【稲荷大明神】煩悩は超越できるのかなあ・・・ 2018.6.9
2018年 06月 09日
「私たちはいつも自由意志を持ってはいますが、使わないことも多いのです」
って文言がありました。なるほど、なるほど。タロット(や他の占い)で見れるのは、「未来に関する可能性」であって、確かにたいていの場合、そうなることが多い。なぜなら、それはほとんどの人が無意識任せで「自由意志」を使わないから。昨日は「運命の輪」だったので、ライブでは「運命」について話をしたのだけど、「運命」はたいていそうなる。しかし、「自由意志」で変えることもできる。
誰それにおまかせ、宇宙におまかせ、何となく都合いい言葉じゃない?
フリーランスで自分のサービスを売るのに、最も大切なのは「値付け」であると稲盛和夫さんも言っている。失敗するフリーランサーの特徴は例外なく、値付けを他人に委ねていること。所属する協会だったり、メンターだったり、世間の常識だったり。宇宙におまかせなんてのは、確かに究極はそうだけど、それはどんなに痛くても苦しくても、ギリギリまで「自由意志」を行使した勇気にのみ与えられた特権なんだよ!
だから、オレも究極のところは「宇宙におまかせ」だけど、とことんまで「自由意志」を行使しまくり、その上でやってきた運命にだけ身を委ねるんじゃ!だから昨日はいくつかのことで「自由意志」を行使した。運命が楽しみだよ。
面白いことに大アルカナの10の「運命の輪」の後に、「正義=自由意志」が続いているのは、やっぱり必然的な流れなんでしょうね。というわけで、昨日の続きといきましょうか。金狐神さん(稲荷大明神)からお金のレッスンを受けるのですが、果たして今日はどんなことを言うのやら。
金狐神
貴様、今、いいこと言ったの。「運命」は「自由意志」を徹底的に行使した人間にのみ与えられた特権である。これは名言じゃ!名言じゃ!
Qさん
マジっすか!いや~、今、勝手に降りてきたんですよ。でも、確かにそうだな~って思います。
金狐神
そこまでわかったのなら、せっかくなのでもう少しレッスンしてやろう。
まず、金に恵まれん人間は自由意志を使うのが下手じゃ。貴様が言うようにな、「値付け」は商売で一番大事な自由意志じゃ。マーケットがどう動こうと、最終的に値段をつけるのは自分じゃ。自分は何を、そしていくらで売るのか。マーケットが自分のサービスに対して払うかもしれない、最大の数字を付けるのが「値付け」の本質じゃ。もちろん準備や調査は大事じゃが、最終的にエイヤで値段を付ける、ここに商売の醍醐味がある。この醍醐味を味わわずに、誰かれに依存して手綱を外す人間に金はよりつかんよ。
Qさん
確か自分で商売している人は、そうとは思いますが、たとえばサラリーマンとか収入が決まっている人が、今よりもたくさんお金を稼ぐにはどうすればいいんでしょうか?
金狐神
教えてやろう。
「おんきりかくそわか」
じゃ。これを毎日1万回、100日で、合計100万回唱えろ。それができたら、101日目から毎日1万円以上が「降ってくる」から、月に30万円もあれば、仕事を続けてもいいし、辞めてもいいくらいの自由はできるじゃろう。
Qさん
おんきりかくそわか。まさに稲荷大明神のご真言ですよね。これを一日一万回で100日ですか?一日も欠かさずですか?
金狐神
そうじゃ。一日でも欠かしたら、容赦なく振り出しに戻る。空海って男は、まだ10代の頃に、この言葉よりももっと長い虚空蔵菩薩の真言を同じく100万回唱えて、全知全能の力を身につけることができた。
Qさん
そのご真言って、一日一万回唱えるのに何時間くらいかかるんですか?
金狐神
まあ、ざっと半日じゃ。稲荷大明神真言は短いから5時間もあれば唱えられるぞ。それで金が降ってくるんじゃから、やらん手はなかろう!
Qさん
でも、一日5時間、その間は他のことできないんですよね。
金狐神
もちろんじゃ。唱えるのに集中せえ。
Qさん
え~、一日5時間って長いですよね。それで本当にお金が降ってくるんですか?
金狐神
失格!貴様は失格じゃ!
Qさん
え?何でですか?聞いただけじゃないですか!
