昼は説法、夜はお金の勉強 2005.6.8
2005年 06月 08日
「あなたはどういう時が一番楽しいと感じますか?」
リチャード:朝目が覚めたときが一番楽しいです。
ドキッとしますよね。朝目が覚めたときが一番楽しい。つまり目が覚めた瞬間、「今日も一日が始まったぞ。ワクワクするな~。」と思うのでしょうね。私の場合は、例えば9時に目が覚めたとすると、「ああ~、経済活動が始まっている時間に起きてしまった~。」とか、なんだかブルーな勢いで起きてしまうのですよ。でも、起きてしまうとぐい~んとテンションが上がるのですが、もし、理想系の1時~6時を生活に組み込めれば、今の3倍はテンションが高いかもしれません。今の私は、「高揚」のステージですが、8時に起きれば1.5倍の「熱中」、7時に起きれば2倍の「熱狂」、そして6時に起きれば3倍の「狂喜」のステージに達します。ちなみに5時に起きれば、「朦朧」、4時に起きれば「霊気」、3時に起きれば「トイレ」、2時に起きれば「目にくま」、一時に寝て一時に起きれば「不眠の世界」です。
成功するには常に「狂喜」を維持することが必要だと思っています。
今日一日の話に進めます。今日は昼過ぎ、久々にNPOの事務所に行ってきました。このNPOには連休明けから常勤職員が配置されるようになりました。その職員の方は私の旧知の知り合い(♀)で、私の方からNPOにご紹介させて頂いた流れがあるのですが、連休明けすぐに私がインドに行ってしまったので、どのような雰囲気なのか気になるところがありました。しかし、今日行って見ると、男くさい事務所がすごく華やかになっており、皆さんの表情も以前にまして生き生きされていたので、私としても一安心、嬉しく思いました。
そして、今日は事務所に滝の導師がいらっしゃいました。インド帰りで「業(カルマ)」を落とした私は、この先、どうなっていくのでしょうか。。。インドの占い師の言うように「お坊さん」の道を進むのでしょうか。。。導師が言うには「腹をくくれ」と言うことのようです。インドに行っていろんな試練があることは、「最初から分かっていた」そうで、いよいよ導師の「御神様」の思しき通りになってきたそうなのです。「腹をくくらないと生き難いぞ」と言うことです。ただし、「出家しろ」とか、お寺に入れと言うことではなく、インドの占い師の言うように、運命に従って正しい道を進めと言うことのようです。
実はインドの占い師から「あなたの生涯の師は仏陀(お釈迦様)だ」と言われ、私もその気になっているのですが、この度、導師から香木で出来た「釈迦像」を譲り受けることになりました。香木の釈迦像は実はインドの占い師から購入を勧められたのですが、なんせ当地でも500ドル(約53,000円-日本で購入するともっと高いぞ~)。所持金を持たない私に買えるはずもなく、後ろ髪引かれる思いで当地を発ったのです。しかし、帰国後一週間で早くも「お釈迦様」がいらっしゃることになりました。その譲り受ける香木の釈迦像は、最初の持ち主が置き場所など処理に困って導師に預けたものでした。導師も一時的にお預かりしているものの、行き先が決まるのを待っていたそうです。そしてここに来て、「仏陀を生涯の師とする私」が現れたので、そのまま自然と我が家にいらっしゃる流れとなったのです。
ご存知のように私の守護仏は「文殊菩薩」です(誰も知らないって~)。そして、通常「文殊菩薩」は単独で奉られる他に、「釈迦三尊」という形で「普賢菩薩」とともに「釈迦如来」の脇を固め奉られます。
(以下が釈迦三尊。左から「普賢菩薩」「釈迦如来」「文殊菩薩」)
なので文殊菩薩である私の家に「お釈迦様」がいらっしゃるのは理屈に合っているわけです。世の中ってうまいこと出来てるな~。本当に。ツイてるな~。
そんこんなで昼は延々と導師の説法を頂いており、中にはかなり厳しい言葉もありました。でも、こういう流れがここまで出来てしまっている以上、インドの占い師の言うように本当に真剣にやっていく必要があるのでしょうかね。私の使命としては、平たく言うと「人助け」のようで、単なる金儲けや利得の追求では厳しく罰せられるようです。自分でもそんな気がします。私のこれからの人生はよりいっそう厳しくなりそうですが、流れに逆らわずにいればとても楽な人生とも言えます。「腹をくくる」べきなのでしょうか。。。
と、昼間はとっても精神的、スピリチュアルな時間を過ごしていたのですが、夜はガラッとかわり、「キャッシュフロー」の勉強会。近頃、コーチングやらキャッシュフローやら集まって勉強することが多くなっています。勉強会の内容は、「金持ち父さん、貧乏父さん」のベストセラーで知られるロバート・キヨサキ氏が推奨する「キャッシュフローゲーム」で遊ぶだけです。「キャッシュフローゲーム」とは平たく言えば「人生ゲーム」のようなものですが、その質、奥深さは似て非なるものです。このゲームの狙いは、「お金を知ること、お金の性質を知ること、お金の流れを知ること、つまりファイナンシャル・インテリジェンスを高めること」にあります。今日の参加者は、いつもつるんでいる友人の他に4名の新しい友人が加わりました(と言うより私が加わったのですけど)。4名の中には日本語ぺらぺらのネパール人のお兄さんもいらっしゃいました。
