【弥勒菩薩】二人の自分との葛藤って何だ? 2018.6.11

滝行13日目でしてタロットではついに「13.死」が出ちゃいましたね。もちろんイメージは良くないものの、すべてのカードにおいて、必ずしも悪い意味ばかりではありません。そもそも21日間ですべてのカードが出るので、いわゆる占い的な話でもないですし。ただ、日々、毎日毎日、今もいろんなことが起こっています。とにかく最近の長いこと、長いこと。


13番目の「死」ですが、今の「浄化期」においては、とても意味があります。古い何かを終わらせる意味ですから。何が終わったのかな。一つ考えられるのは、「少し前の自分」かと思います。今日のライブ配信では、「足し算と引き算」って話をしたのですが、人にとって重要なのは圧倒的に「引き算」なんだってこと。2005年に独立してから、生活するためにいろんなことやったし、いろんなスキルを身に着けた。もっぱら「男性性」を優位として突っ走ってきた。
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だけど、男性性ってのは攻撃力や瞬発力こそあるものの、折れやすい側面もある。また、敵を増やしやすい。そして私は男性性を使うのがとても得意。喧嘩大好き、売られたらネットの匿名であっても買う。腕力があるかは知りませんが、大人の世界で腕力が役立つことはあまりない。けど、普通の人相手なら、いざとなったら刺し違えても応戦できるくらいはある。自分の身を守る、相手をやっつけるためには、人脈も法律もフル動員できるし、それなりのリソースも持っている。当然、直接の口喧嘩で負けることはないし、交渉事など得意中の得意。敷金くらいなら100%取り返しますから。


けど、そんな自分ってもう飽きた。正直、苦しい。だけど、生きていくのに必要だった。けど、もういいだろう。そんな生き方でついた「傷」が痛い。そして今、生きるために身に着けた剣や鎧をどんどんはがしている。すると、身体が軽くなり、表情も柔らかくなってきた。身体が軽いから食べる量も適度で良く、いい感じに痩せる。つまりこれ。


「私は 元に 戻る」


昨日、金狐神さん(稲荷大明神)との対話の中で教えてもらったこの呪文。さっそくこのようなコメントをいただいておりました。


6文字、凄いです。
昨晩、さっそくやってみました。

さっき、物凄い浄化きました。
親への「わたしは愛されてない」が大量の涙とともに流れさり、わたしは絶対的に愛されていたと腑に落ちました。

親への復讐みたいに「ダメな自分」でいるのは終了です。
自分の人生が始まる予感です。

今夜も6文字、やります。

ありがとうございます!



この話、ライブ中継でもしたのですが、かなりいい話になったかと思います。セミナーするにしても、ネタをする必要なし、叫ぶ必要なし、煽る必要なし、もう、自然でいい。本来の「乙女」な自分でいい。思いのままに語ればいい。


今回の『僕らの魂~』は私の女性性が書きました。これまでの本は男性性優位で、瞬発力で売れましたが、今回の本はどうしても販促などする気になれず、自然に任せていました。すると、岡山で知り合った皆さんを中心に、すごく好意的に読まれ、そこから真言宗のサンガの方にも広まっているとのこと。こうやって徐々に徐々に広がっていけばいい。販促で広げるのではなく、読んだ人が幸せになり、誰かを幸せにしたいとの思いだけで広がればいい。


その真言宗の方はこの本を「お経じゃ!経典じゃ!」と評価してくださり、勧めてくださった「弥勒菩薩」にご縁のある弥子さんは、この本をすぐに「現代版 浄化と再生のお経」と看破したのですが、ようやくその意味が理解できるようになってきました。そうなんです、この本は「浄化」のための本だったのです。


思えば、一般の経典にしても、「特別な能力を身に着ける」ような内容はなく、つまるところ「煩悩」をそぎ落とすことに力点が置かれます。虚空蔵菩薩真言を100万回唱えても、それで超能力が身に着いたなんて事実はありません。それを教材にしている人とかいますが、騙されないでくださいね。


つまり、仏教のお経はそもそも「浄化」のためのものであり、『ぼくたま経典』もまた浄化の効果があるのです。そう考えると、すごく腑に落ちました。この本に登場する「7匹の悪鬼軍団」は次のように分類することができます。


