18年来のレコーディング? 2024.4.23

東京5日目はレコーディング第二弾。今年は4月に二件、6月に二件予定されていますが、売上をすべて次の作品に注ぎ続けますので、いけるとこまで突き進もうと思います。

さて、本日は18年来の友人でもある中村真さん。本来は真っ先にお声かけしてもよかったのですが、ある程度の成熟期を迎えてから、と言ってよかったのでしょう。

僕と真さんが初めて直接出会ったのは北九州の芦屋の海岸で。ピアノの腕前、SNSでの過激な発言に加え、チャリでソロツアーをやっているって突飛な企画に心を奪われ、突然ジョイン。まだ出版もセミナーもしてない時期、どうやって生活していこうか模索していた中、俺もいつかチャリでトークツアーをやるとコミット。その二年後に出版、2014年にベストセラーを出し、チャリツアーも実現。その後は47都道府県を制覇。

僕にとっては歴史の生き証人であり、「会うと何かが起こる」と勝手にジンクスにしてる真さんのレコーディング。昨年1月、たまたまムンバイに居合わせたりとか、何かと縁がある。

基本的にやりたいようにやっていただくスタンスではありますが、とりあえずのテーマは「旅」にちなんだアルバムとは伝えつつ、まあ、なんでも良し。ライナーはどうとでも書けますから。レコーディングは三曲ずつ一気に進め、音が決まるまでの最初の方のテイクは後に撮り直しはしたものの、基本的にワンテイクでスピーディーな進行。3時間ちょいで重複も合わせ15曲ほどで終わりました。

ご自身の音に対する揺るぎない自信とメンバーへの絶対的な信頼あってこそ。「誰ににてる」ってこともなく、すぐに「真さんの音だ」とわかる圧倒的な個性。しかしこの辺はある程度ジャズに馴染んでないとわからないかもだけど、それでも素のままに対峙すれば何かを感じるであろう。

真さんはこれまで自主レーベルを中心にアルバムを多数出しているけど、うちもまだまだインディーズとは言え他レーベルでは割と珍しいようで、その辺がよい相乗効果になればと。結果、素晴らしい、出色のレコーディングにはなったものの、これからが本番。出来上がった音たちを一人でも多くに届ける。今のところCDだけだけど、アナログレコード、オンライン含めあり得ないバズりをいつも狙っている。まあ、僕自身が本やYouTubeを含め、これまで何度かバズりを経験しているので、次はジャズの番か。野望はまだまだこれから。

とにかくも、どこに出しても、誰が聴いても説得力を感じる、それでいて美の世界を極めた一枚になったことは間違いない。テクノロジーが行き着きつつある昨今、永遠のテーマはまさに「美」であり、聴く人を新たな「旅」に誘えるような作品を出していきたいと思います。

レコーディングスタジオのモニターから。
18年来のレコーディング? 2024.4.23_b0002156_15281392.jpg

エンジニアブース。
18年来のレコーディング? 2024.4.23_b0002156_15281392.jpg

4時間ほどで終了し、アフターで真さんらと大塚まで歩いて中華料理屋で飲み。内モンゴル料理のようで豪快な羊の足が美味でした。5日間の東京出張、明日、福岡に帰ります。ありがとうございました。


by katamich | 2024-04-23 23:39 | ■音楽 | Comments(0)