産業の時代が終わって情報の時代、その次は 2005.8.18

 今日もとりあえずゆとりのある一日でした。ゆとりがあると、帰って能率があがらないのですが、そういう時期があってもいいものです。夕方、結構な夕立が降りましたね。なんとなく熱帯のアジアを感じました。

 夜はまた勉強会。いつもの連中、ネットで知り合った人なんかも含めていろいろ話を聞き、その後、いろいろ話をしました。とにかく、今からの世の中においては、産業の時代(モノの時代)ではなく情報の時代(コトの時代)が来ることは間違いなさそうです。もちろん、匠の技術など素晴らしい世界は伝承されていくものの、総体としては、情報の時代になるということで、仲間同士意見が一致しています。

 「情報の時代」が来るとはどういうことかというと、今までの「産業の時代」では道路や橋、電気、水道などインフラ整備をはじめ、車や電化製品などいわゆる「目に見えるもの」が取引の対象とされていたのが、「情報の時代」では、文字通り、情報や教育など目に見えないものが取引の対象として主流になっていくということです。つまり人間という固体が必要とする「モノ」が飽和状態となり、消費(それと生産)の対象が情報など目に見えないものに変わってきたことを意味します。

 思えば「産業の時代」って200年続きました。始まりはもちろん「産業革命」です。それ以前はどういう名前をつければいいのか分かりませんが、「信仰の時代」とでも言えましょうか。もちろんその時代も家や道路などインフラ的なものは存在していたのですが、それらの技術的指導は僧侶や祭司など宗教関係者が担ってきました。世紀の大天才、空海(弘法大使)などは今で言う土木技術者であり建築家でもあったといいます。その技術はもちろん学校などで学ぶものではなく、根底には「宇宙」があり、その「宇宙の法則」をもとに設計されたものなのでしょう。なので世界にある建築物などは土地土地の神(宇宙)がモデルとなっていたのでしょうね。もっとその前は、ピラミッドや古墳などに見るように、より神秘的な形態をしています。

 そして「産業の時代」です。その中でも1970年代のエネルギー革命など小さな革命はありましたが、「モノ」の時代においては全てが延長上のものでした。そして今はまさしく「情報の時代」に突入しようとしています。「IT革命」という言葉が言われ始めたのは、私が記憶するところ2000年の元旦からです。大晦日の「朝まで生テレビ」、元旦の朝刊でいっせいに「IT革命」と言い始めたのを新鮮な気持ちで受け取ったのを覚えています。それと同時に、何かの予感があったのも事実です。実はその直後、1月7日くらいから大学院などで調子に乗って「IT革命」という言葉を使い始めたのですが、周囲には私より先に知っている人はいませんでした。

 しかし、本当の「IT革命」はこれからです。つまり5年前はITと言いながらも、一部の人にだけのものであったり、又は、単なる道楽の一つでした。しかしこれからは違います。パソコン、インターネットがなければ成り立たない時代が来ています。もうすでに「アマゾンドットコム」でないと買い物ができないと言う人までいます。携帯電話のメールがないときはどうやって待ち合わせしていたのでしょうか。そんな疑問が出るほど、今は一般的です。これからも「え~!」というジャンルにばんばんITが浸透していくことでしょう。

 「情報革命(IT革命)」は「産業革命」に匹敵する、ものすごく大きな社会変動であると言い切れます。今後、「勝ち・負け」を決めるのは、まさしくその「革命」にうまく乗れるか乗れないかが「鍵(キー)」となることは間違いないでしょう。

 じゃあ、「情報の時代」の次は。これも仲間の間では意見が一致しています。それは「精神の時代」です。なので転換期には「精神革命」が起こると思われます。しかし、そこまでのスパンは200年もありません。私はせいぜい20年だと思っています。考えてみれば、仏陀やキリスト、モハメッドなどいわゆる宗教上の偉人が出現して約2000年で「産業革命」に入りました。その「産業の時代」が今終わろうとしていますが、2000年間の「信仰の時代」が終わって、「産業の時代」はその十分の一の200年間であることを考えると、単純計算で次のパラダイムである「情報の時代」は20年間で終わることが推測されます。

 なので、私が生きている間に、また次のパラダイムを経験するのです。そして今の私はまさにその準備をしているのです。「情報の時代」への対応ももちろんしながら、すでに「精神の時代」の準備をしているのが今です。ですので私は時代を先取りしすぎているのです、と言っても過言ではありません。では「精神の時代」とは。。。これから徐々に徐々に明らかになっていくと思います。

 以上、訳のわからない戯言でした。おやすみなさい。

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(例によって本文と関係ないですが、どれ食べたい? ん? なんか変なのが。。。)
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Commented by ありまも at 2005-08-21 20:37 x
もしかしたら読まれているかもしれませんが、
確か堺屋太一さんが『知価革命』で
国の成り立ちから情報社会までの流れを論理立てて説明していた記憶があります。
ほぇ~って感じでした。
Commented by katamich at 2005-08-22 12:08
ほう、それは興味深いですね。
チェックしてみます。情報、ありがとうございました。
by katamich | 2005-08-18 23:14 | ■人生哲学 | Comments(2)