ちょっとマイ・ヒストリー 2005.11.8
2005年 11月 08日
そういえば、、、私が小学生の時の話ですが、こんな経験をしたことがあります。私の家族は、親が数学教師、兄貴は物理学、弟は機械工学と完全なる理系ファミリーであり、いわゆるパソコン(当時はマイコンと言ってました)が家庭に入ってきたのも比較的早い時期でした(PC8801)。あ、私は文系ですけど。兄貴も弟もパソコンに触れてから瞬く間にベーシックをマスターし、バンバンブログラムを組んでいました。私はそれで遊ぶだけでしたが。ある時、弟が作ったゲームのプログラムを雑誌に投稿しようと思いつきました。今あるのか知りませんが、「ベーシックマガジン」という雑誌だったと思います。非常に簡単なゲームなのですが、弟がプログラミング、私が解説という感じで雑誌に投稿してみました。カセットテープにプログラムを吹き込んで編集部に送ります。
なんとそのプログラムが採用されたのです。私の書いた文章が活字になっていたのです。弟は16進数でデータを組んでおり、編集部から褒められていたのを覚えています。その時に頂いた原稿料が一万円。そして当時、私は小学5(または6)年生、弟は小学1(または2)年生でした。思えばそれが私の「活字が金になる」初めての体験だったのかもしれません。その時の原稿料は何に使ったのか覚えていませんが、ファミコン関係のソフトだったかもしれません。
こう考えるとかなり早熟ですね。弟は今何をしているかというと、ロケットかなんかを作っている会社のサラリーマンだったと思います。そして私はフリーランスという身分。しかし、新しい名刺の肩書きにはいろいろ書いてはいますが(笑)。
早熟で思えば、私は昔から何かにつけて「早熟」と言われ続けていたように思います。中学生の時はモーツァルトに異常なほどにはまり込んで、まだCDが一般的でない時代にカセットテープを何本も買ってもらって、一人閉じこもって聴いていました。そして何千円もするようなモーツァルト関連の専門書を買ってもらって読み漁っていました。
高校を卒業すると今度は哲学・思想にはまってしまいました。私よりずっと年上の人と、いろいろ議論したり、教えてもらったりしたものです。それはどこかというと、「現場」でした。ついでですので、その頃の私の話をちょこっと書きます。
私は高校では進学クラスにいたのですが、成績はクラスで常に一番か二番。もちろん後ろから。ちなみに兄貴は模擬試験で全国一番を何度も取ったことがあり、京都にあるK大学に入学した時はクラスのほとんどの人が兄貴の名前を知っていたほどです。私はというと常に兄貴と比べられ、兄貴の同級生から馬鹿扱いされていました。馬鹿と言っても中の下から上位にはおり、全体で見ると少なくとも下ではなかったと思います。それを明らかに下の人から馬鹿扱いされたのは今考えると腑に落ちないものです。
ただ、一般的には勉強嫌いだったと思います。私は全寮制の高校にいたのですが、勉学時間でもしゃべってばかりいました。夜中もわざわざ起きてしゃべってばかりいました。なのであまり大学に行こうという気がなかったのも事実です。しかし高校3年生になって突然、勉強らしきことを始めて大学入試を受けるようにはなったのですが、見事に全滅。親に説得されて浪人生活を送ることになりました。ただ、この浪人生活が後々の人生にとって非常に大きなものなるのですが、その話は別の機会にしたいと思います。そして、浪人したはいいのですが、なんとなくかっこ悪いと思い、突然、「土方」を始めました。いわゆる肉体労働です。そこで、今でも忘れない「ワキカドさん」という人と出会ったのです。その方は当時で20歳代後半。大阪の某国立大学を主席で卒業したと自分では言っていました。それはともかく、土方をやりながらも、休憩時間にはいつも難しそうな本を読んでおり、「学者」になるとか「作家」になるとか言っていました。免疫のない当時の私が、ワキカドさんのような人に出会うと、純粋に「カッコイイ」と思ってしまったのです。彼からとても影響を受け、見栄でもかっこつけでも「本」を読むようになったのはその頃からでした。土方の休憩時間にワキカドさんから哲学や現代思想の話を聞いては、古本屋でそれ関連の本を買って読み、そして休憩時間にワキカドさんと話をするという生活を送っていました。それが浪人時代です。
当時はまだ未成年であったにもかかわらず、飲みにも連れて行ってもらい、おね~ちゃんのいるバーにも初めて連れて行ってもらいました。それが浪人時代です。その後、受験勉強が忙しくなって土方を辞め、ワキカドさんともそれ以来会うことはありませんでした。今何をしているのかも分かりません。
そう考えると、私が今こうなるまでに、随分とわけのわからない人に出会ってきたものです。そして今となっては私自身がわけのわからない人間になってしまっています(と思います)。あ、思い出した。ワキカドさんはあの当時、仏教関係の本もよく読んでいました。もし今、私がワキカドさんと会うようなことがあれば、どんな話をするのでしょうか。。。それが運命であれば、会うことがあるかもしれませんが、ないかもしれません。ただ考えてみると、当時のワキカドさんのような雰囲気の人は今でも身近にいるものです。それはこの人です(笑)。
考えてみると、私が今まで影響を受けた人って、まともな人がほとんどいないのです(笑)。私が大学卒業後に放浪するきっかけとなったのも、予備校講師でそれも変な人でした。ちなみにこの人がそうです。そしてこの人からも当時、とてつもなく影響を受けました。
今、夜中なので何を書きたいのか分からなくなってきましたが、私もとことんわけのわからない人間になって、平和な世の中を作っていきたいと思います。私は、少年時代の「のび太」をして、型にはまらない潜在的天才児と評価しているように、私自身も大きな「のび太」として、くれぐれも「大人のび太」などに堕落しないように、突き進んでいきたいと思います。
え~っと、「活字が金になる」という話からこう展開したのでしたね。今の私はこうやってブログを書き続けることによって、何かしら多少の人には影響を与えられる存在でありたいと思います。そして2~3年のうちには本を出版して、文字通り「金になる活字」が書ける人間へと成長していきたいと思います。ご傾聴ありがとうございました。
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何度やっても当たります。
どういうしくみになっているのだろう???
不思議です(?_?)
‘これ’の謎が解けるまで、私もマジビビり、結構ゾッとしました。
どうしてわかるのだろう?と思い、水晶に手をかざしたりしていました
(何か感じるのだろうかと思い・・・)^^;
>mymwinfo さん
登録ありがとうございます!
8801の世代ですか~、今後ともよろしくお願いいたします。
>北海道の人さん
水晶に手をかざす、、、面白すぎですね(笑)