【沖縄二日目】久高島の厳しさと優しさと 2018.3.18

気持ちの良い目覚め。10階からのオーシャンビュー。毎年このホテルに泊まっているのですが、高い方のオーシャンビューにこだわっています。だって、起きてこうやって海を眺められたら素敵じゃない!
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部屋の4人に朝食に。ハワイのようだと、ハワイ好きの方より。オレはハワイはまだなんだよな。行ったらハマるのかな~。
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9時にチェックアウトしまして、観光地の万座毛へ。今までで一番良かったかもしれない。
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そして斎場御嶽。向こうに見えるのは久高島なのだ。また来たぞと胸がこみ上げる。
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神々の聖地。
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「海日和」でのランチも毎回のこと。最初は「海日和御膳」だけだったけど、そば、カレーと増やして、今回は初めてのトマトスープだ。OCです。
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14時のフェリーに乗り込みます。一年ぶりにやってきたよ。ワクワクだ。
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明日はこの海が切なくなると思う。
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久高島に到着。海と空の青さが最高に美しい。
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15時から約3時間の島歩きにスタート。とってもいいお天気に恵まれています。
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天命に目覚める「いしき浜」。
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カベール岬では「願いが叶う亀」を呼び寄せます。今回は三回もお会いできたので、これから楽しみだ。見れなくても大丈夫。亀さんはそこにいた人みんなの願いを叶えてくれるから。
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「人の子」から「神の子」へと生まれ変わる儀式。これから一年間、「神の子」として人のために生きなさい。
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カベール岬から戻るのですが、この時間、この感じ。青春以外の言葉が見当たりません。
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エネルギーを感じさせる。大日如来だ。
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ロマンスロードから久高島で一番美しい景観の一つ。ここでは「結婚」を願ってください。願い忘れた人はこの写真に向かって願ってもOK。もちろん行ってない人もOK。願いはしっかり通じます。
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「大里家(うぷらとぅ)」にて。ここでは数々の奇跡が起こっています。私のツアーからは、二年連続して結婚数年のアラフォーご懐妊が生まれました。ここは相変わらず、「産み」をもたらす場所なのだ。私は明日、しっかり御礼参りしたいと思います。託された分も含め。
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夕食に向かう道、パーっと夕日が前面に。「今年もよく来たね~」と祝福されたようで、涙が出そうになりました。これもまた青春以外の何ものでもない。
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いつもお世話になっております。夕食会場の「とくじん」です。久高御前、海ぶどう丼、いらぶ御膳からお選びいただきます。
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私はいつも定番の海ぶどう丼。久高島の特産でもあり、もちろん島のものなので新鮮そのもの。
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いらぶ海蛇。今年は意外と人気でした。滋養強壮に。これ食えばびんびん物語。
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そう言えば苗さんに初めてお会いしてから10年くらいたつのかなあ。当時とまったく姿が変わってないので、この方はお歳をとらないのかと思ったりしましたが、私と同じく、10年はたっている。だからもう80歳になろうとするのだ。

三時間、誰よりも足早に歩き、その間、いろんな話をしてくれる。初めて皆さんと久高島に来た時、私自身がもっともっと話を聞きたいと思い、夕食後にお話会をお願いしてから毎年、こうやってお話をいただいております。

毎回違う話でして、今日も本当に素晴らしいお話だった。苗さんは久高島に産まれ、久高の家計の由緒正しい「神人(かみんちゅう)・ノロ」ですが、久高島のノロは12年に一回のイザイホーと呼ばれる儀式によって生み出されていたのですが、1978年を最後に行われていません。2014年が最後のチャンスと言われていたのですが、ノロの条件を満たす若い女性が不在、そしてイザイホーを伝えるノロの死去によって、現実的に不可能となっていました。

では、久高島のノロはこれでいなくなるかと思われたのですが、イザイホー自体は実は600年の歴史しかなく、それ以前はいわゆる儀式ではなく、霊的インスピレーションによって選ばれるのが常であったようです。


