500人からいっせいにコーチングを受ける 2006.7.14
2006年 07月 14日
私はビジネスの現場でもコーチングを取り入れることが普通にあるのですが、一番大切なのは「なぜ、そのビジネスをするのか?」という、つまり「why?」を追及することなのです。ビジネスでなくとも、夢や目標でも、「why?」が最終的に腹の中で落ち着かないと、実際の行動も伴わないものなのです。例えば「why?」に対して「愛する家族を養うため」という理由は、とってもパワフルな理由だと思います。「家族の笑顔を見るため」でもいいです。これ以上追求できない強烈な理由です。それに対して、「お金持ちになりたいから」という理由では、さらに「why?」を繰り返すことになります。なぜなら「お金持ちになりたい」、まさにその理由がなければ行動に結びつかないからです。潜在意識では「お金持ちになりたい(、でも苦しい思いをするのならならなくてもいい)」と判断してしまうので、行動に結びつかなければ、望みどおりのパフォーマンスを得ることも難しいのです。それで「お金持ちになりたい」に対して「why?」を繰り返すと、多くの人に共通する1つのパターンがあることがわかります。
まずほとんどの人は「経済的・時間的自由を獲得したい」と言います。もちろんこれも「why?」です。ここでストップする人も少なくありません。次に来るのが「現世欲を満たしたい」です。もちろんこれも「why?」です。それに対しては、あれこれ言うのですが、どういうわけか最終的にボランティアが出てくるのです。ほとんどの人がそうです。カンボジアに学校をつくりたいとか、アフリカに食料を投下したいとか、被災地を強烈にバックアップしたいとか。。。素晴らしい目標です。しかし、単純化するとカンボジアに学校を建てるためにお金持ちになるのですか?、ということです。本当ですか??と聴きます。するとどういうわけか、「No」という答えが返ってきます。つまりカンボジアに学校を建てるなどの目標は理想(夢想)であって、本人にとってまったくリアリティがないのです。ビルゲイツが来年ビジネスを引退して、ボランティアに集中すると言ってますが、これはリアリティがあります。でもなぜか多くの人のボランティアという目標にはリアリティが感じられないのです。そのような目標は確かに聞こえはいいのですが、リアリティがないため現在の行動に結びつかないのです。これが動けない原因です。
私自身も「35歳でセミリタイアしてお釈迦さまのように他人のために生きる」という目標(夢)はありますが、おそらくリアリティを感じていないのだと、ようやく気づくことがあります。コーチングは決して「誘導」してはならないのですが、「why?」を突き詰める際に「ボランティア」が出てきたら、一般的には「No」と考えてもいいように思います。もちろん「Yes」の人もいるのでしょうが、よほどの聖人君子でなければ、腹の底からリアリティを持っていないのが現実です。普通に考えればボランティアなんてお金持ちでなくてもできるのですから。施設に行くだけがボランティアでもなく、近所の公衆トイレを掃除をするのも、公園の掃除をするのも、極端に言うと、電車で積を譲ることも広義の意味ではボランティアです。日常的なそれをしないで、「お金持ちになったらボランティアをする」では、リアリティがないのも当然です。
リアリティのある「why?」を追求する事が行動のモチベーションであるし、コーチはそれを察知する必要があると思っています。例えば「愛人を10人囲ってハーレムを築く」でもいいのです。それがそれ以上追求しようのない「why?」であれば、口先だけのボランティアよりはましです。ここでコーチの資質が問われることになります。それは、、、
1.「why?」に対する「本当の」答えを導き出すことができる
2.どのような答えであっても、心から承認することができる
です。例えば、なぜそれをするのですか?に対して「カンボジアに学校を建てるためです」という答えを聞き出したとして、「それは素晴らしいですね~」だけではNGです。時には「ほんとうですか??」と聞き直すことも重要だと思います。もちろん本当のこともあるし、そもそもコーチが「先入観」を持ってしまってはいけません。ではどうやって「本当の答え」を導き、それを確認する事ができるのでしょうか?。これについては客観的な法則を見出してはいませんが、私はある程度わかります。それは「波動を感じる」ことで読むことができます。電話口で「ワクワクの波動」が伝わってくればOKです。もっと正確には「ほんとうですか?」と3回聞いて、「ワクワクの波動」が増幅すればOK、減少すれば再度質問し直す必要があるのです。ワクワク波動が増幅してOKを確認できれば、あとは煽りまくります。どんどんワクワクするような質問なり承認をするのです。それは私が得意とするところです(笑)。
二番目の資質についてですが、コーチはいかなる答えを聞いても心から承認できなければなりません。「楽して金儲けしたい」でも「愛人を10人囲いたい」でも「大っ嫌いなあいつをやっつけたい」でも承認しなければなりません。「いや~それはどうでしょう??」なんて立ち話みたいに言ってはダメなのです。「楽して金儲けしたい」は現実として確かに「甘い」と思います。でも承認するのです。そこで本人が実際の行動に出て「金持ち」になれれば儲けもの、なれなくても自分で「甘い」と気づけばコーチとしてはOKだと思います。コーチはそこでダメ出しせずに承認に徹することが何より重要なのです。
以上の話は今朝私がコーチングを受けながら気づいたことです。コーチングを受けることでコーチングのあり方に気づけたわけです。一方で私がセミリタイアする「why?」ですが、これも最近になってようやく腑に落ち始めたところです。先日、ツレから「Qちゃんは将来何を目指しているのか??」と聞かれたときに、一応は考えていることを答えたのですが、それ以降、自問自答する事が多かったのです。自己否定することはありませんが、「腑に落ちる」ところまではどうかな、、、という状況だったのです。でも今日のコーチングでお話していると、ようやく腑に落ちた感じを得る事ができました。それについては、またまた気づいたこともあるのですが、長くなるので別の機会にしたいと思います。
やっぱり話すことは大切ですね。優れたコーチは話させるスキルが備わっているのですが、話すこと自体がある種の自己啓発につながるのでしょう。ブログを書くことも同じです。「書く」こと自体が多くの気づきを生み出すのです。私が毎日「ブログ」を書いているのは、言わば「500人にコーチングを受けている」のと同じことなのかもしれません。メルマガでも濃い文章を書いてるので、近頃、ますます気づきが加速している状況です。あとは行動、行動あるのみですね。そんこんなで今日もいろいろと気づきのある一日でした。ありがとうございました。
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(おまけ)
ところまで、きちんと自分の中で、考えぬいて落とし込むことなのでしょうね。
まずは、そこからだな。。と思いました。気付きをありがとうございます。
ところで、こういったおもしろ画像はいったいどこから探してこられるんですか?(笑)
稲盛和男さんも電話業界に進出する時に、随分と自問自答されたように、本当に「腑に落ちて」始めて行動に結びつくのだと思われます。
面白画像は、、、ミクシィとかいろいろ見てて、気に入ったのをストックしているのでして、、、(^^;
笑いは最高の開運ですよ!!