金狐神
わしは言うたろ。「おんきりかくそわか」を100万回唱えたら、金が儲かると。もう働かんでもええくらいの金くらいは入ると。きちんと言うてやったのに、なんでまた聞くんじゃ?
Qさん
いや、本当にそれでお金が儲かるのかな~って。だって、一日5時間もそのご真言を唱えるのに費やして、しかも100日ですよね。500時間もご真言に費やすって、どうなのかな。本当に結果がでるならやっていいですが、出なかったらどうしようとか、思うじゃないですか。
金狐神
さよう。だから失格なのじゃ。結局、貴様は自由意志を放棄して、他人に依存しとるだけじゃないか。ならば、わしが「間違いない」と言ったらやるのか?
Qさん
本当に「間違いない」ならやりますよ。
金狐神
ならば、それはどうやってわかる?わしは最初に「間違いない」と言っとるじゃぞ。何回言ったら、貴様は納得するんか!
Qさん
いや、何回ってないですが、たとえばそれで本当にお金が儲かった人が、他にもたくさんいたらやってみようかとは思いますよ。
金狐神
まさに、失格者じゃ!妄想通貨(仮想通貨)は知っとるじゃろ?『ぼくたま経典』で加藤が勧めとったもんじゃが、実際の話での、本当に億り人になった連中の特徴は何かわかるか?
Qさん
運がよかったとか?
金狐神
ブーじゃ。億り人の特徴はの、その話を聞いてすぐに一万円でも購入したことじゃ。最初に聞いた段階で10万円を買った人間が一億円を手にしたんじゃ。最初に聞いた時の、「確実に儲かりますか?」なんて聞いたりせん。研究して納得して買ったもんもおれば、ノリで買ったもんもおる。どっちにして「確実さ」に依存することなく、自分の意志で買った。結局、そう言う奴は何やっても儲かるんじゃ!
一方で大損こいとるんは、妄想通貨で実際に億り人になった普通の人間がおるってニュースを聞いてから買った連中じゃ。そこに自分の意志は存在せん。普通の人間が億を手にしたって事実に依存して、そこに金を捨てたにすぎん。そして思い通りに儲からなんだら、あちこち文句垂れ流して、また同じことに繰り返しじゃ。
得しても損しても、すべては自分次第。自由意志で運命を動かした人間だけが、思い通りの現実を手にするんじゃ!
おんきりかくそわか。やるのか?
Qさん
はい、僕はやりません。仮にそれで儲かっても楽しくないのは分かっていますから。一日5時間あれば、もっともっと有意義に時間を使いますよ。
金狐神
よし、それが自由意志じゃ。確かに「おんきりかくそわか」で億を手にすることはできるぞ。それでも、自分はそれを選ばん。あくまで自分で自分のケツをふく。すべては自分次第。これが豊かになるための第一歩じゃ!
Qさん
わかりました。次のレッスンをお願いします!
金狐神
現金な奴じゃの。けどな、その精神は大事じゃ。貴様はわしに切り込んできた。何事も真っ先に切り込んでくる人間が、最初にして最大の富を手にする。誰かが切り込んだ、その後に続いても、ま、せいぜいおこぼれ程度じゃし、そんなことの繰り返しじゃ、得られるもんもどんどん減っていこうて。
では、レッスンじゃ。わしはこの経典の最初に登場するが、「ボク」の煩悩を膨らませて、えらいめにあわせてやった。200万円もの借金をな。
Qさん
そうそう、それですよ。それ読んで金狐神さん、ひどいな~って思いましたもん。「加藤で金が入る」とか言わなかったら、「ボク」は借金することもなかったんですよ!
金狐神
そんなのわかっとるわい。当然、そこまで計算ずくじゃ。
Qさん
あ、そうだ。「ボク」は最終的に何とかなりましたが、鈴木さんって女の子も借金抱えて、「ボク」の100万円を取って行ったんですよね? 鈴木さんはどうなるんですか?
