正月にはまったく予想できなかった 2021.11.26

明日から高野山なんだ。2021年の正月は富士山の麓にいた。その時は高野山合宿をするなんて思いもしなかった。それどころか、2月に比叡山に行ってるけど、それも予想外だった。結局、目標とか計画なんてのは、その通りに行かないもの。それは「達成できない」って意味じゃなくて、その都度その都度、新たな「何か」が入ってくるから。でも目標や計画は大切。向かうところがあるからこそ、道が見えてくる。その道その道に新たな「何か」が落ちてるんだから。

振り返ってみると、今年の正月の段階で思ってないようなこと、無数にあるじゃないか。パッと思いつくだけでも、比叡山、伏見稲荷、リュウ博士コラボ、八丈島、くさや、ワクチン、解除祭り、篠栗遍路、室戸岬、デルタ株、QAZZ第5弾まるいひと、QAZZ第6弾、高野山、与論島など。


あ、そうそう、「QAZZ第6弾」について書いておきたいです。まだ何も言ってないですもんね。メンバーは北島直樹さんのピアノ、ふまさんのボーカル、中山拓海さんのサックス、小川晋平さんのベース、編曲・ディレクションはお馴染み杉山正明さん、エンジニアリングは芹澤薫樹さん、スタジオは池袋のDEDEさん。とにかく北島直樹さんですよ。僕がまだサラリーマンの頃、博多の老舗ジャズクラブ「New Combo」によく行ってました。2003年前後だったかと。その日はベースの大御所、水橋孝さんのライブで、ピアノとドラムは地元。水橋さんのベースが素晴らしいのはわかるのですが、素人耳にはベースやドラムよりも、ピアノやホーンの方がわかりやすい。

お客さんにちょっとオーラのある人がいた。水橋さんがその方を呼び、ピアノに座らせた。いわゆる飛び入りってやつだ。その方、すごく恐縮していて、申し訳なさそうにピアノを弾き始めた。それがもうぶっ飛びだったんだ。確か何かのスタンダードと、ボサノバから「黒いオルフェ」をやったかと思う。「ディサフィナ―ドはどうですか?」とピアノの方が言ったのですが、水橋さんが「長いなあ、コード忘れた」みたいなことでオルフェになったんだ。泣きましたね。その方が北島直樹さん。すぐにこのアルバムを買った。
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ヴァイオリンの寺井尚子さんのレギュラーを長く勤めてるようで、その昔は松本英彦や本多俊之など大御所のバンドで名をはせていた。僕が聞いたその日は確か岩崎宏美さんのコンサートで博多に来ていたと思う。それからほとんど浮気もせず、北島さんのCDはだいたい買っていた。日本人でCDを買い集めたのを、北島直樹さん、辛島文雄さん、吉岡秀晃さんくらいかな。辛島さんはお亡くなりになったけど、吉岡さんとは実は企画が水面下で進んでいます。

で、です。QAZZを立ち上げた時、いつかいつか北島さんとご縁ができたらな~と思っていたら、まさかの、杉山さんと幼馴染かよ!小学校4年2組だって!お互いにこの業界にいることは知っていたそうだけど、会うことがなかった。それがある楽屋で55年ぶりに再会して話し込んでしまった。その様子をFacebookにアップされてるのを見てビックリ、コメントをしたのが9月30日だった。

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これってなんだろう。引き寄せなのか、それとも「引き寄せ以前」なのか。こんなの「素晴らしいアルバム」にならないわけないじゃないか!北島さんにオファーをさせていただいたとき、僕はボーカルを撮ろうとまず考えた。僕人脈で言うなら、まずはふまさん(McMystieさん)だ。絶対合うに決まってる。ふまさんにそれとなく話すと、すでに「大ファンです」とのことでトントンと進んだ。ただ、当初はクラリネットの土井徳浩君にもオファーしたのだけど、2月までスケジュールがぎちぎち。2月になると北島さんがNGで、時期を逃しそう。杉山さんに相談して、サックスの中山拓海さんにオファーされた。知ってる。若手の素晴らしい演奏家だ。ピアノ、ボーカル、サックスとなると、やっぱベースは欲しい。今回はドラムレスで、よりアコースティックな感じ。その辺の「わがまま」がすべて通ってしまい、いよいよ12月12日、レコーディングと相成るわけです。


こんな展開、誰も予想できない。何かに導かれているとしか言いようがない。音楽の神様か、魂か。本当にヤバいアルバムになることだけは間違いなさそうだ。オレっていったい何ものなんだろうか。自分でもわからなくなってきた。ありがとうございました。


by katamich | 2021-11-26 23:39 | ■音楽 | Comments(0)