西戸崎のちゃんぽん 2005.8.3

 「水上交通の社会実験」も残すところあと一日となりました。長い10日間でしたが、後半は慣れてきたせいか、あれよと言う間に過ぎていったように思います。今日も都会の天神から見ると対岸の「海の中道・西戸崎」でチケットモギリをやっていました。今日は便数が少なく時間もあったので、西戸崎の町並みを歩いてみました。デジカメを忘れてしくじったのですが、とてもいい街でした。なんだか「昔の風情」「海辺の故郷」を思わせるような。。。

 恐ろしい店を発見してしまいました。というか、長崎から来ている水上バス(船)の船員から聞いたのですが、「JR西戸崎駅」を背に200~300m左に歩いた、左手側にその店があります。その名も「寿食堂」。破れかけたちょうちんに薄汚れた字で「寿食堂」と書かれており、店の前には「営業してます」の看板があるのみ。店の中は小汚くて狭い。老夫婦が2人でやっているとてもこじんまりした店なのです。

 長崎から来た船員は何を思ったのか、たまたまその店に入ったそうなのですが、その店の「ちゃんぽん」たるや本場長崎人を唸らせるほどの、素晴らしい「ちゃんぽん」なのだそうです。船員いわく、ちゃんぽんと言えばリンガーハットをはじめ、福岡には何店もあるのですが、満足いく味に出会うことはほとんどなかったのが、この「寿食堂」だけは本番の味顔負けの「ちゃんぽん」なのだそうです。

 それを聞いて私も行ってみました。言われていたとおり、小汚い店です(すいませ~ん)。「ちゃんぽん」を注文しました。なんと400円!!。長崎で食べると600~1000円はかかります。400円はめちゃ安です。出てくると、なんと野菜がてんこ盛り。まるで「日本昔話」並みのてんこ盛りです。早速箸をつけて、ガツガツ食べたのですが、想像以上に美味い。これが長崎本場顔負けの「ちゃんぽん」なのですね。

 その「寿食堂」には、簡単なツマミでビールを飲んでいる近所に住んでいるらしきおっちゃんと、30歳代のこれも近所に住んでいるらしき夫婦がいました。その夫婦も簡単なツマミでビールを飲んでいますが、なぜか会話が「フランス語」。よく見ると、旦那の方がフランス人でした。余りにも店に馴染んだ雰囲気だったため、会話が聞こえてくるまでフランス人と気づきませんでした。

 西戸崎という漁港の小さな街の、戦後からやっていそうな小汚い店で聞くフランス語はまさしく「ちゃんぽん」そのものでした。ごちゃ混ぜ文化の「ちゃんぽん」そのものでした。

 行きたくなったですか?(笑)

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(写真は普通のちゃんぽんなんですが、野菜はもっと山盛りでした。デジカメ忘れたのが残念)
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Commented by ふじた at 2012-06-08 13:52 x
こちらの情報を元に行って来ました。味付けは好みがあるとは思いますが、あり得ない位、不味かったです。この記事削除された方が良いのでは?極めつけに、虫入りでした(-_-)
Commented by katamich at 2012-06-08 13:58
■ふじたさん!
情報ありがとうございます。確か老夫婦がやってたと思うし、この時期以来行ってないので、あれから7年ですか。。。
まだあるってことは、一定の支持があるのか、年金生活者が道楽やボケ防止でやっているのか。
記事削除はしませんが、そのようなご意見があったことはコメントでしっかり残しておきますね。
食べに行かれる方は、あくまで自己責任でお願いします。
by katamich | 2005-08-03 01:07 | ■食 | Comments(2)