パナリから20年ぶりにつながった!!! 2018.3.23

昨日は一番に寝て、今日は朝まで目が覚めなかった。スマホをタイマーロックに入れて寝たので余計な情報に眠りを遮断されずに済んだのも要因だろう。昼からヨメさんが外に出て、終業式から帰ってきた長男は友達のお家に。次男と三男のお守をせねばならず、なかなか用事が進まなかったね。


夜は編集者さんと電話打ち合わせ。イラスト、デザイン、装丁、ページ数など。今度の新刊は330頁くらいとなり、私の今までの本では一番多くなりそうです。イラストも多いですが、文字もぎっしり目。12万字からほとんど編集もされていませんので、そうなるはずだ。

実を言うと、一般の本ってのはその半分以上にライターさんがかかわっています。どの本がとかはあえて言いませんが、ブログは書けても本を書くってのは、どっか別の回路が必要になりますから。なので「本に仕上げる専門ライター」がいて、ゴーストと呼ばれたりすることもありますが、この業界では普通のこと。ただ、私の本は『最終結論。』の下書き以外はすべて自分で書いています。業界の人に「自分で書いている」と言うと、驚かれることもしばしば。

と言うわけで、5月末の新刊も順調に進行していまして、そして大作、最高傑作になりそうです。


ところで昨日も書きましたが、パナリの話。そもそもは20年前のブダペストの安宿で聞いた話をずっと覚えていたのですが、ネットの時代、もしかしたらその話をしてくれた方を見つけることができるかもしれないと直感。

当時、とても印象的で、その方の話を断片的に覚えていました。「弟子がいる」と言うほどにギターが上手。サッカー選手でもあった。10年前、その場にいた女性とお会いすることがあって、そのパナリを教えてくれた方と親交があったと言っていた。苗字も思い出した。その時、お坊さんになったと聞いた。これだけの情報で「苗字○○ 浄土真宗」でググってみると、それらしき人物が一番上に出てきた。そのフルネームをさらに検索かけるとフェイスブックが出てきた。見てみると、顔も出している、お坊さん、ギターを弾いている写真もある。顔も見覚えがある。突然のメッセージ対し、間もなく返事が!
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ご縁は本当に素晴らしい。その時の旅行記がこちら

【テレサの宿】

 伊藤さんから「テレサの宿」という宿を教えてもらう。長旅をしている人が集まる安宿。日本語、会話に飢えていた俺は、早速、行ってみる。テレサというおばちゃんに笑顔で迎えられる。部屋は二間しかないのに、毛布やらシュラフやらがギッシリ敷き詰められ、皆、身を寄せるようにして眠るようだ。学生の合宿のような雰囲気。宿泊はウソのように安く、ベッドで500円、マットで300円、床だと180円ほど。俺は、街外れのユースに先払いしているので、夜はユースで昼はテレサ生活を2日ほどして、ユースをチェックアウトしてから、晴れてテレサに泊まることになった。

 テレサには面白い人がたくさんいる。ルクセンブルクの伊藤さんも泊まっているが、朝、皆が起きる頃にはいなくなっており、夜更けに酔っ払って帰ってくる。大学生も休みで何人か来ており、彼らも皆、それなりに面白かった。 可愛い女の子もいた。あと、牢名主のように踏ん反り返っているイトウさん。酔うと人が変わる。つまらぬことで部屋の人間とトラブってキレて出て行ったのに3日後に戻ってきて周囲を驚かせたタロウ(皆、名前がわからずこう呼んでいた)。中でも特に印象的だった人が「サイクリンガー明」という年齢は俺より1つ下の青年。何でも、シンガポールから自転車で来ており、この後は、ポルトガルのロカ岬まで行くそうだ。俺もオランダからオーストリアまで自転車で進んでちょっとは威張った気になっていたが、甘ちゃんだ。その後も、さらにすごい人には会うのだが、彼の場合、そのキャラクターが面白かった。話は旅の話に始まり、オカルト、キン肉マン、量子力学、ヘビーメタル、若者文化、科学哲学、虫、など多岐に渡っていた。「政治、野球、宗教」など、盛り上がらない話はほとんど出なかった。結局、テレサにはその後一週間近くいることになる。
(8/22~ )



1997年8月末のことでした。あの宿には面白い人がたくさんいた。中でもシンガポールからポルトガルまで自転車で横断しているサイクリンガーを名乗る男は傑作だったし。その時に初めて自転車で世界を走っている人と会って大いに触発されたものだ。その影響は今でもありまして、私自身も今まで国内だけでなくアイルランド、ニュージーランド、韓国と自転車で走っています。子どもがもう少し大きくなれば、50代でユーラシア横断もやりつもりです。


で、その方とはこの小観光に一緒に行っているはず。寝転がっている写真の右の方がそうだと思う。

【小観光】

 テレサではいわゆる沈没。日がな寝て、食べて、飲んで、しゃべって終わり。皆も「これでは・・?」と思ったのか、宿の3人で近郊まで観光に行くことに。ブダペストから列車で小一時間の、ヴィシェグラードとセンテンドレ。「ドナウの曲がり角」と呼ばれるところで、天気は今ひとつだったものの、なかなかに美しかった。二つの街を訪れ、美しいまちなみを眺めながらワインを飲み、博物館に行き、古城に登り、ドナウを見渡し、古典音楽を聴いたりなど、久々に観光らしい観光。写真も久々に撮った。
( ~8/30)
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その方、今は立派なお坊さんになられ、今でもギターを弾きながら、説法なども行っている。きっと近々お会いすることもあるでしょう。ギターはロックを中心にプロレベル。何かをまた暗示しているような。そして旅、仏教。私と見事にキーワードが一致する。この再会もまたメッセージだとすれば、これからも「神様」「旅」「音楽」で生きていけとの黒島でのお告げの通りだ。


「沖縄で一番面白いのはパナリだ」

この言葉をずっと覚えていて、2015年に初めて訪れご縁ができた。今年は「ある祭」にも参加する。そしてその言葉を伝えてくれた方と20年ぶりにつながってしまった。しかもこんなにスピーディに。世の中、そして人生があまりにも加速している。思ったこと、願ったことが実現するまでのスパンが驚くほどに短い。

今年はきっと想像以上のことがどんどんやってくるのだろう。ワクワクする以外にない。ありがとうございました。

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by katamich | 2018-03-23 23:39 | ■人生哲学 | Comments(0)