画期的なレコーディングだった! 2024.1.9

昨日は帰ってから一瞬で寝てしまい、朝はスッキリ。昼頃にちょっと食べて梅田のホールに向かいます。そうです。今日はレコーディング!QAZZレーベルは今も昔もジャズのレーベルであることは違いないのですが、いろんな変化球があってもいいってことで、今回の企画はジャズとクラシックのハイブリッド!

その昔、日本を代表するジャズクラリネット奏者の北村英治さんと、東京芸大教授のクラシックの村井祐児による、ジャズとクラシックの共演企画があり、とても面白かったのを覚えています。きっかけは、そもそも北村英治さんはジャズクラリネット奏者として功成り名遂げた人物ですが、同時代の藤家虹二さんと違ってクラシックの素養がありませんでした。

そこで50歳になってから、年少でもある村井教授に弟子入りし、1からクラリネットを習う、ということを始めます。それにより表現の幅が広がったと言われますが、北村さんが50代とすれば今から40年前。僕はまだ小学生だったかと思いますが、実はそのドキュメンタリーをテレビで見た記憶があるのです。二人のCDも中古ですが手に入れました。

そのことが頭にありましたので、オマージュ的に似たような企画をやりたいと前から思っていたところの今回。しかし鈴木さんはジャズ奏者とは言え、クラシックの教育をしっかり受けた方で、音色も素晴らしい。北川くんは高校の後輩ですが、純粋なクラシック奏者。北川くんはクラリネットの特殊菅を演奏することが多く、今回はバセットホルンを加えることにしました。

バセットホルンとはかなりマニアックな楽器で、モーツアルトが好んで用いたくらいで現代では忘れられている。クラリネット奏者の重要なレパートリーである協奏曲K622は元々はバセット(G管)のために書かれたもので、断片が残るのみですが、これが本来の姿であったとも。バセットはその他、グランパルティータ、レクイエムなどでも使われており、それらのレパートリーのためだけに現代にまた蘇ったとも言える。

前半はクラシックで、ピアノは東京から蒲生祥子さん。若くしてフランスに留学し、それもトップの学校で研鑽を積み、とりわけ管楽器の伴奏としては内外からファーストコールのかかる名プレイヤー。そんなピアニストをよくぞ北川くんは連れて来れたものだ。いい演奏にならないはずがない。まずはメンデルスゾーンの協奏曲で、原曲はクラリネットとバセットホルン。次はモーツアルトのケーゲルシュタットトリオですが、元はピアノ、クラリネット、ヴィオラなところ、ヴィオラパートをバセットでできないかと僕の方から提案すると、それが思った以上にハマる。
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その後、小品を少し録音した後、ジャズ編では関西を拠点に活動され、ジャズフェスなども企画する永田さんのピアノで4曲ほど。最後は「メモリーズオブユー」だったのですが、これまた本邦初公開でバセットによるこの曲。言うまでもなくベニーグッドマンの代表曲であり、先の北村さん村井さんのCDにも収録されています。

全編を通して8割はクラシック寄りのアルバムになったかと思いますが、メモリーズだけは思いっきりジャズになったかと思います。いずれにせよQAZZレーベルとしてもものすごく画期的な一枚になったかと思います!
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録音させていただいたドルチェさんではレコ発のコンサートなどできればなあ、と思います。
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割と最近移ったばかりのビルだそうで、関西で管楽器をする人は必ずお世話になっているところです。
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アフターも楽しかったです。

by katamich | 2024-01-09 23:39 | ■音楽 | Comments(0)