福岡に戻ってきました 2006.1.4

　本日、福岡に戻ってまいりました。サラリーマンでもないので、もっと実家でゆっくりしても良かったのですが、することがなく退屈なので、戻ってきました。土曜日から「１００日行」にも入ることだし。

　今日は新幹線で戻ってきたのですが、初のグリーン車に乗りました。まだまだゆとりのある財政状況ではないのですが、グリーン車に乗ることで、成功のためのアファメーションをしようと思ったのです。同じ車両には私の他に３～４グループしか乗っていませんでした。つまりガラガラ。福岡→大阪がほぼ満席なのに対し、大阪→福岡はこの時期とっても空いています。でもあえてグリーン車です。6,300円上乗せですが、これで「成功への鍵」を買った思えば安いものです。これは実際に成功された方から聞いた話です。まだ貧乏な時期にあえてグリーン車に乗ったことで、気持ちが高揚し、数ヵ月後に本当に成功してしまったと。。。それにグリーン車には相対的に成功者が乗っている可能性が高いので、同じ空気を吸うことも立派な成功条件なのだと思います。写真はグリーン車の車内と私です（写真を撮るところが貧乏臭いってですか？）


　ところで、この年末年始、やや食べ過ぎ飲み過ぎが続いてしまい、ちょっと太ってしまったようです。肌もちょっとブツブツが出来ようとしています。もうじき「行」に入るのでちょうどいいですね。

　博多駅に到着して、自転車置き場に向かいます。私の自転車を見つけました、、、が、前輪がパンクしていました。しばらく歩いて自転車屋を見つけ、そこで修理してもらうようにしました。それはなんと普通のパンクではなく、釘かなんかで穴を開けられていたのが分かりました。つまりイタズラです。でもです。普通なら「このやろ～！」とか不満を思うところですが、自然と「これは何かのメッセージだ、ありがとうございます」と思ってしまったのです。自転車屋を探して歩いている時も、「ありがとうございます、ありがとうございます」と言いながら歩いてしまいました。これで今年一年の厄払いが出来たような感じです（早っ！）。見つけた自転車屋はリサイクル専用の店で、修理と中古車販売をしていました。パンクを修理したり、あと、割れていたカゴを取り替えたりチェーン緩みを直したりすると結構お金がかかってしまいます。なのでいっそのこと買いなおしました。前の自転車をそこで処分して、完璧にメンテナンスが施された自転車を5,000円で買うことが出来ました。新年からとてもツイてます！きっと古い自転車だったら、事故を誘発したり、肝心なところでトラブルがあったことでしょう。とってもツイてますね。ちなみに写真はアジアのような自転車屋です（笑）


　ところで、今日もテレビを見ていたのですが、とても感動してしまいました。「さんま玉緒のお年玉！あんたの夢をかなえたろかスペシャル」です。ある高校生が世界的オーボエ奏者宮本文昭と競演したいという夢をかなえるのです。実は私、宮本文昭のＣＤは結構持っていたりします。モーツァルトに始まり、ポピュラーっぽいのまで。人知れずちょっとしたファンだったりします。私が一番好きなのはあの「音」です。ややロマンティシズムに走りがちでしょうが、何を吹かせてもうっとりするような官能的な音を聴かせます。私の初のオーボエ体験はベルリンフィルにいたローター・コッホで、彼の音こそがオーボエだと思っていたので、その後、ハインツ・ホリガーを聴こうがシェレンベルガーを聴こうが全然ピンとこ来ませんでした。そこに来て宮本文昭です。コッホとはまた異質の音ではあったのですが、何かのＣＤで初めて聴いた時に雷に打たれるような衝撃を受けました。ちなみに今もＣＤを聴いていますが、脳の隅ずみにまで染み渡る官能的な演奏です。エクスタシーです。ジャズにしてもクラシックにしても、私はオリジナルでない日本人の演奏を好む傾向があるのですが、それは同じＤＮＡを持つことなども関係してくるのでしょうか。やや、マニアックな話が続きましたが、その宮本文昭です。そうそう、ＮＨＫ連続テレビ小説の「あすか」のテーマソングを吹いていたのが宮本文昭だと言えばお分かりでしょう。私は「あすか」自体は見たことないのですが、毎朝テーマソングだけ聴いてから出勤していました。

　話を戻しますと、今日の番組ではその高校生がまさしく、宮本文昭と「あすか」のテーマソングを競演するのですが、二人の音合わせの時にビックリするような話を聞いてしまいました。なんと宮本文昭は2007年の3月をもってオーボエ奏者を引退するそうなのです。えええ！！！

　業界では既に知られたニュースなのでしょうが、私はこの番組で初めて聞いた話なので、とても衝撃でした。はっきりした理由は分からないのですが、オーボエ奏者としてはこれ以上あれこれ言ってくれる人がいない地位にまで達したので、次のステージに進みたいようなことを言っていました。私のような凡人は飽きてしまって辞めることはあっても、一番上に行ってしまったから辞めるなんて事は経験しようがありません。こうやって公表してしまうなんてすごい決断です。ソニー・ロリンズ（ジャズ）やテリーファンク（プロレス）のようにカムバックすることはあるかもしれませんが、衝撃の事実ですね。こうなったらあと一年、なんとしても宮本文昭の生の演奏を聴きたいものです。いや、聴きます！

　番組ではスタジオで競演を果たし、高校生も上手でしたが、やっぱり宮本文昭はかっこよかったです。この先の高校生の人生がどうなるのか楽しみですね。

　ところで私なら、、、どんな夢を叶えたいかな、と考えたら、真っ先に来るのが「宇宙に行く」です。これはお金さえあれば可能な段階ではありますが、まだまだ一テレビ局がそのお金を出せるほど手軽ではありませんね。となると、エベレスト登頂、南極・北極点に立つ事でしょうがこれもお金と時間である程度は可能です。あえて番組の趣旨的な夢となると、、、なかなか見当たらないなあ。。。大女優（黒木瞳、チェ・ジウクラスの）とデートなんて俗っぽ過ぎるしな～。耳元で演奏してもらいたいミュージシャンなんて既に亡くなっている人ばかりだし。もし街頭でスタッフからインタビューされたら、「叶姉妹の間に挟まれる」とでも言っておきましょうか。。。（笑）

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