川下直広さんのライブ 2006.7.11

 今日も5時起床。5時ってまだ暗いのです。こないだまで明るかったのにな~と思う今日この頃です。これからどんどん日が短くなるって何だか切ない。それだから故に肌で四季を感じられる日本が大好きです。ところで些細ですがお知らせごとが2つ。人気ブログランキングですが、またまたお引越しをしてしまいました(^^;。私のブログは何でもありなので、守備範囲は広いのですが、そろそろ新しいところで落ち着きたい気分でもあります。「お笑いカテ」に席を置いていたのですが、ちょいと変なスパムやらが付きがちなので、早いですが早々にお引越し。次は、、、「独立・起業カテ」に入ることにしました。私も独立して早一年です。これと言って手に職もないのに、一年も雇われずに暮らしてるなんて、にわかに信じられないですね。一つはコミュニケーションスキルを磨いたことがありますが、最大の要因は「運」がいいこと。これに尽きます。このまま生活を安定させて、2年後にはセミリタイヤすることにしています。

 それからお知らせもう一つ。随分と休止していたメルマガですが、ようやく配信できそうです。お店も開店したし、ようやくメルマガに取り掛かることができそうです。以前のメルマガは一週間を振り返って「日記の日記」のような感じでしたが、新しいメルマガはタイトルはそのままで、内容はガラリと変わることになります。原稿は書いたので、明日にはそのリニューアル第一弾を配信できそうです。ブログは単なる日記なんですが、メルマガはちょいと「読み物」を意識しています。お楽しみに。

川下直広さんのライブ 2006.7.11_b0002156_2101090.jpg 今日一日ですが、朝からコーチングして、昼から雑務で出て、図書館で本を借りたりしました。そして夜はほんと久々にジャズのライブに行ってきました。久々と言っても、東京で一回、その前に一回とここ3ヶ月ほどで2回も行ってるのですが、会社員時代は週に一回以上は必ず行ってたので、めっきり足も遠のいたものです。とりわけ今日行ったリバーサイドは、かれこれ一年以上ご無沙汰にしていました。8時ちょい過ぎに店に入ります。マスターが私を見るやいなや指差して「おお~!」とか言われちゃいます。それだけご無沙汰にしていました。ライブは既に始まっています。今日のライブは「川下直広ソロ」です。。。川下直広(かわしたなおひろ)さんはサックス奏者です。と言う事はサックスソロ??。その通り、サックスソロです。ピアノやギターのソロライブは割りと一般的なんですが、サックスソロですよ。ピアノやギターと違って単音しか出ません。通常はピアノやベース、ドラムなどがバックにつきます。少なくとも、ピアノ、ベース、ギターなどとのデュオが普通です。でも今日はサックス一本です。店に入るとお客さんは5人でした。川下さんのスタイルは独特です。基本的なことも一通りできるのでしょうが、フリーフォームを特徴としています。かつて、ツレと一緒に聴いたことあるのですが、ツレはどん引きでした。とにかくckヴぁオイアjヘwsrdxcftvgybフjンゼwsrxチュイオmp、dtfyグヒジョkmpl、@;。dtfycgヴh日jのkpml@、と聞こえてしまうのです。要するにわけわからんのです。フリーフォームだし。それも息継ぎもせず(循環呼吸)で切れ目なしに、しかも超高速で延々と吹き続けるわけですから、まあ、普通の人は引くと思います。でも好きな人にはたまらんものがあります。ただ、どんなにフリーに吹いても、リズムはきちんとしているし、微妙にコード進行も感じさせるところがさすがだと思います。一曲目は途中から聴いたのですが、12小節のブルースであることは分かりました。しかしこれからジャズを聴いてみたいという人にはあまりお勧めできないのも事実です。半分は拒絶反応、半分はドップリはまってしまうという、インドに対する反応に似たものがあります。とにかくこればかりは聴いてみないと分からない、えげつないサックスなのです。時にアングラ、サブカル路線??

 思えば私が6年ほど前に福岡市に移り住んでから、何気に聴きに行ったジャズライブが川下さんのライブでした。最初から度肝を抜かれてしまい、瞬間的にファンになってしまいました。以後、ライブの度に出かけてた時期があります。仕事でイライラしたりすると、ヘッドフォンで川下さんのCDを聴いたものです。およそヒーリングとはまったくかけ離れた音楽のようでありながら、逆に頭の中がかき回されてスッキリしたものでした。それがライブになるとさらに効果が倍加されるのです。今日もひたすら川下さんのテナーサックスに耳を傾けていたのですが、途中、何度も笑い転げたり、えげつないな~と顔をしかめたりしそうな瞬間が訪れたものでした。今日は途中で休憩を挟んで2セットしたのですが、「ストレートノーチェイサー」「セントトーマス」「ラビアンローズ」「オールオブミー」「チュニジアの夜」「トゥヤング」「ロンリーウーマン」などなど、ジャズのスタンダード中心でありながら終始川下節炸裂で、思わず「今日もスゴイの聴いた・・・」と独り言をいってしまうほどでした。おそらくはサックス一本でここまで人に聴かせられるのって、日本には3人くらいしかいないと思っています。一人は川下さん。もう一人は・・・。あと一人は誰でもいいです。

 川下さんは福岡在住なんですが、月の半分は東京でライブ活動しているそうです。ローカルな人ではなく、世界的なサックス奏者であり、もちろん超一流です。CDも何枚も出ています。皆さんにも是非一回は聞いて頂きたいサックスであります。一枚でも最後まで聴ければ「解脱」すると思います。以上。あとは、お勧めCDです。ではどうぞ。
ONLY YOU:超エグイっす
川下直広 / 山崎弘一:割と普通に聴けます
エアボーン/三上寛 川下直広:こんなのも「らしさ」あふれます 

 今日は聴くだけで完全燃焼しちゃったよ~。おやすみなさい。

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by katamich | 2006-07-11 23:23 | ■音楽 | Comments(0)