ジャズのレコーディング第四弾、夢のような一日だった! 2020.12.10

ついに、ついに、ついに、この日がやってきた。ほんと、やってくるもんですね。一年前、スタバで僕の本を読んでいる人を発見し、声をかけた。それがジャズギタリストの奥田さんだった。その後、ちょっとしたライブとか、いろいろ交流があり、ノリでレコーディングの話をした。シンプルなギタートリオで。ドラムは榊さん。ベースはどうしようか。福岡のベーシストでもいいのだけど、榊さんが「納浩一さん」と交流があり、お願いできると。条件などこっちから提示した結果、それでOK。え、ほんと?納浩一さんだよ。日本ジャズ界では知らない人はいないベースストだよ。30年前から教則ビデオだったり、ジャズ本だったりで、何度も何度も見てきた人だよ。

10時半に中野のスタジオに入りまして、いろいろ手続き。僕は一番乗りですが、他のメンバーも到着。納さんには11時過ぎに来ていただけるととお伝えしており、ちょうど僕がコンビニにお菓子など買いに行ってる間に到着された。ベースが横たわっていてドキドキ。対面してご挨拶させていただいたけど、榊さんが言われた通り、すごく物腰柔らかな人。

実はこのスタジオには因縁がある。2年前、ジャズ奏者のI氏のレコーディングをした場所だった。その後、I氏の企画は頓挫し、いろいろ嫌な思いもした。けど、そのおかげで学びもあったし、こうやって自分のレーベルを立ち上げるまでになった。

ただ、今回のレコーディングに際して、このスタジオはいいと思ったものの、やっぱり避けていた。当初予定していたスタジオが日程NGとなり、ディレクターの杉山さんに相談してみた。すると、巡り巡ってここになったのもご縁なんだろう。スタジオのオーナーさんも「あのこと」をよく覚えていた。何かあるんだ。ちなみに納さんも30年ほど前はI氏とツアーなどにも出ていたそうだ。二人が演奏しているCDも持っている。以前はiPhoneにそのCDも入れていたけど、あの日以来、すべて消していた。また復活させようかと思う。


いよいよレコーディング。楽曲の打ち合わせ。今回は全9曲、うちギターソロが1曲なので、納さんには8曲参加してもらう。こんな打ち合わせ風景を横で見ているだけで楽しいのだ。
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プレイバックを聴いている。今回のリストはウェス・モンゴメリーに始まり、ハンク・モブレー、リー・コニッツ、セロニアス・モンクなど王道のジャズオリジナルに加え、奥田さん、榊さんのオリジナル、アイリッシュ、JPOPなど多彩。
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エンジニアの芹澤さん。実はベースストでもあり、この夏、秋と演奏でもとてもお世話になった。杉山さんをディレクターとする制作体制が出てているのだ。ジャケットのデザイン、装丁などもすべて僕の周りの人で固めている。元は僕のセミナーとかに来てくれたのがきっかけだけど、お仕事をお願いするなど、しっかり循環させるのだ。
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8時には終了。左から芹澤さん、納さん、奥田さん、オレ、榊さん、杉山さん。9曲中7曲がトリオ、1曲がギターソロ、残り1曲がギターとベースのデュオ。デュオを提案したのはその曲をやる直前。他のベーシストを引き合いにするのは失礼かもだけど、チャーリー・ヘイデンのような雰囲気がちょっとほしかった。こんなディレクションをさせていただけるなんて、オレはなんて贅沢、幸運の星の元に産まれたのだろう。
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今回は榊さんのご縁で納さんとつながった。CDができたらぜひ福岡でもライブをやろうと言っていただいた。温かくなる頃にはCDもできているはず。福岡でライブができたら幸せだ。
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この後は杉山さん、奥田さん、榊さん、オレの4人で中野で飲んだ。2時間ほど。素晴らしい、美味いお酒だった。福岡ではぜひ納さんともご一緒したいものだ。あとはこちらの作業。いい作品を残したいと思う。そして来年もできるだけ多く作品を生み出したいと思う。ありがとうございました。

by katamich | 2020-12-10 23:39 | ■音楽 | Comments(0)