努力を感じさせないのが天才 2024.3.7

昨晩は3人で小一時間ほど飲み、10時には事務所に戻っていたのですが、洗濯などしてしばしうとうと。気がつけば2時ってことで、それから自宅に戻りお風呂からの就寝。朝にみんなが起きた頃には一応起きて顔を見せてからまた寝る。なんだかんだと時差もありますし、その前に疲れてますからね。10日分の郵便がたくさんあったのですが、本も数冊。これはいつの間にか予約していました。
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村上春樹のジャズ評論。まあ、ジャズ愛好家向けって一冊で、内容はマニアックかな。僕は村上春樹は昔からよく読んでいて、そう言えば昨年の新刊『街とその不確かな壁』はまだ読んでないなあ。村上春樹は旅物もかなり多くて、音楽と旅って僕の趣味とのドンピシャなんだけど、もう75歳なんですよね。

村上春樹をよく読んでいたのは、大学院の時代だったかと。ジャズ関係は大学の時に読んでたと思うけど、村上春樹に限らず小説を読むようになったのは24歳のバックパッカー時代の影響が強いです。今と違ってネットもスマホもないので、移動時間にしても安宿でダラダラしてる間にしても暇ができる。今ならスマホなんだろうけど、それはある意味不幸だ。圧倒的に時間を持て余している時、本くらいしかなければそれを読むしかない。それが自らの幅を広げるわけで。

もしあの時、スマホがあったら本など読んでなかっただろう。スマホは可能性を圧倒的に狭めてしまうって意味で、今の人たちは不幸だ。だからこそ、たとえばスマホをタイマーボックスに入れるなどして、程よく遮断する必要がある。下手したら睡眠時間まで奪われるのだから。

それにしても村上春樹の文章はなんて魅力的なんだろう。平易でいて深い。村上春樹を模して文章を書く人が一時期多かったそうだけど、残念ながら深みまで手にすることはできない。村上春樹は松本人志に似ている(またはその逆)。そのこころは、誰もで真似できそうで、いざ真似すると大火傷するか、それに気づかず一方的に痛いやつになってしまうこと。

松本人志の昔のダラダラした漫才、それもアドリブのようなテキトーなトーク。誰でもできそうだけど、そこまで。ある意味、「誰でもできそう」って思わせることがすごい才能なんでしょうね。

その意味では村上春樹が好きなスタン・ゲッツやレスター・ヤングなど、聴いててそんな難しそうに見えない。おそらく譜面にしたら簡単そうに見えるだろうけど、そのままやったらやっぱり火傷するんだろうな。努力を感じさせない努力。それが真の天才なんだろう。世の中にはまだまだ読むべき本、聴くべき音楽がたくさんある。もっともっと加速したい。とりあえずアフリカに行ってよかった。ありがとうございました。

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by katamich | 2024-03-07 23:39 | ■読書・映画 | Comments(0)