〇セラピー:治癒
 失鬼・・・悲しみを癒す
 奪鬼・・・怒りを解放する 
 善鬼・・・憎しみを浄化する

〇コーチング:勇気
 認鬼・・・自分を認める
 変鬼・・・変わる勇気を持つ

〇トランスパーソナル:超克
 時鬼・・・いまここを思い出す
 有鬼・・・存在そのものを超越する



書いた後から、いろんな気づきがあるのですが、一言で「浄化」と言っても「治癒‐行動‐超克」の段階があるのです。私に関して言えば、まず最初の「治癒」は今回の21日行の前半で終わったと言っていいでしょう。あえて分けるなら、


1.人間の世界:治癒

2.菩薩の世界:勇気

3.如来の世界:超克



これはタロット(大アルカナ)のそれぞれの段階に対応しているのですが、「人間」から「菩薩」になるには、傷を癒す必要がある。そうでないと、人を癒せません。

さらに「菩薩」から「如来」になるには、次に進む勇気が必要。人から認められなくてもい、そして変わる勇気を持つ。お節介でもいいから、人間を癒す。その一つとして、昨日、金狐神さんから教えてもらった「秘伝の浄化法」。


「私は 元に 戻る」


この呪文で多くの「人間」が治癒されれば、菩薩行としては進歩だ。

そしていよいよ水曜日から「如来の世界」に入ります。初っ端から大アルカナでは「悪魔」と「塔」という非常に不吉なカードが続く。
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それぞれ欲望、破壊のような意味になりますが、「如来」として進化するには、どうしても通らなければならない道。それらを「超克」することで、「星」、「月」、「太陽」、「審判」、そして「世界」へと続き、完成を迎えます。


そして「如来の世界:超克」で向かうべき鬼は、


6.時鬼:つねに「過去」のトラウマや、「未来」の空想に逃避していませんか?

7.有鬼:「やりたいこと」や「人生の意味」を探すことに逃避していませんか?



の二匹。今回の21日行を通して、人間から菩薩、そして如来へと進むために、最後の最後に根源的な二匹の鬼と向き合う必要があるんです。そこで力を貸していただけるのが、「弥勒菩薩」と「大日如来」です。特に「時鬼‐弥勒菩薩」の対立において重要な概念があり、それが、


「いま ここ」


です。「いま ここ」は「存在」の究極であり、最もシンプルな境地。過去も未来もなく、何かを足すこともなく、引いて引いて、浄化を繰り返すことで初めて到達できる境地。弥勒菩薩は「菩薩」とは言いますが、56億年後には「如来」になることが約束された、菩薩の中でも特に高位の存在。ではここで、未来神(みくがみ)さん、こと弥勒菩薩にご登場いただきましょう。





未来神
お主、いよいよ「如来の世界」に入るようだな。21日間の滝行なんか、あっという間だろ。


Qさん
そうですね。最初の7日間よりも、二週目の7日間の方が短かったですね。きっとこれからの7日間はもっと短いんでしょうね。でも、なんだか寂しい気がするのと、どうなっちゃうのか、怖い気もします。未来神さん、僕はどうなるんでしょう?


未来神
も言った通りな、事細かに教えても意味がない。どうせ、なるよにしかならんのだし、未来を知ったところで、多少の不安は消えようが、消えたところで未来が変わらんのだったら、知っても無駄だからの。ただ、お主の導師がいつも言うように、21日間の滝行が終わったら何か起こるし、それはお主の人生を揺るがすような何かが起こるんだ。

ただし、それは滝行だからではない。人間は「21日間」、一つのことを集中して行うと、それで「阿頼耶識」が変化するようにできとるんだ。お主は今回の滝行で何を心掛けた。


Qさん
行に入る前日に薄井先生のセッションを受けて「赤ちゃんに戻れ」って言われたんですよね。そしたらその通りのことが次々と起こりまして、初日からなぜか号泣ですよ。僕が大切にしていたものを失った悲しみが湧き出てきて、4~5日は自然と涙が出てきました。でも、最近は大丈夫なんですが、次は煩悩が出てくるんですよ。次々と。


未来神
金狐神氏に言われたと思うが、煩悩を消すことはできん。しかし、少しでもマシな人間になろうと努力することは大事だな。むしろ、浄化が進めば進むほどに「煩悩」は姿を見せ始めるから、自然な反応だと思っていい。どえらい苦行をしたその道50年の行者だってな、最終的に「どんなに苦行をしても煩悩は消えん」ことに気が付いた。

そもそもシャカ氏もそうだ。バラモンの行者時代に、周囲がドン引きするほどの苦行をしてもな、最後の最後、スジャータから乳粥をもらってしまった。煩悩に負けるくらいなら死を選ぶのが行者の宿命なのに、シャカ氏は最後に負けた。しかし、その結果、深い悟りを得ることができた。

だから、お主ごときが煩悩を消そうなどと100年早い。放置しておけばいい。だがな、今のお主が苦しんでおるのが、「二人の自分」との葛藤じゃないか。


Qさん
二人の自分?


