昨日のことですが、アントニオ猪木さんがお亡くなりになられました。どうがでしゃべりました。
最晩年の猪木さん。YouTubeもまめに更新されていて、ちょいちょい見ていました。プロレスラーってのは身体が丈夫なのはそうでしょうが、いかんせん、無茶苦茶していますから、決して健康でもなかったりする。若い頃は体力でなんとかなるにしても、年取るといろいろ出てくる。食生活だって普通じゃないはずだし、現に猪木さんは糖尿病だったとのこと。それでもかなり長生きしたと思うし、亡くなる直前までこうやって言葉を届けていた。
僕がプロレスが大好きだった。小学生の頃は真顔でプロレスラーになりたいと思い、トシヤ君とトレーニングをしていた時期もある。トシヤ君のヒーローは初代タイガーマスクで、彼のローリングソバットは美しかった。僕は飛んだりはできないので、スープレックスを得意としていた。今思うとヒヤヒヤするが、マットの上でよくジャーマンスープレックスをかけていた。ブレーンバスターもよくやったが、弟と同級生のヨシト君はかかるとき足をピンと伸ばすので、形が美しく決まった。
しばしば猪木か、馬場か、って話になるのだけど、正直、どっちもだ。ある時は猪木、ある時は馬場。馬場さんの方がユーモラスで親しみあったし、よく真似もした。でもなんだかんだ猪木さんになったのかもしれない。万字固めもよくかけた。もう、猪木とか馬場とかって、レスラーと言うより猪木と馬場って感じだ。誰も猪木にはなれない。政治家とか実業家とか、そんなのはどうでもいい。猪木は猪木だった。実際、猪木はよく猪木を演じていた。
僕が子どもの頃からのヒーローがどんどんいなくなるのは寂しいことだけど、僕も来年50歳だ。学生時代とかは考えもしなかった、50になるなんて。でも、50歳からが人生面白くなると言う人も多い。そうなんだと思う。だから僕はやる。まだまだこれからだ。僕もあの世に行く時は、最後の最後まで言葉を届けていきたいと思う。猪木さんは天寿を全うした。羨ましい生き方だ。ありがとうございました。
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