苗さんはこの島で「久高」と「外間」の二家系のうち、久高の家系を継ぐ人だったのが、若い頃から霊的な力が認められながらも、島を出て結婚し、子どもを産み、ですが、30代で夫を亡くして、いくつもの事業をされていました。当然、島に戻るつもりもなかったのが、ある時、原因不明の病に苦しめられます。医者に行ってもわからない。沖縄なのでユタと呼ばれる霊能者を訪れるも、どのユタも苗さんを見た途端、カーテンを閉めて会おうとしない。


そんなある日、息絶え絶えである食堂に入った時、一人の女性のお客さんがジーッと苗さんを見つめ、一言。

「『すべてお受けします』と言いなさい」

よくわからないままに、「すべてお受けします」と言ったら、その日、家の玄関で身体から大きな塊が出てきます。それは何と子宮筋腫で、そこから体調は回復。いろいろあって今に至ります。かなり以前、63歳で亡くなると言われ、本人もそのように覚悟していたのですが、その歳から何年もたちました。その意味をたずねると、

「まだ、お役目、あるみたいね」

とのこと。そのお役目とは一言で「農業」と言っていいのでしょうが、その意図するところは実に深いものがあります。これから先、いろんなことが起こる。地球が生きている以上、避けられないことはある。だけど、どんな災難であっても、それを「小難」に変えることはでき、それがまさに「祈り」なのです。

久高島の人たちは自分のために祈るのは最後の最後。まずは全宇宙から祈り、地球、世界、日本、沖縄、久高、最後に家族と自分。天皇陛下の仕事が「祈り」であると同じように、久高の人たちも祈るために存在しています。

久高の人たちが一番嫌がるのが、自分たちの私利私欲のために神さまの力を利用しようとすること。かつて久高島を観光地にしようと県や業者が開発を進めようとしたとき、その計画中、ここでは書けないような災いが降り注ぎました。似たような話は新城島にもあり、新城島ではかつてヤマハが島の4割を買い占め、リゾート開発しようとしたのですが、何者かの力でことごとく阻止され、結局、すべて島に土地を戻すことになりました。


久高島の話に戻りますが、ちょっと笑い話のようですが、かつてスピの集団なのでしょうか、「ノロ学校」のようなものを開校しようとしていた人がいたらしく、久高島で最も重要な御嶽である「クボー御嶽」に勝手に入り、ご神木のための木を切ろうとしていたところ、苗さんが通りかかり、阻止されました。

その人たちがその後どうなったかはわかりませんが、もしも苗さんが通らなかったら、木を持ち帰ってしまい、とんでもないことになっていたでしょう。島のものは木の実以外は外に持ち出してはなりません。知らずに持ち去った人たちも、必ず何らかの災いがあり、島に戻しに来るとのこと。


スピの集団は時として神様を蔑ろにすることが多く、神社や聖域で変なワークや舞をする人たちもいて、それらは絶対にやってはいけないこと。もちろんその土地のしかるべき人の許可があれば話は別ですが、まず許可されることはありませんので、勝手にやってしまうなどもってのほか。

神様は優しいばりじゃなく、厳しさ、怖さもあります。それを自然界の怖さと言っていいかもしれません。なので、私自身もいろんな人をいろんな場所にお連れする場合、必ずその土地のしかるべき人にガイドをお願いして、そのルールに従うことにしています。当たり前のことですが、意外と守らない人が多い。私利私欲のために神様の名を語るなどももってのほかです。


神様の厳しさと、そして優しさ。そんなことを改めて感じた次第です。実は5月の新刊は「神様」に関する本となりました。「神様の名を語る」ことの是非を問いながら、その辺の葛藤が無きにしも非ずですが、今回の久高島でまずはご報告をさせていただきました。苗さんからは「商売繫盛ね!」と言われたのですが、それが意味するところは・・・?(笑)
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お話会の後は貸し切りの交流館でお酒を飲んだり語ったり、これまた実に楽しい時間が過ぎていきます。そろそろ時間だと部屋に戻るも、屋上に上がると星がきれいだ。せっかくなので外で寝よう。せっかくなので泡盛でも飲もう。
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実に楽しく、そして美しいひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

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by katamich | 2018-03-18 23:39 | ■沖縄 | Comments(0)