ゲームの目的は、不労所得(つまり働かなくても入ってくる収入-不動産、金融商品など)が、毎月の総支出を上回るまで頑張ることです。世の中の多くの人は、自分の時間や労力を切り売りして給料を得ながら生活しています。つまり同じところをグルグル回るネズミのように、ひ~ひ~言いながら生活しています。ゲームではこれを「ラットレース」と言います。最初は誰もがラットレースの内にあり、不動産や金融商品をうまく活用しながら、資産を形成していき、最終的には資産収入(不労所得)が総収入を上回った時点で「ラットレース」から抜け出る、つまりゴールとなります。
目的としては単純ですが、ゲームの中で繰り広げられる世界が、(よく知らないけど)妙にリアルで資産形成の下手な人はいつまでたってもラットレースから抜けられません。逆に毎月の給料をもらいながらも、頭を使って株や投資信託などで地道にキャピタルゲインを得て、不動産投資などで資産を増やしていくと、ラットレースから抜けることが出来ます。ただし、子どもができたり、失業したりなど不測の事態で支出が増えることもあります(子どもができることはゲーム上ではマイナスなんですが、この辺のマインドを改善させないと少子化が進むな~)。ゲームの中で面白いと思ったのは、「寄付」の考え方。サイコロを振って「寄付」のチャンスに巡り合うと、一時的な支出はあるものの、その後は有利な展開でゲームを進めることができます。お金持ちは寄付をする。そんなスピリチュアルな要素までゲームに組み込まれています。
ロバート・キヨサキ氏が著書の中で口すっぱく言うのが「資産」と「負債」の違いです。通常、家やマンションを買ってローンを完済すると「それは資産だ」と思われるかもしれませんが、これは大きな間違い。家を買ってもそこに住んでいる以上、税金や維持補修費など様々な出費が伴います。つまり家を持っていることで支出が増える、これを「負債」と言います。逆に家やマンションを買ってもそれを人に貸すことで家賃収入が入ります。つまり、家やマンションは「収入」を生み出すのでそれが「資産」と言うのです。簡単な理屈ですよね。「収入を得るものが資産」「支出を伴うものが負債」です。ロバート氏はこの辺を混合している人が多いのがアメリカの悲劇だと言いますが、それは輪をかけて日本の悲劇だと言えます。ロバート氏が「金持ち父さん、貧乏父さん」を日本で出版して、多くの日本人の目からボロボロと鱗が落ちたそうです。
「キャッシュフローゲーム」では楽しみながら、資産と負債の違いなどお金に関する必要な知識を得ることが出来ます。さらには、バランスシートの読み方もうまくなり、さらには正確な計算能力まで身につきます。そして、これに「ハマッタ」頃にはお金のインテリジェンスが大幅にアップしていることになります。
私もかなりエキサイトしました。ゲームは8時からスタートして、12時でいったんリタイヤしたのですが、その後は2時間ほど、「語り」が続きました。今日のメンバーはサラリーマンもいれば、上手く稼いでいる人もいます。しかし、勉強好き、向上心、世に対する積極的な姿勢、人生を楽しく生きようという心構えなどは、多くの人には見られない、かなり高いものがありました。それだけに、それぞれの話が面白い!!
ゲームでインテリジェンスを高めた後、それをおさらいするかのごとくそれぞれが「語り」を展開する。ゲームを持ってきたY氏は、その「語り」自体がかなりインテリジェンスを刺激するものでした。しかし私も負けてはいられません。私はもっぱらスピリチュアル部門の担当となりました(笑)。しかし、こういう人達ってスピリチュアルな話もきちんと耳を傾ける、むしろそれがメインであるかのように、肯定的に受け入れるのですよね。私が近頃学んだことは、「成功している人ほど信心深い」こと。
とまあ、昼は仏教や運命の話など、かなりスピリチュアルな内容に偏っていた反面、夜はぐっと現実的な「お金」の話。一日で世の中の両面を、かなり濃いレベルで体験してしまいました。でも、これらって矛盾するものではなく、互いが密接に関連していることなんですよね。両方に足を突っ込めば分かります。。。
今日はゲームのメンバーから言われました。
「石田さんって面白いですよね。そんなにスピリチュアルなのにキャッシュフローゲームが好き。。。」
でもメンバーも分かっていることです。精神世界と現実世界がいかにリンクしているか、そしてお金そのものがいかにスピリチュアルな媒体であるか。。。今日は、楽しく刺激的な仲間ができ、そしてお互いを高めあう素晴らしい時間を共有できたことに感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
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