福祉についてすぐに熱く語ってしまう 2005.8.10

 今日も自然に5時に目が覚め、6時過ぎに家を出て滝行に行きました。篠栗町の一の滝は男滝と女滝があり、私はいつも二つ入るようにしています。同じ、「滝」と言っても性格の異なる滝に入るのは変化が楽しめていいものです。そのイメージの通り、男滝は力強くエネルギッシュな滝で、女滝は子宮の中にいるような優しい滝です。どちらも大好きです。

 その後は、NPOの事務所に行き、まちづくり計画の打ち合わせと簡単な資料作成をした後、NPOの会員が事務局長を務める老人福祉施設に見学に行きました。別に何か用があって行ったわけでもなく、単なる興味で行ってきたのが正解です。その施設は、老人保健施設のほか、グループホームやデイケアなどが併設されてあり、一通り見学させてもらいました。

 建物の外見はとても立派でした。しかし、、、老人保健施設の方は、、、内装も見た目にはきれいなんですが、なんとなく居心地が悪いのです。私流の言い方で言えば、「波動が低い」のです。とりわけ痴呆の度が強い利用者のフロアに行くと、「ツン!」と消毒液の臭いが鼻を突き、それが目や皮膚にまで刺激しるようでした。きれいな建物であるにもかかわらず、なんか圧迫感があり落ち着けないし、何を意図してか真っ赤な原色のソファが並べられてあったりなど、どうも落ち着いて生活するという感じにはならないのです。

 そういったことはゼネコン出身の事務局長も感じており、現場職員の感性の乏しさに嘆いておられました。私もかつては福祉の勉強をしたことがありますが、私はどちらかと言うと事務系で現場のことは余り知りません。本格的な実習に行ったこともありません。しかし、その施設が居心地良いか悪いかは理屈でなく体で判断できる自信はあります。

 福祉と言う世界はどういうわけか「聖職者意識」が強い雰囲気があり、かつては「措置」制度と言ってほぼ100%国の税金でまかなわれてきたためか、どうも「してあげている」的な感じが強く、いわゆるサービス精神と言うものがあまり感じられません。

 いつかも書いたと思うのですが、車いすに乗っている利用者を指して「そこに置いといて」なんて物言いをしたり、お客さんであるにもかかわらず「おじいちゃん、おばあちゃん」なんて呼び方、しかもタメ口はおろか、ひどい時は幼児語で接することもあります。さすがに最近はそうは少なくなってきたようですが、そもそも、サービス業という意識が感じられないのが福祉の世界と言えるでしょう。おまけに職員が自らの権利(既得権)だけは主張する面の顔の厚さときています。そういうのは私もそうですが、民間企業出身の事務局長にとっては異質の世界で、本来の世間一般の標準から見ると、「まともじゃない」と感じるのも無理ありません。極端な話、出入りの業者に「見積」を取ることさえないような世界なのです。私の知り合いのその事務局長が赴任してからは、きちんと複数業者に見積を取り始める、今までぶら下がってた業者がいきなり値段を下げ始めたと言うのです。だとしたら今までは一体なんだったのでしょうか。元は国民の税金なんですよね。

 私がかつて福祉の勉強をしている時は、当然、現場に近い学生もいましたが、彼ら(彼女ら)はとかく「心」みたいな話を好んでし始めます。介護保険が導入される時などは、右へならえで反対合唱です。つまり、「介護という人と人との触れ合いが重視される仕事に、営利目的の民間企業なんかには任せておけない」という論調になるのです。私は「心」の話は大好きなんですが、「心」なんて漠然な話で本当に大切な部分をぼやかしてしまうのには反対でした。民間が入れば全てOKというわけにも行かないとは思いますが、「民間」と聞くだけで拒絶反応を起こすようではどうかな、と思い私は常に現場派の学生と敵対していました。

 事実、「心」なんて話をしながら、相変わらず「車いすの人置いといて」とか利用者へのタメ口が直らない人もいる、そもそもそれがおかしいことに気づかないのは「心」が麻痺しているとしか言いようがありません。私の知り合いが言ってたのですが「ヨドバシカメラ」の店員のサービスはものすごく心地良いそうで、しっかりした研修がなされているとのことです。これからは今までの杜撰な経営体制をスリム化して浮いた金で、ヨドバシカメラみたいな民間の研修屋を派遣するのがいいと思います。そしてサービスの質については、利用者はもちろん、その家族の人、さらにNPOみたいな第三者機関によって評価される仕組みを作るべきでしょう。
 
 事務局長が単純だけど大切なことを言っていました。つまり、職員に対して、「あなたの親をこの施設に預けたいですか?」と問うことです。ほとんどの職員が黙ってしまうそうです。今の施設が良くないことは分かっているのに、これまでの生ぬるいやり方から抜け出せないのでしょうね。そんな奴らに「心」を語る資格なし!、です。

