あまり否定する人は少ないと思います。逆に話すことで「肯定」されると、気持ちの上でもどんどん頑張れちゃいます。普通の人は「否定」されると、そのマイナスのエネルギーにやられちゃいますので、そうなるくらいならば「話さない方がいい」となるのでしょう。私の知るある成功者が、「成功するまでは付き合う人を選らべ」と言っていました。それは友達でも恋人でも、上司でも同僚でもそうです。つまり夢や目標を語るとすぐに「否定」する人間とは付き合うなと言うことです。付き合いたかったら成功してからにしなさいとも言われました。これは大いに納得です。
一方、「否定」されても平気という人もいます。最近、ある本の中にビジネスで成功した人の話が書かれてあったのですが、その人は中卒でパッとしない人物だったのですが、ある時期、「絶対に成功する」と決めて、周りの人間に「オレは40になる頃には、大金持ちになって別荘を何軒も建てる」と公言して、随分と笑われたそうです。でもどんなに笑われようとも動じない信念があったからこそ、40になる前に、当時言ってたことのほとんどを実現してしまったそうです。また斎藤一人さんの話なんですが、彼は若いときに「ひと月に2000万円稼ぐよ」と言って笑われたことがあったのですが、今では2000万円どころか何億というお金を稼ぐようになっています。つまり夢や目標を語ったり、ブログに書いたりすることは、本来は望ましいことなんですが、公言することで「否定」する人間がどうしてもでてきます。「否定」によって自らの信念が揺らぐのであれば公言しない方がいいし、揺らぎようのない信念を持っているのであれば、言いまくるに越したことはないと思っています。ここで簡単に願望の実現度についてまとめてみますと、、、
1.願望を否定されても、動じない信念を持っている → どんどん話す
2.願望を否定されたら、信念が動じてしまうの → なるべく話さない
もちろん実現度においては「1」の方が強いのですが、とりあえず今は動じない自信がなければ、「2」のままでいて、否定されないような状況になるまで行動するか、否定されても動じない信念にまで高めるかをすればいいと思います。つまり「2」の人は、話さない方が吉と、、、こういうわけなんでしょう。簡単でしょ。
そして私がお店を持つ話に戻るのですが、これについては具体的にはまだお話できない状況です。さっきも言ったのですが、これについては「2」だからです。思いついたばかりで、自分の信念の確かさを確認するところまではいってないからです。でも、これについても近いうちにブログで明らかにすると思います。
「願望を話す・話さない」論争についてはご理解頂けたでしょうか。もちろんこれは私の考えですので、絶対とは言いませんが、多くの成功者が若い頃から願望を語っている事実からも、それを解く鍵は「信念の度合い」によるものだということです。ところでなぜコーチングを受ける事が願望の実現を加速するのでしょうか。それは例え上記の「2」の状態であってもコーチは絶対に否定しないからです。どんなに「甘い」考えであっても、否定せず、行動に結びつくコーチングをします。そこで自分自身が甘いことに気づけば、コーチングとしてはOKですし、地に足がついた状態から再スタートすればいいだけです。コーチはクライアントの絶対の理解者です。なので願望をどんどん話すことで、感情的な高ぶり、ワクワク感が増し、「感情極限値」に到達したことを確認すれば、実際の行動に結びつく質問に切り替えるのです。私のコーチングを受けた人のほとんどが、受けた後はワクワク感が持続し、一日、一週間が楽しくなると言います。そこまでOKなんですが、私自身の課題としては、いかにそのワクワク感を実際の行動に結びうける質問をするかにあります。そうやって実現の確度を上げていくことが目下の課題なんですが、自分で認識しているということは、それも解決することを意味します。
と言うことで、3日間に渡って日記とは別に私の「コーチング奮闘期」なるものをお送りしました。オファーが増えていることで、ますますプロ意識も向上しているということです。あと、ブログで書ききれないことはメルマガの方に書いていますので、そちらもどうぞご贔屓くださいね。ありがとうございました。
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(芸術)
実家の母から聞いた話です。
沖縄では結婚式当日に新郎新婦の親はユタ(霊能者・祈祷師。。。)のおウチへ行き、これから幸せに成る2人の結婚に対して反対する人、妬む人。。。などの念を封じ込める?お祓い?をするんだそうです。結婚式に限らずマイナスな言葉・想いを封じ込める事は未だにユタに頼んだりしている様です。 晴れの門出を素直に祝福出来ないなんて大人って、大人って ^^;
最近、思います。
コーチングって小学校の先生こそ必要だと思いませんか?子を持つお母さんこそ必要だと思いませんか?スポーツをする子供のコーチこそ必要だと思いませんか?。。。ネットでの宣伝方法に寄ってはマーケットが広がるかもしれませんね。。。我ながらグッドアイデア!(自画自賛 ^^;)
本当にそうですよね。マイナスな感情を持つ人とはなるべく接しない方がいいと思います。積極的な批判や助言には喜んで耳を貸すべきだと思いますが。
コーチングですが、おっしゃるとおりだと思います。コーチングのスキルをちょっと学ぶだけでもコミュニケーションの質が大幅に変わるものですから。学校の先生やお母さん(もちろんお父さんも)、みんなコーチングを学べば、とってもいい環境づくりが出来ると思うのですが。