キングコング西野さんの講演会に行ってきたよ~ 2019.4.16

急きょ、東京出張。『シンクロニシティ・マネジメント』の堀内さんからお誘いいただいた、キングコング西野さんの講演会に参加するのです。12時過ぎに福岡空港に到着してビックリ。めっちゃ変わっていまして、空港駅からANAラウンジにもかなり直結。3月末からそうなったようだ。ラウンジでお弁当とビールなのが毎回の楽しみ。
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夕方にはホテルに着きまして、ちょっとしてから会場へ。いろんな人がいた。雲黒斎さん、橋詰さん、あゆみ先生、金子さん、その他めちゃくちゃ大勢。てなわけで、講演内容をツイッターで実況中継していました。よかったらフォローしてくださいね!内容を「※」でちょっと補足しています。


僕たちの挑戦を止めてしまうものは二つ。 お金。広告。 この二つを解き続けないといけない。しかしその二つを学ばずに大人になったよね。

お金、広告、は「夢」とセット。2019年のお金と広告は? どう変わったのか? 友達のファッションブランドが言ってた。セール品(安物)が売れない。なぜならメルカリで売れないから。メルカリがものを買う判断基準。 安物は高い。

メルカリネイティブの買い方が変わった。広告のあり方も変えていかないと。
※メルカリで売ることを前提とした買い方だから、高いものがよく売れる

お金の基礎について。労働の対価は間違い。99パーはこれ。提供した価値の対価。これがお金の本質。空腹と満腹へのおにぎり提供の価値が違う。労働は同じだけど、価値が違う。


労働脳はダメ。価値脳に切り替えろ。でないと、一生、お金に苦労する。労働時間が増えてもお金にはならない。山の上のジュースは高い。なぜか?輸送コストは労働脳。ドローンになったらやすくなるの?ノー。山の上のジュースは喉乾いてる人に提供。だからずっと価値が高い。

ホテルの中のジュースも「価値」が高い。外に行くのが面倒だから。秋刀魚。味が悪い時の方が高い。美味いと安い。 不味い時は秋刀魚の餌が不作だから。美味い時は餌がたくさんあってたくさんとれる。 希少価値が値段。※味は関係ない

給料も同じ。希少価値をあげないと給料は上がらない。ホリエモン、イチローは希少価値が高い。藤原和博の稼ぎ方の話。希少価値を上げろ。100万人に一人になれ。一万時間の法則で100人に一人にはなれる。西野は「お笑い」でやった。さらに「絵本」。絵本芸人は自分だけ。

お笑い、絵本、広告でそれぞれ一万時間やって100人に一人。100×100×100で100万人に一人。 一つで三万時間よりも、三つで三万時間の方が効率的。 しかし近いのは避ける。お笑いとグルメは近い。面積を広げる。それが収入。
※ジャンル同士の距離が遠いほど、三点の面積が広がり、それが収入になる

トヨタの仕事。西野はデザイン、広告、オンラインの仕事ができる。面積が広いので希少価値が高い。二十歳でテレビのブレイク。でもスターじゃない。明石家さんまの背中が見えただけ。 さんまを抜くには、さんまの仕事じゃダメ。 テレビをやめた。

タモリから絵を描けと言われた。絵本もプロがたくさんいて負ける。一つだけ勝ってるのは、書く「時間」があること。専業じゃないから。副業は時間が無限。三、四年かかる絵本を描く。副業だから可能性がある。副業は否定できない。

芸能村を飛び出した。絵本村も飛び出した。叩かれた。村八分。魔女狩り。日本が落ちてるのは、どの職業も昔は売れた。次の世代は外に飛び出したい。でも村八分になる。 強い気持ちは折れる。 ロジックを持て!

