私は実は頭がいい 2018.4.23
2018年 04月 23日
ところで、昨日のブログで「IQが低くて発達障害」とか書きましたが、ま、確かに私はおかしなところありますが、本当のこと言うと、そんなに頭は悪くないんじゃないかと思ってます。自分で言うのもなんですが、むしろ頭いいかも。周りからもよく言われますが。
結局、あの手のテストが苦手なだけで、実際のところ、どうなんでしょうね。「IQが高い」ってのは定義すると「抽象的な思考ができる」って意味もあるようですが、それ言うなら私はかなり抽象的な考え方が得意かもしれません。では、抽象的な思考ってどのようなものか。具体的に例示しましょう。
1.お腹がすいた
2.太郎君がお腹をすかせている
3.世の中にはお腹をすかせた人がたくさんいる
4.空腹に勝る調味料なし
5.空腹は人を健康にする
おわかりと思いますが、「1」が抽象度が低く、「5」が一番高くなります。説明しますと、
1.「自分」のお腹がすいているという単なる現実 ⇒ 今・自分
2.知っている「他人」のお腹がすいているという配慮 ⇒ 今・他人
3.知らない「他人」たちのお腹がすいているという想像 ⇒ 今と過去未来・他人
4.空腹だとご飯が美味しく感じるという臨場感 ⇒ 今と過去未来・自分・他人
5.空腹を続けると健康になるという未来への予想・想像 ⇒未来・自分・他人
つまり、具体的である(抽象的でない)とは、「今」と「自分」にしかリアリティを感じることができないのに対し、抽象的であるとは、「未来」や「他人」にリアリティを感じることができることを意味します。
言い換えると、「具体的である」とは「目に見える事象」、「抽象的である」とは「目に見えない事象」にそれぞれリアリティを感じることを意味します。
つまりは「抽象的な思考ができる=IQが高い」とは、いかに「目に見えない事象」に臨場感、現実感を感じることができるかなのです。その意味で言うと、私は「目に見えない事象」について思考するのが苦手ではありません。
「目に見えない事象」の代表はおそらく「数字」と「音楽」でしょう。場合によっては「言葉」もそう。まず「数字」ですが、たとえば「011001110101」って配列があったとして、これに意味を感じることができる人はIQが高いです。これは単なる二進法ですが、突き詰めるとコンピューターの世界はこれに還元できます。この「0」と「1」の配列が、バーチャルな世界の基礎となっているのです。
あとは虚数なんかも典型的。虚数とは「二乗してマイナスになる数」のことですが、これは「目に見える世界」には存在しません。実数の世界ではすべて二乗したらプラスになるのですが、計算上はマイナスになる数字があり、この数字(虚数)を導入すると、複雑な計算が容易になり、物理現象を説明する幅が広がります。
そもそもマイナスって概念も実に抽象的。日本人は「引き算」を早い段階でマスターしますが、海外にはお釣りの計算を「足し算」でやるところが多く、日本人はそれだけ抽象度が高い、つまりIQが高いということができます。
次に「音楽」ですが、一言で音楽と言っても、たとえばロックとジャズは抽象度が異なります。ロックの基本はビート。極論すればメロディやハーモニーは何でもよくて、単純にビートさえ刻んでいれば、ある程度は成り立つし、聞き手を満足させることができます。
しかしジャズになると、ビートも大切ですが、メロディ、ハーモニー(しかも複雑)、さらにアドリブなんて概念が導入されます。マイルス・デイヴィスは「頭が悪い奴にジャズはできん」と言いましたが、本当にその通りで、聞いたことのないアドリブに強い臨場感を感じることができなければ、理解ができません。
逆に言うと、ジャズのアドリブを聞き手として楽しむことができれば、それはかなりIQが高いと言えます。
ちなみに私は音を聞くと、それが映像として見える特性を持っているようです。ジャズを聴くときはたいてい目を瞑ってしまうのですが、その方が映像をしっかりと楽しむことができるから。目を開けてると、現実に見える景色が邪魔なんです。私にとって優れた演奏者とは、「見えるような音」を出し、言いたいことを言える人。単に早いフレーズが弾けるとか、難しいテクニックがあるとかじゃなく、聞き手に映像を見せることができるような演奏者。
あと「言葉」はいろんなレベルがありますが、哲学などはかなり抽象度が高いですよね。
人間は精神である。精神とは何であるか? 精神とは自己である。自己とは何であるか? 自己とは自己自身に関係する所の関係である。すなわち、関係ということには関係が自己自身に関係するものなることが含まれている──それで自己とは単なる関係でなしに、関係が自己自身に関係するというそのことである。
有名なキルケゴールの『死に至る病』の冒頭分。なに言ってるんだろう。私は二十歳前後、哲学にどっぷりハマってしまい、受験勉強そっちのけで哲学書ばかり読んでいました。中三でモーツァルトにハマり、親が引くくらい音楽にとり憑かれてしまったように、二十歳前後、ずっと哲学のことばかり考えていて、完全に人格が変わってしまったと両親は思っていたようです。
この『死に至る病』の冒頭文、読んで一発で分かるはずがなく、「精神」「自己」「関係」などの用語を哲学事典で何度も何度も読んで理解するところから始めました。たとえば「関係」とは何か? それは「実体ならざるもの」と書いています。「実体」とは何か? それは「関係から独立して存在するもの」と書かれています。「実体」と「自己」が同じような概念であるとすれば、「自己」とは「関係が関係する存在」、「関係の二重否定」で、「自己」それ自体として存在するものではなく、「関係」に関係して初めて存在するものである、などと理解することができます。なに言ってるかわかんないかな?
いずれにせよ、私はある瞬間から、いや、もしかしたら物心ついた時から、かなり抽象的な世界が好きだったようで、結局、私は頭が良く、IQが高いと言うことができるのです。地頭がいいと言うか。
自分で何言ってんだと思われるでしょうが、時々自分で本当に頭いいな~って思う瞬間がありましてですね、自分のブログで謙遜してもしょうもないので、正直に言いました。だけど、IQを測るテストはまったくダメです。なんででしょうかね。ま、どうでもいいですが。
そう言えばジャズ好きな有名人って頭いいですよね。タモリ、村上春樹、林家正蔵、筒井康隆、土屋賢二、他にもたくさんいるけど、ホントに頭の良さを感じさせますよね。私もいつしか、ジャズ好きな有名人(文化人)に石田久二がいるよね、って言われたいと思います。ありがとうございました。
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