女子高生のふともも 2006.6.30
2006年 06月 30日
ではどうすれば教科書を超えることができるのでしょうか。それは違うジャンルのちょいとレベルの高いものを吸収することだと考えています。コーチングの素晴らしい先生に習うのはとっても大切だし、絶対に不可欠なんですが、もし本物になりたければ、その先生を超えるか、または一目置かれるくらいにはならないと意味ありませんよね。私的にコーチングスキルを伸ばすためには、日頃から勉強したりセッションを繰り返したりは当然なんですが、「良質のジャズを聴く」ことを取り入れています。ってジャズ聴くのは今までと変わらんのですが、コーチングを意識しながらジャズを聴くと、それはそれで楽しみ方が全然違ってきます。私もジャズリスナー暦は10年以上になるし、それなりに理屈も知ってたりするので、二流どころのライブに行くと、ソロの構成やら次に来るフレーズなんかが分かったりするのです。それはそれでいいのですが、面白さで言うとちょっと劣ります。やっぱり聴き手の予想を超えるようなソロをしてもらわないとお金払っている意味ありませんよね。その点、私の好きな辛島文雄さんとかケイ赤城さんとか、先日東京で聴いた大山日出男さんなんてのは、オーソドックスなスタイルでありながら、まったく予測不能なソロを繰り返すので、いつもソロの終了を惜しんでしまうのです。構成が分かってしまうと、はよソロ終わらんかなと思ってしまいますもの。会話でもコーチングでもそうですが、すべてがアドリブであるし、やっぱりエキサイティングである事が楽しさの秘訣なんで、いつも何か相手にサプライズを与えられればな~と思っています。そんなことで、全然違うジャンルの一流に接することはとっても有意義だと思っています。
それに関連してですが、前に聴いたピアニストで面白いな~と思った人に「中村真」と言う人がいます。私が聞いたのは川嶋哲郎さんとのデュオだったのですが、テナーが素晴らしいのはもちろんですが、初めて聴く中村真さんのピアノに釘付けになった事があります。綾戸智絵さんのバンドでもピアノ弾いてるそうです。その中村真さんなんですが、ピアノを上達させるためにやっていることの一つに「自転車旅行」があるそうなんです。ピアノと自転車です。まったくつながりが分からないのですが、定期的に休みをつくっては半月ほどの日程でキャンプ用具を積んで自転車で国内を旅しているのです。サイトを見たところ、先日、自転車でソロピアノライブを敢行したそうです。彼にとって自転車旅行はピアノの練習以上に意義のあることのようで、一つの旅を終えるとそれが確実に音楽面にも反映されて、ピアニストとしてグレードアップしているそうなんです。そういうスタンスはたいへん共感します。
私の身内の話でなんですが、私には兄と弟がいます。2人とも学生時代から非常に勉強がよくできました。兄貴に至っては、高3の全国模擬試験で4連続一番を取るなどキチガイじみた勉強のでき方をしていました。京都にあるK大学に入学したのですが、最初の授業で出席をとったとき、クラスの大半が兄貴の名前を知っていたようで、授業後に兄貴を見に来たそうです。そして元々研究者を目指していたので、そのまま順調に研究者になるであろうと誰もが思ったところですが、全然順調じゃなかったのです。博士号を取るにしても非常にもたもたしていました。その挙句、兄貴は研究者になるための期限を過ぎてしまったのです。今は別の仕事をしています。順調にいくと思っていた兄貴がモタモタしている時期、私は奴の顔を見るたびに言っていたことがあります。それは「インドに行け!」と言うことです。しかし奴はあれやこれやと理屈を言っては、結局、私の言うことは聞きませんでした。正直言って大学という狭い空間で研究しているのでは、限界があると思います。研究者になるためには大学で研究に没頭する。それはもっともだし、必要なことなんでしょう。しかしそれでは「大学の研究」の枠を超えることはありません。私が「インドに行け!」と言った真意はそこにあるのです。つまりインドという日本とはまったく違う風土や文化に接することで、既成の枠、観念が解体して、それが研究においても新たな再構築をもたらす思っていたのです。その時既に私は2度ほどインドに行っていたからこそ言えることです。しかし奴は行きもせずに、理屈だけで頭ごなしに否定しまくっていたのです。10万円くらいなら出してやってもいいと言ったのですが、それでも行きませんでした。その時に聞いた理屈を思うと、まったくもって腹立たしい限りです。書くのも馬鹿馬鹿しいです。もしあの時、素直にインドに行っていたら、今頃は研究者としても人間としても魅力ある器を持っていたことでしょう。結局奴は「インドに行く時間なんかない」とか言いながら、行かなかったことで結局もっとも時間を浪費する結果となったのです。
その点、私は兄貴とは対極にいます。私は完全に直感で行動していますので、今までの33年間は本当に好き勝手生きています。脈絡のない人生とも言えます。ただ、今となって確信を持って言えることは、いい仕事をするためには、ジャズを聴く、旅に出る、滝に打たれる、日焼けをする、ホーミーを歌う、知らない土地で酒を飲む、ブログを更新する、、、などなど、仕事とはまったく関係ないことに全力を尽くすことだと思っています。それが結果論としては、すべてつながっていることに気づくのです。なのでこれから先も直感で行うすべてのことに意味があり、そのすべてが「Q=石田久二」という人間を成長させるものだと確信があります。
中村真さんの話に戻りますが、彼はこれからも日本ジャズ界でワンアンドオンリーの地位を保ち続け、偉大なピアニストとして君臨していくことでしょう。彼とはそのうち友達になろうと思っています。そして私も近い将来、自転車で全国各地講演ツアーに行きたいと考えています。そうやってお呼びがかかるようになるには、とりあえず本を一冊書きます。できれば今年中に。そして会場さえ取ってくれれば、聴衆が一人でも全力で講演をします。会場は野外でもOKです。ギャラは投銭でもOKです。そのうちブログ上でもチャリ講演ツアーの案内をしますので、その時はどうぞよろしくです。とりあえず、今は仕事で収入安全圏に身を置くことが第一ですね。ちなみに今日のタイトルですが、単なる「ツリ」であって、内容とはまったく関係ございませんのであしからず。明日から7月ですね。嫌なことはすべて6月のせいにして、気を新たに楽しく行きましょう~♪
まだ自然科学です、さあ、今日の順位は?(人気blogランキング)
メルマガ「週刊!!『宇宙となかよし』」の登録・解除はこちらです。
(ウルトラマンマロ)
私の場合、タイトルを見て、危うく飛ばすところでした。読んでみてよかったです。自然科学ランキングにいて「女子高校生のふともも」は、確かに気持ち悪がられるかもしれませんね~。(笑)
Qさんが自転車でこちらへお出での際は、私のマッサージで、疲れたお体を癒して差し上げたいと存じまする~。
お互い頑張りましょう!
またまた失礼しました(^^;
とってもドキドキすることを言っていただき、たいへん興奮でございます(笑)
過去ログから何が得られるかわかりませんが、何かをつかんで頂けたら、教えて下さいね。
よいスタートが切れて何よりです。お互い頑張って行きましょう!!