ロジックの話。村八分が有利のロジック。バッシングは広める。ひな壇出ない。叩かれた。鳴り止まない。でもこの領域には競合がいない。叩かれれば叩かれるほど競合が消える。 ひな壇出ない芸人は自分しかいなくなった。 競合を減らすために、バッシングは広める。

ブルーオーシャン化した。ポジションを取る。一作目の絵本が売れなかった。三万部。二作目も売れなかった。テレビ出ない西野はオワコン? 「作る」の再定義。「作る」とは販路導線も含める。過去作品は「作る」ではなかった。売ることはカッコ悪い。お金の話は汚れ。

お金の話するホリエモンは下品? 作ったものを届けないのは、育児放棄と同じ。 作ったものは、売る。自分が親、作品が子供。モノを売る話。売れる、売れないの違い。本、CD、ツボ、買ったことない。作品を買わない。 水、パン、エアコンは買う。 生活必需品は買う。本はなくても。


でも、買ってる「作品」はある。 マーライオン買った、宮島のペナント買った、生きていく上で不要なのに。「作品」は買わないけど「思い出」は買う。お土産屋は増えている。お土産は「思い出」の発火装置。お土産は作品の形をしながら、実は生活必需品。作品のお土産化!


絵本を個展で売る。体験。お土産として絵本を売る。どうすれば「お土産」になるかを考える。 西野は個展をやめない限り、ヒットしないことは理論上、ありえなくなった。

世界一のパティシエ、チョコレート売り場は少ない。体験をしてから、最後にお土産としてチョコレートを売る。ディズニーランドに行ったら、クッキーを買ってしまう。味で買わない。思い出をそこに閉じ込めるため。ディズニーランドはお土産で売り上げを上げる。


世界でうまく行ってるのは、お土産屋のモデル。モノを売る時はお土産がポイント。広告の話、以上。本買ってね。


2019年のお金の話。えんとつ町のプペルは分業制で作った。空、キャラ、町の専門がそれぞれ作る。しかし誰もやらない。なぜならお金がないから。よって一人で作るしかなかった。えんとつ町のプペルは40人で作る。そのための給料を作る。そのためのクラファン。5600万円集まった。

今はお金を集めるのにクラファンがある。お金の仕組みが変わった。思い、アイデアがあればいい。小3がツリーハウス作るのに300万、集めた。しかし、クラファンは金のなる木ではない。タレントとクラファンの相性は悪い。ロンブー淳はクラファン頓挫。

クラファンの成功の秘訣。1、お金とは何か、明確な答えを持つ。2、クラファンとは何か、明確な答えを持つ。お金とは、、、信用を数値化したもの。クラファンとは信用の両替機である。集金機能ではない。

ホームレスの小谷。地球のお金史を語る上で最重要人物。 6年ホームレス、25キロ太った。寿司食って通風になった。好きなとこに行く。ニューヨーク、パリなど。 お金持ってないのに、お金に困らない。小谷は自分の一日を50円で売る。草むしり一日頼む。昼も夜も出て飲みに行く。

小谷が50円で一万円分の働く。労働の対価で信用を稼ぐ。ありがとうと言われるだけ。 半年たって結婚した。50円で鬼ごっこの人数合わせを依頼した女と籍を入れた。結婚式披露宴。高い。どうする? クラファンだ! 4000で一口、二週間で250万円。 淳でも3ヶ月でダメだった。

小谷を50円で買った人たちが入れた。信用を作っている。クラファンをなんどもやる。ニューヨークに行くのにクラファン。信用の両替機にクラファン。オンラインサロンも近い。月1000円。信用を両替する。しるし書店。キズ本。イチローが線を引いた本はお金になる。

スタッフが線を引き、付箋を引いた本は定価より高く売れる。しるし書店はそんな本を売る。 田村さんの1500円が3万円になった。ハレノヒ、成人式をやったのが田村さん。ボランティア。彼女の姿を周りが見ていた。ハンパない。そんな田村さんの本だから売れる。 しるしも信用を売る。

信用度の高さはお金になる。西野母ちゃんのしるし、30万円。母ちゃんしか知らないエピソードが書かれてあった。信用は売れることが証明され始めている。読書屋さんが存在する。しるしには存在する。お金を稼ぐか、信用を稼ぐか。西野、ホリエモン、小谷は信用稼ぐ。

まずは信用を稼いで、しかるべきタイミングで換金する。ロンブー淳は信用がないのか?ない! 淳にはスポンサーがいる。不味いもの食べて「美味い」と言わねばならない。昔はばれなかった。今はネット口コミでバレる。タレントはスポンサー付きなので、ウソをつかねばならない。

