子育て支援 2004.9.16

せっかくのオマルもおもちゃにすぎません。

 トラックバックというのをやってみました。同僚3106の子煩悩ブログからです。去年、天から子どもを授かり、めでたく結婚されました。世に言うなんとかですが、幸せなステップを踏んでおり、長男は現在満一歳のようです。

 彼は私よりもずっと若いのですが、既にパパと仕事を両立させて頑張っています。私はまだ結婚しておりませんが、「結婚」が先になるか、「出産」が先になるか分かりません(←ちょっと恐ろしい発言!)。こればかりは自分で決めるわけには行きません。誰が決めるかというと、生まれてくる子どもが決めるのです。

 3106の場合も今の長男が生まれる前に3106と嫁さんを引き合わせ、「ぼく、ここから生まれよ~っと!」ってな勢いで世に現れたのです。ですので、私の場合も時期がくれば、誰かが「ここじゃ」と言って生まれてくることでしょうね。
 
 そんなスピリチュアルなことを言いながらも、この3日間というのはある町で「子育て支援」のための地域計画を策定するために、聞き取り調査をしてきたところです。子育てというのは、保育所をはじめ、学童保育、子育ての相談・情報提供、子どもの遊び場、教育など行政の支援がある部分では必要になってきます。昔のように大家族で、家の誰かが子どもの面倒を見るような時代ではないので、これは子育てをする若いお父さんお母さんにとって重要なことです。仕事では、そういった行政による子育て支援の計画を策定するために、関連する部署に3日かけて聞き取りを行ってきたのです。

 ま~、いろんな話が聞けてとても勉強になったと同時に、子育てって大変だな~と深く感じました。電話相談事業の内容なんかを聞いてみても、子育てノイローゼなんか日常のようで、さらに最近新聞紙上などをにぎわせている、児童虐待なんかも決して特殊なケースではないようです。

 また、多くの若い親たちはなんと言っても子育てによる経済的負担が大きいようで、それが少子化の一因となっている部分もあるようです。私なんかも、今ここに「お子」ができた場合、やっていけるかちょっと不安ではあります。もっとも3106をはじめ、みんなやっていることなので、できればできたで何とかなるのでしょう。ただし、さっきも言ったように「決める」のは生まれてくる「子ども」なので、「ここじゃ」と言われるまで待つしかないのも確かです。何らかの形で生まれてきた時には、とりあえずどんな形であれ喜ぶ以外にはないと思います。

 実は今日仕事で入った町は私の家から15分ほどの隣町です。というか、私の家はほとんど市境です。この町は合計特殊出生率1.8とかなり高く(全国平均は1.29)、それだけ子育てに適した環境にあるとも考えられます。私が今この町の子育て支援計画の担当をしているのは、実は将来への備えがあるのかもしれません。将来生まれてくる子どもが「ここじゃ」と言ってこの町を指名しているのかもしれません。そう考えると、仕事と言いながらも、「我が事」のつもりで取り組む必要があります。普通、私の仕事では、いい提案を行っても役所が「それは財政的もむり」なんて言われると、どうしても引き下がざるを得ないのですが、ごり押しで書き込んでやろうと考えちゃったりして。そして、自分が子育ての立場になったときに、「計画書に書いてある」と言って、無理やり予算をつけさせるのも手じゃないかと考えちゃったりして。

 そんなこと考えると、仕事のモチベーションもいっそう上がるというものです。頑張りましょう。

(写真はこんな赤ちゃんだったらどうしよう)

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by katamich | 2004-09-16 22:39 | ■まちづくり | Comments(0)