さあ、アメリカはどう出るか。空爆するのか。それか平和に話し合いを持つのか。タリバン政権になって困ったことは、一つは人権軽視、一つは麻薬の温床、そして最大の懸念はテロが醸成されるってこと。9.11のようなことが再びないとも限らない。タリバンがいきなり民主的になればいいけど、それも難しい。さあ、どうなる。バックには中国もいる。タリバンは「イスラム原理主義」と言いながら、禁止されている麻薬を栽培したり、同朋(ウイグル人)を蹂躙している中国と手を組んでいたり、思想に一貫性があるわけじゃない。結局、利害でしかない。もしかしたらアフガニスタンはベトナムのように「アメリカと中国の代理戦争」の場となるかもしれない。きっと中国はタリバン政権による新国を承認するだろう。パキスタンは追従するだろう。ベトナムの代理戦争は「資本主義 vs 共産主義」だったのか、今はまさに「文明の衝突」だ。