未来神
お主、まあ、これまでガンガンやって、そこそこに生活を創ることに成功したと思うが、最近、どうして悩んでおるんだ?


Qさん
なんでしょうね。マンネリなんでしょうかね。なんか昔みたいに「頑張る」ってのがダメで、仕事に対する積極さが減ってきたような気がするんですよね。


未来神
それはな、ただのマンネリではない。お主、ここ数年で少しずつ浄化が進んできた結果、「もう一人の自分」を見てしまったからだ。


Qさん
え?もう一人の自分ですか?


未来神
お主、周りの評価と、身近な人間の評価、一致せんだろ?


Qさん
ですね。よく言われるんですが、僕は声も大きいし、アツが強いし、強引だし、喧嘩好きだし、すごいオラオラした人間って思われるんですよね。けど、身近な人たちは「Qさん、乙女やな」って言ってくるし、僕もそっちが本当かと思ってるんですよ。元々から体育会系じゃなくて、音楽とか旅とか好きで、マッチョなのはダメなんですよね。


未来神
だろうな。つまり、お主はこの三次元では「男性」として生きておるが、本質は「女性」なんだわ。


Qさん
え!待ってくださいよ!僕は女の子大好きだし、ゲイとかでもないし、女性とかあり得ないですよ!


未来神
そうじゃない。それは「性性」の問題でな、「男性性」ばかりを使い過ぎると、最初のうちはいいかもしれんが、極度に疲れてな、元に戻りたくなるもんなんだ。そして今、お主は「私は 元に 戻る」と言った通り、本来、得意なはずの「性性」に戻りつつあるんだ。たとえば今、一番楽しいことは何だ?


Qさん
ま、ブログ書くのもそうだし、滝行もすごく楽しみですね。だけど、最近は夜にやってるフェイスブックのライブ配信がすごく楽しいです。6月に入ってから毎日やってますもん。特にジャズの話をからめてしゃべるのが楽しくて。


未来神
そうだろ。それが本来のお主だ。旅や音楽や本を愛し、仲間たちと静かに楽しく語り合ってる姿が一番におうとる。もう、叫んだり、煽ったり、強引にことを進める必要もないんだわ。


Qさん
けど、そうしないと生活できないとか、ないですかね?だってこれまでそうやってきたんですよ。


未来神
お主一人で生きとるなら厳しいだろうか、それを助けてくれる人間が周りにたくさんいるはずだろ。これからお主はな、男性性を無理に使いながら、強引にことを進めるんじゃなく、周りと調和しながら、お互いの足りない部分を補い合いながら進めていく段階にきとるんだ。

そうでないと、大きく突き抜けることは難しい。お主は「浄化」が進んでしまったせいで、本来の自分に戻ってしまい、今さらもうちょっと前の自分に戻れんのだよ。

そこにな、これまで付きおうてきた「マッチョなQ」と、本来の「乙女なQ」との葛藤があり、そこに苦しんでおるんだな。だがの、もうすぐ抜けるから心配はない。お主を助ける人間が周りにきちんとおるから何も恐れる必要はない。その段階にきとるんだから。




と言うわけで、よくわからないけど、なんか腑に落ちるような気もしています。確かにここ最近、いろんな人から「Qさん、変わった?」って言われますもんね。実際、顔も変わったみたいだし、どうなんでしょう。あまり人に腹立てるとかもないし、素直な自分になったような気はします。と言うわけで、それはそれとして、こちらもどうぞお待ちしております。

■6月23日(土)/東京/出版記念講演~神様に応援されて、思い通りの人生を掴む7つの方法

今までと違う雰囲気での話になるような気がしています。ありがとうございました。

【受付中の講演・セミナー】
  
■Qさんの「夢かな心理学」オンラインプログラム

  
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第11回「ぼくたまライブ」
テーマ:足し算と引き算
本日の一曲:Michel Petrucciani「Home」


by katamich | 2018-06-11 23:39 | ■僕らの魂・弥勒菩薩 | Comments(0)