朝鮮半島、いろんなことを思い出し、考える日だったな 2018.4.28
2018年 04月 28日
関西だと阪大、関大、近代など。そして関東では圧倒的に圧倒的に「東大生」が多かったです。東大生にもいろんな人がいましたが、その時すでに官僚になると言ってる人がいて、おそらくそうなったことでしょう。いい奴もいました。しかし、全体的にどこか人を見下している空気を持つ学生が多かったような。
たとえば平山君って学生がいて、その人はなぜかみんなから「平山さん」と呼ばれていました。年齢は同じだけど、ちょっと老けて見えるだけで、なぜ「さん」なのかわかりません。福岡支部のある男が「平山くん」と呼んだら、そこで突然、「おい、くん付けかよ」って怒り始めたのはビックリしました。
その会には二年参加しまして、釜山で向こうの日本語学部の学生たちと交流します。その最終日、宿で韓国の女子学生なども交えて飲んでいると、東大生のある男(上祐さんに似ていたので上祐で)が突然、数を数え始めて、東大生以外(?)を部屋から追い出そうとしたのです。もちろん韓国の学生は残ります。そこでおもむろに、「石田君、この部屋に君のいる場所はないから」ってそのまんまの言葉で言ってきたのです。ビックリしていると、隣にいた近畿大学の学生が、「なんやそれ、おい、石田、行こうぜ!」と私の手を引っ張って出ていきました。
すると面白いことに、韓国の女子学生の中で一番かわいいと言われていた文さんって女性も5分後に我々の部屋に来て、流れるように、他の学生もやってきました。上祐は部屋をのぞきに来たのですが、中には入れません。
単なる偏見ですが、「東大生ってこうなのかな。こんなのが日本の中枢で働くのかな」とちょっと不安になりました。本当の話。もちろん素晴らしい人もいました。この会には何人かの河合塾講師も参加していたのですが、在日韓国人の古文講師が突然言い始めました。
「俺は東大生が大嫌いなんだよ。お前らクソだよ」みたいな感じで。もっといろんな話をしていたのですが、そこにいた「田中君」って東大生、「俺は確かにクソですよ。俺は河合塾は特待生で入り、そのおかげで東大に入れたし、今も奨学金で通っています。だけど、俺は他の東大生と違って家は母子家庭で貧しかったんです。塾にも行けずに一人で勉強頑張った。だから俺は研究者になって世の中の貧しい人たちを救うんです」って。その学生、今はとある社会科学系の大学院で経済学の教授になっていました。それも教育や労働の経済学の専門家として。その時に聞いた言葉がその通りになっていた。
他にはちょうど福岡が地元だって東大生がいて、その男はどこか東大生っぽくなかった。地方の私大生って雰囲気で、すごく気さくで、だけどその会のリーダー的存在。その男の地元と私の当時の住まいが近くで、一度、家に遊びに来たことがありました。そこで家にある漫画を片っ端から読み始めて、ゲラゲラと笑うのです。
聞くところ、家は地元の大きな会社の社長で、その御曹司。しかし、地域はあまりガラが良くなく、地域でも有名だったのか、地元のヤンキーがいつもからんできて、一人で歩くのが怖いんだと。そしてずっと勉強ばかりして、漫画など読んだことがない。あいつ、今、何やってんだろうな。
とにかくいろんな奴がいて、だけどちょっと普通の大学生にはない雰囲気があり、それでもいい奴、嫌な奴はいて、それはどの大学でも同じかな、と。だけど、日本の「官僚」には一定数、上祐君のように人を見下したようなのもいて、エリート意識ハンパないんだろうな。セクハラ事件の福田財務次官なんか、もう、プライドの塊だったんだろう。けど、頭はよくて仕事ができる。日本の政策決定するように集団だから、間違いなく頭はいいよね。学生時代、釜山でたくさんの東大生と交流できたのは、それ自体が大きな経験でした。
で、私はと言うと、実はその会で「最も変わった男の一人」と見られていたようです。会の一年目の二か月後、河合塾福岡校で報告会を行い、私は最後に10分間だけ話をしました。それがバカ受けでした。その直後、教授室に私と話をしたいって予備校生、女子高生が列を作りました。その翌年、私に会いたいからと会に参加してきたのが3人はいました。
「去年の会の報告会で・・・?」って聞いてきたので、「それ、俺だよ」って言うと、涙を流して感激していました。自分で言うのもなんですが、やっぱり何かあったのかもしれない。そこにいた人たち、きっと私のことは覚えているでしょう。韓国の人たちも覚えているでしょう。私がその人たちのことを覚えているように。
私が初めて海外旅行をしたのも韓国で、その会に参加するためだけど、前入りして釜山からソウルまで行きました。セマウル号で「地球の歩き方」を見ていると、隣に座った韓国人女性から声をかけられました。日本語で。結局、二日間、その人と一緒でした。その人の友達の家に泊まり、すべて奢ってくれて、そのまま一緒に釜山に戻り、最後はその人の彼氏って人と食事をしました。その彼氏はカラオケ店の経営者で、自分のその彼氏にとって「彼女の一人」だと説明していました。おそらくですが、カラオケ店は日本人向けの「女性が接待する店」で、その方は従業員、その男性(彼氏)は社長なんだろう。
三人で食事をして、私は宿に連れて行ってもらいました。そこでチェックインしたら、その女性はその男性とどっかに行き、2~3時間してから女性だけ私の部屋にやってきました。と言っても、玄関までですが、単にバイバイを言いに来たんだと。いろいろ、あれは何だったんだろう。
しかし、それで海外の旅の魅力にハマり、あれから25年、47か国を旅し、これからも行きまくるでしょう。あの時、二日間一緒だった女性、当時で20代後半だったと思うけど、今、何をしてるんだろうか。私の本、韓国でも売ってますし、そこそこベストセラーです。
韓国と北朝鮮、国としての「統一」は難しいだろうけど、終戦し、そして日朝も国交回復したらいいな。ソウルから平壌まで自転車で行きたいし、面白い世の中になりそうだ。
一説によると、北朝鮮には戦前の日本そのものの場所があるらしい。満州にいた関東軍が作ったと言われている。日本はアメリカに戦争で負ける。その後は植民地になるのかわからないけど、自分たちの知っている日本がなくなるから、それを残しておこう。それが北朝鮮のどこかにあるらしく、自由に旅行できるようになったら、日本人はそこに行くだろうな。そして何かを呼び覚ますんだろうな。そうなったら楽しいな。
昨日からいろんなことを思い出し、そして思った一日でした。平壌冷麺は本場で食べるとめちゃくちゃ美味いらしい。ありがとうござました。
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