サソリと違って刺してもやり直せるんだ! 2019.1.15

今年一発目の大阪・名古屋・東京2が無事に終わりました。非常に充実した4日間でした。ただ、ちょっと飲みと食いが過ぎた印象もあるので、帰ったら滝行+断食でリセットしたいと思います。今日は算命学のセミナー後、2月17日(日)の「コズモ☆ガールズ」のトーク&ライブの練習に少し立ち合い、5人で飲み会をしました。高知料理のお店でカツオを中心に。
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最初に日本酒を一合いただいた後は炭酸水、ジンジャエールでいきました。うん、これで十分だよな。算命学的には僕は肝臓が弱い星らしいので、その辺、ケアしていきましょう。その意味でも滝行があったよかった。もしなかったら、きっと不摂生がたたってあの世だったかもしれません。


ところで今日の飲み会でこんな話をしました。ベトナムに伝わる寓話らしい。


ある森に一匹のサソリがいた。
サソリは川の向こう岸に行きたかった。しかしサソリはカナヅチだった。

そこでカエルに向こう岸まで運んでもらうように頼んだ。
「カエルくん。俺を背負って向こう岸まで泳いでくれないか」

カエルは断った。
「いやだよ。サソリさんを背中に乗せたらきっと僕を刺し殺すだろう」

なおもサソリは食い下がる。
「君を刺したら俺まで溺れ死んじまう。そんなに馬鹿な事はしないよ」

これに納得したカエルはサソリを背負って川を泳ぐ事にした。
川の流れは穏やかでサソリ一匹背負っても問題なく泳ぎきれそうな距離だった。

しかし半ばまで泳ぐとカエルの背中に激痛が走る。
後ろを見遣るとサソリが尻尾を突き立てている。

薄れ行く意識の中でカエルはサソリに質問をした。
「サソリさん。何故僕を刺したんだ?
 これでは君も死んでしまうだろう」

サソリは最期に答えた。
「仕方が無いさ。何故なら俺はサソリだから」



これはサソリの性(さが)なんだ。自分がおぼれて死ぬことがわかっていても、自分の性には勝てないんだ。なぜこんな話をしたかと言うと、割と身近な人から見ると、僕は危ういんだそうです。これは親からも昔から言われていました。特に母親をヒヤヒヤさせてきました。うちの奥さんに対しても相当ヒヤヒヤさせてきました。が、もう諦めたようです。それはこの人の性格だから、性だから。


僕は昔から「やりたいこと」をほとんどやってきた。行きたいと思ったら、就職活動を辞めて世界放浪に出てしまう。2005年に会社だって辞めたいから辞めた。不安はもちろんある。けど、やってしまうのは僕の性なんだ。


昨年、とある企画を進めていました。なぜ発起したか。面白いから。しかし、話が進展するにつれて、どうもザワザワする。直感的にはこの企画は中止にした方がいい。僕はこの企画のために、100万近い費用を投じることになっている。それだけでなく、多大なる時間や労力を注ぎ込むことになっている。そんなリスクやコストを犯してまでやる必要があるのか。「中止にします」の一言で更地にすればいい。


しかし、投じてしまった。初志貫徹、乗りかかった船。そんな修辞のせいで、僕はやってしまったのだけど、もう、案の定と言うべきか、見事にとん挫し、少なくない損失を被ってしまった。めちゃくちゃ後悔した。しかし、仮に確実に失敗するとわかっていても、きっとやっていただろう。それはQさんの性だからだ。


溺れることがわかっていてもカエルを刺してしまうサソリの性。そんな僕を見て、身近な人は「気をつけた方がいい」と忠告する。まったくもってその通り。企画の話だけでなく、今まで似たようなことが大なり小なりあった。そしてとん挫したり、傷つけられたりして、Qさんはどん底でもがくことになる。


そんなのは周りから見たら最初からわかること。「気をつけろ、やめた方がいい」って助言、もう、大昔から聞き続けてきた。でも、やってしまう。それは僕の性だから、仕方ないんだ。


けど、けど、けど、それでも得るものはある。今回の企画では大切な人脈、友情が生まれた。今後、僕が音楽(ジャズ)の世界で何かやるとき、助けになってくれるだろう。それだけじゃない。いつも自分の性を抑えられず失敗するけど、けど、それが最終的に僕の人生になる。

おぼれ死ぬサソリと違う点はここ。サソリは性に負けて死ぬ。僕は性に負けて一回は死ぬけど、いつも復活して、それまで以上に強くなる。


そして実際、いい人生になっている。比較的自由な時間とお金があり、遊んでいるかのような仕事をし、割と好きな時に旅に出て、それでいて家族も家もある。実際、悪くない。いろいろあるけど、確実に良くなっているんだ。


2009年、今から9年前だけど、こんなブログ書いてた。

「ドラえもん」の真の最終回 2009.8.9


55歳の俺に会う・・ 2009.8.10


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のび太が45年後の自分に出会って言われる言葉。

一つだけ教えておこう。

きみはこれからも何度もつまづく。

でもそのたびに立ち直る強さももっているんだよ。



この時(2009年8月)は本も出してないし、収入だってぜんぜんだ。長男が産まれたばかりで、しかもカードで80万円の借金をしたとこだった。けど、それは「秘伝」を実行することで、すぐに返すことができた。


「気をつけた方がいい」


だけど、どう気を付けるのか。やりたいことはたくさんある。動いているといろんな人と接することになる。その中で「面白い」と思ったら進めてしまう。そうやって、確かに何度も何度もつまづいたけど、起き上がっては次に進んでるんだ。だから、これでいいんだ。おぼれることがわかっていても、カエルを刺してしまうサソリのように、それは僕の性なんだ。けど、サソリと違ってやり直しがきく。だからこれからもどんどんやっていこうと思います。ありがとうございました。

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by katamich | 2019-01-15 23:39 | ■人生哲学 | Comments(0)