淳は嘘つきではない。環境で嘘をつかされる。仕方ない。えんとつ町のプペルはお金が必要。グルメ番組に出てはならない。不味いを美味いという。嘘をつかねばならない。嘘つく環境を潰す。本当のことしか言わない。信用を積み重ねる。嘘をつかない。やばいのは「空気を読む」こと。

今日の話のまとめは一つ。 嘘はつかない方がいいよー
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(写真は堀内さん。西野さんのはツイートしてたので撮ってないよ~)



以下、ちょっとした感想です。


昨晩の西野さんの講演について。著書や発言はだいたい追っていたので、話は理解できるし納得もする。しかし、なんかモヤモヤする。そのモヤモヤの理由は、僕にとっての西野はM-1で命かけてた西野であって、ビジネスマンではないところかな。だから、「感心」はするけど「感動」はしない。

100万人に一人になるには、三つの分野でそれぞれ100人に一人になればいい。最近よく聞く話だ。確かにその方法であれば、それぞれに一万時間費やすことで100万人に一人になり、希少価値は高まる。もちろん稼げる。しかし僕が本当に見たいのは最初から100万人に一人である横山やすしなんだ。

100万人に一人になるには、三つの分野でそれぞれ100人に一人になればいい。最近よく聞く話だ。確かにその方法であれば、それぞれに一万時間費やすことで100万人に一人になり、希少価値は高まる。もちろん稼げる。しかし僕が本当に見たいのは最初から100万人に一人である横山やすしなんだ。

しかしながら、誰だって横山やすしにはなれない。あれは、なるものじゃなく、鑑賞するものだ。

真の100万人に一人の生き方って多分本人は苦しいと思う。天才ってそんなもんだ。

だから現実的に目指すべきは100×3の人材であり、じゃ、どうすればと考えさせられるいい機会にはなった。

「作品」は売れない。確かにそうだ。CDはほとんど買わない。昔はあれほど買ってたのに。しかし音楽は今だって必需品。けど、買わずともネットでほぼ聞ける。好きなジャズはほとんどがパプコメだ。しかし、ライブに行くと買う。3千円で二、三枚買うこともある。しかし、帰ってから聞くかと言えば?

ライブに行ってCDを買うけど、家で聞くことはほとんどない。買うだけ。でも満足。これは確かに西野理論。「作品」それ自体は買わないけど、そこに「思い出」や「興奮」が付加させるとかう。 ってことは、人がお金を落とす対象は「体験」にしかなくなる。

今後、生きるための生活必需品を買うことは少なくなっていくだろう。割と遠くない将来、衣食住は無料になると思う。住宅は余るから場所を選ばなければ理論的に無料も可能。エネルギー問題(利権問題)が解決すれば、電気、水は限りなく無料に。太陽からエネルギーをもらい、海水真水化で。

電気、水が無料になれば、食物も無料に近づく。衣服も機能性だけであれば無料。そうなると、人は「ゲーム」か「体験」にしかお金を使わなくなる。だから今後、サプライヤーとして成功するには、ゲームと体験を作り出していけばいい。ゲームに関してはガーファがかなり本腰入れ始めてるようだ。

話戻るけど、三分野あわせて100万人はサイエンス、一分野で100万人はアート。つまり、誰だって西野にはなれるが、やっさんにはなれない。そして幸せになるには、成功するには、やっさんでなくていい。いや、やっさんになれば不幸だろう。だから凡人は西野を目指し、やっさんを消費するんだよ。

だけど、だけど、本当は俺もやっさんになりたいんちゃうか。サリエリは音楽家として圧倒的な成功を収めた。モーツァルトは35歳で病死し、晩年は金策に困っていた。 しかし、サリエリは最後までモーツァルトに嫉妬した。

『アマデウス』って映画は、経済的に大成功した凡人サリエリと、成功はしなかったけど歴史に名を残した天才モーツァルトの話。 どっちが正しくて、どっちが良くて、どっちが幸せなんかわからんよね。 けど、ほとんどはモーツァルトにもやっさんにもなれない。


そんなわけで、かなり実りある講演会でした。終了後はスタッフ、招待者で打ち上げ。それがまた楽しかった、楽しかった。最後は6人くらいでジョナサンで。気が付いたら3時過ぎってことでタクシーで帰ったのでした。ありがとうございました。

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by katamich | 2019-04-16 23:39 | ■ビジネス | Comments(0)