話題の本ですが、まあ「嘘」ですねの第一弾 2021.6.6

たつき涼という方の漫画『私が見た未来』が話題のようで、予約段階でAmazon総合一位になっていました。予約なのでまだ読めません。それでも内容はいろんなところで紹介されています。たとえば「もあダネ」なるサイト。

フレディ・マーキュリー、ダイアナ妃、尾崎豊などの死を予言したと書かれています。でもちょっと待ってほしい。この本が出版されたのが1999年。その方々が亡くなったのが、それ以前。これ、知ってて後付けじゃないのか。僕も最近ひねくれてしまったのか、この本、「嘘の波動」を感じるのですが、それは著者のみが知る。先ほどの方々がなくなった日も、ピンポイントではなく、15年後とか10年後とか15日後とか、ちょっと外してはいるけど、5の倍数みたいな感じで法則性を付加している。あまりにドンピシャ当てると、怪しまれるからね。その辺は漫画家ならではの装飾ですが、あまり面白いとは思わない。

ただ、唯一、「当たった」と言えるかもしれないのは、「大災害は2011年3月」なる表紙の記述。おそらくここがこの漫画のクローズアップされたポイントでしょう。
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結論から言うと、これは「たまたま」です。もしもこの一か所がなければ話題になることはなかった。フレディ・マーキュリーなどの話はあくまで「漫画ネタ」として書いたもので、著者の数ある作品の中の一つとして終わるはずだった。おそらくこのような類似の作品は世界中にたくさんあるでしょうが、「2011年3月」なる一文がこの漫画の付加価値を高めてしまった。その結果、「すでに知っててネタとして書いた記述」まで「予言(予知)」したと思わせるに十分な材料となってしまった。作者もビックリしたことでしょう。おそらく作者的には、

「え、2011年3月、来ちゃいました。フレディ・マーキュリーなんかは、知ってて書いたのだけど、それまで予言したことにされてしまってる。今さら『知ってて書きました』とは言えないし・・」

みたいな心境でしょう。そして今、注目されているのが「2021年8月20日 富士山噴火」なるよ予言。これはなかなか強気に来たと思うけど、逃げ道は普通に用意されています。15年サイクルなので、今年外れても2036年、2051年、2066年、2081年へ延びたと言い逃れできるわけです。この著者がおいくつなのかはわかりませんが、仮に40歳とすれば2081年は100歳。存命の可能性はありますが、その頃にこの漫画が話題になっているとは考えにくいですし、どうでもいい話。万一、その間に15年サイクルの辺り年でない時に噴火が来たら来たで、「少しズレたけど当たった」みたな言い方はできますから。もっとも、富士山噴火の可能性については、僕が物心ついたときから言われてますので、いつやってきてもおかしくはありません。つまり、気にするなってこと。軽く動画にしました。


でも、これ書きながら、この漫画のアホラシサが僕の中で浮彫になってきました。8月20日が近づいてきたら、また改めて動画をアップします。テーマは「たつきさん、あなた、嘘ついてますよね」って感じで。また炎上しそうだけど、誰かが言わないとね。どうぞお楽しみに。ありがとうございました。


Commented by もつ at 2022-03-28 21:37 x
富士山と言ってたのは
偽者の、たつきさんだったんですよね
本物と偽ってインタビューにも答えてしまってました
by katamich | 2021-06-06 23:39 | ■精神世界 | Comments(1)