金狐神
なもん、この経典がもっと世に広がって、続編の企画が通ってからの話じゃ。そしたら鈴木さんの居所も、顛末も、きちんと教えてやるぞ。
Qさん
と言うことなので、皆さん、レビューとか、おススメとか、どうぞよろしくお願いいたします。
メタレベルの話はさておき、ボクが200万円の借金を背負わされて、どん底に突き落とされたじゃないですか。あれって、やっぱりひどいと思うんですよね。確かに結果論的には、いろんな神様のアドバイスでいい方向には進んだものですが。
金狐神
「ボク」が騙されたのは、まさに煩悩のゆえじゃ。妄想通貨で億を手にするなんて話、煩悩がなければ手を出さん。煩悩の本質は、「自分を変えずに、周りを変える」じゃから、まあ、まっとうな努力もせんと、ラクして金をクレクレって奴には当然の結果じゃ。
しかしな、人間は煩悩をなくすことは永遠にできん。
Qさん
え?煩悩があるから、人は不幸になるんですよね? だから伝統的な仏教でも煩悩を消し去ろうと、一生懸命に修行するんじゃないですか?
金狐神
そうじゃ。そのためには「八正道」って教えもあるがの、仏の道を歩み、厳しい修行を積み、教えを実践すればするほど、人間は煩悩から解放されないことを知る。それは仏の法を極めれば極めるほど、泥沼に陥るパラドクスとも言えよう。
Qさん
金狐神さん、パラドクスなんてカタカナ語使うんですね(笑)
金狐神
何を言うとるか、わしはカタカナ語だけじぇのうて、世界中の言葉、宇宙の言葉も使えるわい!ともかくな、煩悩なんてもんは、抜けようと思えばますます深みにはまる蟻地獄のようなもんじゃ。じゃがの、そこに一つだけ救いがあるとすれば、それは煩悩を自覚することじゃ。
自分には弱い心、ずるい心、甘い心、いろんな「鬼(煩悩)」がおることを自覚した上で、何とか少しでもよくなろうと進むこと。開き直るんじゃない。煩悩にまみれる心を自覚し、それを味わい、苦しむこと。煩悩と向き合うには、それしかないんじゃ。
妄想通貨に手を出して200万円の借金を抱えてしまった。悪いのは加藤か、わしか?そうじゃない。すべては自分なんじゃ。自分の煩悩がそうさせた。だから次は、次は、もう少しマシな人間になろう。すぐに煩悩を捨て去るのも難しい。今、ずぶずぶの煩悩にハマってしまっていて、抜けられん。その結果、借金を背負おうが、迷惑をかけようが、人が離れようが、すべては自分の責任、自分の煩悩がそうさせた。そのことに気づいた時、いつになるかわからんが、もしかしたら死ぬ直前になるかもわからん、少しだけマシな人間になってて、少しだけ自分を許せる時がやってくるかもしれん。
また、そうやって苦しんだ人間の言葉は、同じ苦しみを味わっている人間の心を救うこともある。
どんな失敗をしても、どんな辱めを受けても、決して開き直るわけじゃなく、今より少しでもマシな人間になろうと、日々、努力する。具体的に何もできんでも、ただ、その「苦」を見つめるだけで、人は少しだけ成長する。人生なんてその連続じゃ。
Qさん
金狐神さん、なんかキャラ変わってませんか?「ケッケッケ~」も言わないし・・・。
金狐神
わしを誰と思うとる。稲荷大明神じゃ!
Qさん
そ、そうでしたよね。じゃあ、「ボク」が借金200万円を背負ったのも、煩悩を自覚させるためだったんですか?
金狐神
「ため」と言うこともあるまいが、「ボク」がの、煩悩にまみれて借金を背負ってしまったのを見て、それを読んだ連中が何かに気づけばよかろう。なぜならこの本はお経じゃからの。ああ、もうこんな時間か。具体的な金の話は明日でよいか?

う~ん、なかなか本題に入りませんね~。私が聞きたいのは「純資産一億円」の方法なのに。だけど、なんかいろいろスッキリした気もします。今、私の身の周りで起こっていることの答え合わせになったような気もするし。
21日間の滝行のテーマは一言で言うと「浄化」ですが、煩悩も浄化できるのかな。いや、千日回峰行をやった偉いお坊さんでも、やればやるほど煩悩の深みのハマると言うくらいだから、それっぽっちじゃ超越できないでしょう。だけど、少しだけマシな人間になって、今回の行を終えることができればな~と思います。ともあれ、明日も金狐神さんにはご登場いただこうと思います。
『ぼくたま経典』のアフターストーリー、なんか永遠に続きそうなきがしますので、よかったら本の方も買って読んでくださいね。セミナーにもぜひ。ありがとうございました。
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第9回「ぼくたまライブ」
テーマ:運命に導かれるとき
本日の一曲:Clifford Brown「Smoke gets in your eyes」