 今日は施設を一巡しただけですが、色々気がつくことがありました。細かくはいろいろあるのですが、もし私が施設を改造する権利があれば、いわゆる「バリアフリー」を最小限に抑えますね。福祉と言えば「バリアフリー」と、今となっては絶対の法則のようですが、「バリアフリー」とはつまり「バリアフリー」に適した体を作ることにもなるのです。最初から体が不自由な人は仕方ないですが、元気に歩ける人を無理してバリアフリー化するのは、私は犯罪だと思っています。風水の知り合いが言ってたのですが、風水上もバリアフリーはよくないそうです。とりわけ、トイレや台所は雑菌が繁殖しやすい場所であり、家中がバリアフリーになると雑菌までバリアフリーで部屋に流れ込んでくるのです。「気」がどうとかと言う話もあるのですが、そう考えると必ずしもバリアフリーが万能ではないことが理解できるでしょう。私は決してバリアフリーを否定しているわけではなく、福祉住宅と言うと何も考えずにバリアフリーとかユニバーサルデザインとかになってしまう、いわば思考停止状態になるのが良くないと考えるのです。

 それから、私がやりたいことですが、私なら施設に小さくてもいいので、日中は心地の良い音楽を流しっぱなしにします。モーツアルトやバッハはベストですが、時にはボサノバなんかも流すと良いでしょう。それだけで施設の雰囲気、波動がガラッと変わるものです。モーツアルトの音楽なんかは、人間の出す周波数とマッチしているので、余分なストレスを吸収し、老化を抑えるとさえ言われています。世の中、高齢社会に向けて専門的なスキルがたくさんあると思いますが、私はとりあえず「音楽」「風水」「気」で高齢社会に立ち向かえると心から思っています
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 音楽の話が出たついでですが、「音楽」と「若さ」って実はものすごく関係があると思うのです。私の好きな話で恐縮ですが、ジャズのクラリネット奏者ってのは年取っても活躍している人がたくさんいます。まずは私の大大好きな北村英治氏ですが、彼はもう70を越しているのにまだまだ現役バリバリです。何度かライブにも行きましたが、音楽が常に進化しており、この人は老いるということを知らないのでは、と思ってしまいます。
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 それから最近来日したらしいのですが、1940年代から第一線で活躍しているバディ・デフランコなどは80才を超えているのに今もなお現役です。昨年はCDまで出したのだとか(北村さんも今でもCD出しています)。写真見てもらえば分かるとおり、直立して吹いています。
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 指揮者や声楽家は物理的な運動が大きいので、そこまで長くはしないようですが、管弦楽器奏者やピアニストなどは80を超えて現役は全然珍しくありません。100歳のピアニストなどもいます。

 音楽家ってなんでこんなに年取っても若々しいのでしょうか。一つには、さっきのモーツァルトの理屈と同じで、常に音楽と接していることが物理的に若さを保っていること。

 二つ目は音楽をやっていると異性からモテルので、自然と若くなっていること。異性に見られることは若さにとって最大の秘薬でしょうね。先の北村英治さんなんてのは、10代20代のファンがごろごろいます。おそらくあっちの方も、、、健在だと思います(笑)。

 三つ目は常に進化を求めていること。北村英治さんがライブ毎に音楽が変わっているように、音楽家は飽きられないためにも、常に進化していくことを求められます。マイルス・ディビスなどはその典型で、禿げ上がった爺さんにようになっても世界で一番かっこいい音楽をやり続けていました。そして死ぬまで誰よりもかっこよかったです。
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 私はこの三つ目というのは特に重要だと思っています。我々全てが音楽家であるわけではないのですが、これは音楽家に限らないことです。老いは「心の成長」が止まったところから始まるものです。では「心の成長」を止めないためにはどうすればよいのか。実は簡単なことです。学び続ければいいのです。

 私の大好きなスカイクエストコムのCEOリチャード・タンをして、最も尊敬する人物としてシンガポールの元大統領をあげています(名前忘れた)。彼は70歳にして人生最大の衝撃を受けたと言っています。それは、インターネットにであったことです。また、これも私の大好きな経営学者ピーター・ドラッカーは100歳を目前にして、今なお、経営学で世界の第一人者です。彼などはNPOの重要性をはるか昔から言っていました。
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 このように学び続けることこそが、健康、若さを保つための最大の薬であると思っています。ちょっと話がそれますが、私はサプリメントが好きではありません。若さを保つためにサプリメントを取ると言われますが、これは嘘だと思っています。ちょっと前の老人世代が医者の言うことは絶対に正しいと信じ込んで、出された薬を無批判に全部飲んで逆にボケが進行したなんて話は良く効きますが、今では若者の間でサプリメントがそれと同じ効果をもたらしていると思っています。サプリメントについては、まだまだ言いたいことがあるのですが、一言だけ。サプリメントの取りすぎは「突然死」の原因であることが、新しい常識になりつつありますが、そのことはまた後日書きますね。

 とにかく若さの秘訣は「教育」。それに尽きると言うのが、今の私のゆるぎない信念です。長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございました。

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by katamich | 2005-08-10 23:49 | ■人生哲学 | Comments(0)