ビジネスをする上で最も大切なこと 2005.10.27

 5時30分起床。5時40分から「早朝コーチング」を開始しました。初めての方だったので、6時半まで50分間みっちりやりました。今日のクライアントの方に対しては「事業」を中心としたコーチングとなり、3つの課題を設定するところで終わりました。さあ、これからですね。

 コーチングをしていて思ったのですが、これって前職の「まちづくりコンサルティング」にちょっと似ている部分もあるかな、ということです。私がやっていたコンサルティングの仕事はオーソドックスには、

①現況調査→②課題の抽出→③目標と方針→④具体的な方策→⑤方策の推進体制

という流れがありました。しかしそれは建前上のことで、ほとんどが

④具体的な方策=補助金からみ←②課題の抽出←①現況調査→③目標と方針→⑤方策の推進体制

という流れとなっていました。建前はコンサルティングですが、これだと単なる下請け作業に終わってしまうのですよね。虚しい。これは余談と言えば余談ですが。。。しかし、私がやっているコーチングではきれいな①~⑤の流れを想定することができます。ただ、本来的な意味でのコンサルティングと違う点は、コンサルティングが②~⑤を「提案」という形で提示するのに対し、コーチングでは①から⑤まですべてクライアントが決めるのです(内的な気づき)。コーチはその「内的な気づき」を引き出す作業をしてあげるので、いわば「お産婆さん」のようなものだと考えています。本当は、エイヤ!と提案した方が楽な場合があるのですけどね。。。

 そんなことで、これから月、火、木、金はなんらか「早朝コーチング」が入ることとなりました。早寝早起きにとてもいいし、私自身が「菩薩行(利他行)」をまい進できるので、とても感謝すべきことですね。感謝すべきことがあることに感謝しています。

 「早朝コーチング」の後は、ちょっと読書、、、しかし、すやすやとなってしまいました(^^;。10時にパソコンを開くと、、、「すごいペンダント」の問い合わせメールがたくさん。。。嬉しい悲鳴です。感謝しています。11時にスーツを着て家を出ます。ちょっとしばらくぶり(でもないか、)に新しい人とビジネスの話です。ちょうど昼食時に重なり、天神のど真ん中であったため、相手の方に無理を言って「スラージ」に行ってきました。会社員のころはよく「スラージ」に行ったものです。「スラージ」とは私の大好きなインド料理屋です。久々に行くとマスターが「いつものやつね」と迎えてくれました。およそ半年振りに行ったのにきちんと「いつものやつ(→通常のランチに小ライスのサービスで辛さ50倍)」を覚えてくれていました。「実は会社辞めたんですよね~」と言うと、「最近見えられなくって気になっていたのですよ」、と。なんだか嬉しいですね。今度から昼に天神に出るときは必ず「スラージ」です。

 そうそう、今日のビジネスの話ですが、、、とっても素晴らしい出会いとなりました。初対面であったにも関わらず、私が提案するものに対して、「説明の必要はないです。石田さんとの縁を持ちたいので、受け入れます。」、とまで言われてしまいました。。。営業をしていて、これって実に最高の賛辞ではないでしょうか。もちろんお会いした方(♂)も私よりもずっとお若かったのですが(25歳)、とても素晴らしい人間性を感じました。別れる時はガッツポーズ風の握手まで交わして、、、なんだか青春かましているやん、と思いました(笑)。近頃、こういう気持ちのよい出会いが本当に多くなってきました。すぐに横の神社に参拝して、感謝の意を表してきました。

 そしてようやく今日のテーマとなるのですが、今日の話の中でも出てきたのですが、近頃、「ビジネスをする上で最も大切なこと」が明確になってきました。どこかでも書いたと思うのですが、私なりのビジネスの3原則というのがありまして、それは「①何をするか」、「②いつするか」そして「③誰とするか」を非常に重視しています。①は会社や商品、サービス、②はビジネスの時期、そして③は文字通りビジネスパートナー(上司、部下、同僚等)となります。中でも最も重視するのが③で、比重的に言えば、「①:②:③=2:1:7」くらいの重要度があります。正直言って③さえきちんとしていれば、①や②などどうでもいいとさえ思っています。

 そのことはここ最近漠然と思っていたのですが、今日になって③の意味がさらに明確に理解できるようになりました。今までは③を「いろいろ教えてくれる、成功者、いい人、使える人、、、」くらいの感覚でとらえていたのですが、実は本当に大切なことは「いかに相手を成功させるために一生懸命になってくれるか」に尽きるのではないか、と思っています。

 「成功の9ステップ」で有名なジェームス・スキナーによると、本当のリーダーシップとは「相手をいかに成功させるか」であると言っています。つまりビジネスをする上で重要なことは、「(相手から)成功させたいと思われること」、そして「(相手を)成功させたいと思うこと」にあるのではないかと思います。私もいろいろなスキルやテクニックは勉強していますが、その根底にある「人間力」を磨くことが最も重要なことだと、最近の動きや出会いから真剣に思うようになっています。

 私の場合、とても幸せなことにいろいろな人から「成功」を後押ししてもらっています。「(相手から)成功させたいと思われること」に関しては申し分ない気がします。しかし、これからの私にとって本当に大切なことは、「(相手を)成功させたいと思うこと」にあると考えれます。自分ができていないのに相手のことを思うなんて10年早いと思われるかもしれませんが、ビジネスに限らず、社会生活全般において「人」と関わることは避けて通れません。だからこそ、「自分」だけでなく「他人」を慮ることが非常に重要になってくるのです。そしてビジネスにおいては「他人を成功させること」が「成功」する上で最も重要なのです。
 
 今やっている「早朝コーチング」なども、なんとなくやり始めたのですが、「本当に相手のことを考える」ことが重要なステージに昇格したからこそ、そういう流れがやってきたものだと思っています。近頃、人から頼られることが多くなってきたのも同様の流れの上にあるものでしょう。

 夜は3週間ぶりにまちづくりNPOの会議に出席してきました。私には「まちづくり」という仕事もあるのだ、、、と思い、なんだかとても幸せな気分になってきました。会議の後は少しだけお酒を飲みました。明日は「早朝コーチング」はありませんが、これまた久々に「朝食会」があります。なので早く寝よっと。。。

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by katamich | 2005-10-27 00:16 | ■ビジネス・事業 | Comments(0)