福岡は久々に雨。朝に滝行に行きまして、昼からまたレコーディングです。城南区にあるクラシックのホール。阿部篤志さんのピアノソロ。スタインウェイを使います。音響もよく、お客さんを入れないのはもったいないけどね。
録音の機材もセットされ、いよいよ演奏が始まります。
一時間半、ぶっ通しでやりました。いくつか知ってる曲もあったけど、半分は即興かもしれない。裏テーマだけ想定して、何も考えずにその場その場で演奏したそうだ。後半に従い、どんどんヤバい領域に入っていく。CDは最大70分くらいなので、これでは収まらない。よって2枚組することにした。ちょっと休憩してさらに30分演奏。合計2時間だ。これまたすごいアルバムになると思う。
阿部さんはいわゆる一般的な知名度はさほどないかもしれないけど、けど、東儀秀樹さんや石丸幹二さんなどメジャーな人ともよくやっていて、テレビにも何度か出ている。日本では最高峰レベルに素晴らしいピアニストであることは間違いなのだけど、仕事があり過ぎて逆にPRする必要がないのだろう。でもこのような真の実力者は50代になってから花開くととあるジャズ評論家が言っておられた。一種の青田買いか、将来的にうちのCDもバカ売れすると思う。地道に作品を産み出し続けよう。
世の中、戦争とかコロナとか災害とか、いろいろ悲しいことが続いている。でもきっと良くなる、どんどん良くなる。それを信じて一日一日を過ごしていきたい。僕のレーベルのCDもそのうち世界の人々を救う日が来るように。ありがとうございました。